小さな紙袋に入ったキレイにラッピングされたチョコレートを持って、彼の背中を夢中で追いかけた。
心臓がドキドキする。
顔はポッポポッポしてしまう。
いた。あの人だ。
思い切って彼の背中に声をかけた。
「あの、すみません」
彼が、振り向いた。
勇気を出してチョコレートを差し出す。
…………。
「本当は、違う人に渡すべき物なんじゃないの?」
的なことを彼が口にする。
私はハッとする。
そうか、そうだったのか。そうだった。
「すみません、ごめんなさい、ありがとう」
そして私はチョコレートを大事に持ったまま、彼の元を離れた。
ややうつむきがちに。
お客さんの忘れ物を持って追いかけた話でした。すげーダッシュした。
そうだよな、今日まだ13日だから、チョコレートの忘れ物はきっと女の子だよな。
そんでニヤニヤしてきたのでうつむいた。
心臓がドキドキする。
顔はポッポポッポしてしまう。
いた。あの人だ。
思い切って彼の背中に声をかけた。
「あの、すみません」
彼が、振り向いた。
勇気を出してチョコレートを差し出す。
…………。
「本当は、違う人に渡すべき物なんじゃないの?」
的なことを彼が口にする。
私はハッとする。
そうか、そうだったのか。そうだった。
「すみません、ごめんなさい、ありがとう」
そして私はチョコレートを大事に持ったまま、彼の元を離れた。
ややうつむきがちに。
お客さんの忘れ物を持って追いかけた話でした。すげーダッシュした。
そうだよな、今日まだ13日だから、チョコレートの忘れ物はきっと女の子だよな。
そんでニヤニヤしてきたのでうつむいた。