バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

再会はあるのか?

2012年06月27日 16時17分38秒 | バス運転士
今日はたまたま一昨日と同じ勤務になっていたので、私は「またココ(A駅)からスーツ男一人だけが乗ってくるのかなぁ…」と思いながら、B駅からやってくる“4分前発の同じ行き先のバス”を待っていた。


が、一昨日のスーツ男の姿は見当たらず、バス乗り場から少し離れた“例のポジション”には一人のお爺さんがいるだけだった。私は「まさか… スーツ男とお爺さんが、同じ仕事を交替でやっているのか!? いや、そんな仕事… 想像つかんわな」と独り言を呟いていた。


そこへ、一昨日と同じように先発のバスが来て、待っていた人たちを乗せて行って、とりあえずバス乗り場には誰もいなくなったのだが… やはり、お爺さんは自分のポジションから動いていなかった。私は「一昨日同様、バスを乗り場へ移動させると同時に動き出すのだろうなぁ…」と思っていた。


ところが、私がバスを動かしてもお爺さんに動きがなかったので、私は「おっ、ひょっとして… 今日は誰も乗らないかも… 終点で忘れ物チェックをしなくてもいいぞ~」と思ったその時… バス乗り場の横の階段を上がってくる人影に気が付いた。


私は「ま・さ・か…」と思ったが、案・の・定… それはスーツ男であった。しかも、今日はもう一人… おばさんまで乗ってきたのである。二人とも、とても気軽に声を掛けられるような感じではなく… 無言の仕事人たちであった。


おばさんが先に大きな交差点のバス停で降り、スーツ男は一昨日と同じバス停で降りて行った。私は終点で「忘れ物なんてないだろう」と思いながら通路を後方へ… すると、スーツ男が座っていた場所には“飴かガムの包装紙”が落ちていたのである。


あんにゃろ~! 再会するのは7月か8月か… その時は暖房を入れて灼熱地獄じゃ~ ん? 本当に彼のゴミかって? A駅に到着した時に落ちてなかったかって? う~む、そう言われると… 見落としていたかも… 次回はちゃんと“ゴミの指差し確認”をして…


しかし、また誰か他の人が乗ってきたら何も出来ないんだよなぁ… あぁ、何でもいいからピンポイント攻… 否、個別接客できればなぁ~! 携帯野郎や音漏れ野郎に対しても使えるんだけど… 例えば、ゴム製の蛇やコンニャクを落とすとか…(昔のお化け屋敷かよ!)


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