朱禪-brog

自己観照や心象風景、読書の感想
を書いてます。たまに映画も。

散髪について

2019-11-07 18:45:57 | 日記
本日はオフであった。

オフの日も特にすることは無い。
無いのは金だけにして欲しいが。

目覚めてから昨日あっ!と思っていたエアコンの掃除に取りかかる。
つい最近までフル稼働のエアコンさんである。

フィルタを乾かしている間に換気扇フィルタの交換、玄関、トイレの掃除に取りかかる。

それらが終了すると、んー頭切りにいかんとなと思った。
幸い徒歩2分で馴染みの散髪屋さんがありお世話になっている。

過去江戸に住んでいた時には、馴染みの美容室に通っていた。私より3歳年上の腕の良い方であった。
私がやんどころなき事情で江戸を去って、何年か過ぎ病魔に倒れ世を去られた。

江戸では散髪屋のことを床屋と言っていたと思う。
西国はさんぱつやである。
本来は理容室(院)だと思うが、誰も理容室とは言わない。

私の持論であるが、散髪屋は家族経営が一番である。オーナーがいて従業員がいる店はどうもオーナーの顔を伺うのが垣間見えるので、どうもこちらの
頭を楽に預けられないのだ。
それに家族間だと連携がよい。
所謂、あうんの呼吸である。

散髪屋もお客さん相手なので、接客業とも言えるが愛想話しは私の好みではない。
家族経営の店では最小限の言葉を交わすだけでもいいのが、私の好みに合ってる。

常連の散髪屋は、三代続いているお店で私は三代目の息子さんに頭を預けている。とても丁寧にやっていただけるので感謝している。

散髪屋の魅力は洗髪と顔剃りではなかろうか。

美容室では仰向けになり洗髪をするところが多いが、あの体勢は首の悪い私にとって非常に苦痛であった。

その点、散髪屋は座ったまま、あるいは前の洗髪台に前かがみであるので楽である。

座った状態でシャンプーの泡を落とさずに洗髪する技術も見事である。

洗髪の前に顔剃りがあるのだが、これは熟練を要する。刃を立てるとすぐ傷つけるので訓練では、風船を膨らましてシェービングクリームを塗って練習するのだそうだ。

息子さんの刃使いはとても繊細である。
一度お母さんに顔を預けたが、お母さんより繊細かつ丁寧である。
お母さんが下手ではないことを断っておきたい。

刃は一枚刃と二枚刃を使い分ける。
ほっぺたやデコ、眉の下、えりあし、首、耳は一枚刃。髭は二枚刃と使い分けるのだそう。

刃を立て過ぎず、ねかし過ぎず抜群の
手の送りで軽快に剃りあげてくれる。

私は顔になんの手間もかけないが、月一の顔剃りで充分顔エステとなっていると思っている。

女性の方ではご年配の方が顔剃りだけにやって来られる。
横目で見ていても非常にリラックスしてご自分の顔を預けられているのも
剃刀を扱う理容の醍醐味であろう。

顔剃りが終わり頭を洗ってもらったら
最後はドライヤーでの乾燥であるが
私はドライヤーが嫌いなので毎回丁重に断る。息子さんもドライヤーをしないことをご存知であるが、毎回尋ねてこられる。こういう謙虚さも嬉しい。

さて、散髪が終わればお決まりの風呂屋である。

背中に入ってチクチクする髪の毛を
落とし、休日の昼風呂を味わおう。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿