それさえもやはりヲタクな日々・・・

まったり生温いヲタク生活を続ける今日この頃を、ゆるゆると書き連ねる

シェークスピアは天保十二年に何の夢を見たか?(または、江戸前シェイクスピアへの考察)

2005-10-03 21:26:37 | 舞台・コンサート
金曜日にたまちゃんと二人、花のお江戸に旅に出て、昨日、帰ってきました。
東京は疲れるずら。外に出るたびに・・・迷ったorz


・・・なんでこっちはこんなに蒸し暑いの!? 暑いの我家の近辺だけ?

朝夕は涼しいけど、真夏と同じTシャツ着て仕事に行ったもんね。
で、昼からは・・・・見事に暑かった。つい、冷房、強くしちゃいました。

噂ほど涼しくないし、日中は日差しが結構強かったけど、でも、東京は過ごしやすかったよ~。
あんまり過ごしやすいので、用があるとき以外はほとんどホテルから出ない、あららぎとたまちゃんが渋谷の、東急ハンズとブックファーストに2階も出かけちゃいました。

ちなみに、ブックファーストで買い込んだのは、ハガレンのパーフェクトガイドブックと麻城ゆうさんの新・特捜司法官S-A、津守時生さんの三千世界の鴉を殺し(11)。
ヲタクなラインナップで済みません。

たまちゃんはフルバの新刊をご購入。

二人揃って、地元で買えよ!

先日、福岡に玉三郎見に行ったときは、袋いっぱいコミックやらなんやら買い込んで・・・・ハイ、帰りは重たかったです。だから、地元で買えよ! 珍しい本でもないんだからさ~orz

あ、東急ハンズではたまちゃんのお絵かきグッズと、なんとガンプラをゲット!!(いや、これも珍しくないんだけれど・・・・)

あららぎの一番人気、ガンダムW(←古い?)のカトル君の乗るサンド・ロック!!!!! と、デュオのデスサイズ・ヘル。あららぎはプラモって作ったことないんだよね~。しか~も、ボタン一つまともにつけられない不器用者。ヲタク道を極めるのも、なかなか厳しいッス!

さてはて、本の感想とまだ見ぬサンド・ロック完成体についてはまた今度と言うことで

見てきました! 「天保十二年のシェイクスピア」
             ↑
        @表記はこれが正解でした・・・orz 
         前のブログの記載は、お詫びして訂正いたします。m( __ __ )m

で、天保十二年のシェイクスピア・・・

これが、面白いんだよ、まったく!!

流石は井上ひさし!(呼び捨てかい!) 
流石は蜷川幸雄・・・サン・・・(怖くて呼び捨てられない・・・小心者)

実は井上さんの作品って、あまり読んだ事のない不勉強ものなんですが、ノリはムカ~シ呼んだ吉里吉里人をもっと、卑猥で淫猥にして格調高くバカバカしくしたような・・・全然説明になってイナイ

シェークスピアの全ての作品をパロってると言うことなのですが、浅学非才の身には極々一部しかわからないので辛いところ(笑)

しかし、唐沢も藤原も篠原も知らないどころか、シェークスピアさえ知らないたまちゃんが面白かったらしいから、知識がなくても十分に楽しめます。不覚にも途中で何度も何度も笑っちゃったもんなあ。

井上さんの言葉遊びは気合も根性も入りまくりで、もォー、笑うっきゃない!! な感じで。
相変わらず、この人、天才なのに身を削って書いてんのかな~とか、生意気なことを思ったり。

目も耳もどちらかと言うと悪いので、時々科白や歌の歌詞を聞き取れなかったりするんですが、歌詞については舞台袖の電光掲示板に表示されていたのは、ありがたかったです。

ただ、見るのにちょっと横を見なくてはならなかったので、その間、舞台がお留守に・・・orz
痛し痒しだよなあ~(笑)

少なくとも、もう1度、いやいや、何度も見たくなる舞台だったのは確か!
面白い舞台って(映画も、アニメもそうだけど)、1度じゃ見逃しているところも、理解してないところもいっぱいあって、なんか、それってもったいないじゃん! て思わせてくれて、とても嬉しくなります。

ああ、あららぎがお金持ちのおじょー様だったら、きっと、もう1度、お江戸や難波に旅立ったのに!!

おじょー様じゃないことが、こんなに悔しいとは!!! わたくし、存じませんでした。


とにかく、機会がある方は、ぜひ、ご覧あそばしてくださいませ。
決して後悔はなさいませんことよ。



ということで、今、写真集が売れているらしい藤原竜也くん。

この人は、当然予想通りロミオでハムレットで、テレビで見るよりカッコ良くて、きれいなおにいちゃんでした!!
篠原涼子さんも可愛くて、伝法なところも決まってて、あららぎ好みに仕上がっておりました。
唐沢寿之サンは実はもっと、何か「やらかす」のかなあと思っていたら、抑え気味の演技。(えっ、違うの?そう思っているの私だけ)周りを囲む、堂々たるおじさんやおばさんたちに負けず、頑張っておられました。

立ってるだけで際立つ藤原くんや篠原ジュリエット(?)とちがって、暗い扮装の暗い役で(でも、可笑しかったけどさ)、彼は超弩級のおっさん、おばはんに真っ向から向かわなくてはならない立ち位置で。

おじさんもおばさんもスゲーんだってば!

思い出す場面、思い出す場面、ほとんどおじさん、おばさんの(えっ? これって差別用語? 失礼)・・・人生のハーベストシーズンを迎え、円熟のときにある紳士淑女の堂々たる演技。

おじさんやおばさんがかっこいいんだって、これが!!  (また、もどっちゃったよorz)

高橋恵子や夏木マリ(敬称略、このくらいの貫禄のお方に中途半端な敬称は似合わない。いや、なんとなく)が笑うと、鉄漿(おはぐろ)で闇となった口中が宇宙の深淵の虚ろの様で、圧巻。
(いや~、ちょっと・・・というか、かなりドリーム入ってるけど)

藤原くんの倍以上ありそうな、横広のおじさんたちも、妙に可笑しくてカッコよくて、ああ、も一度、見たいよねえ!



最後に出演者たちが中央2本の通路をだだだと駆け登り、そして、駆け戻ってくるところがあって藤原くんも篠原さんも唐沢サンもすぐそこを楽しそうに駆けていって・・・。唐沢サンは妙な飛び跳ね方をして駆け下りてきて「ああ、唐沢さん、そんなにお跳ねになっては、御御足(おみあし)を痛めてしまいますわ。もう、それほどお若くはないのに」と、心配してしまいました。

(藤原くんと比べるからそう思うのか・・・。それにおみ足って・・・御御御付け(おみおつけ)と一緒だったんだ、今頃気付いた。どうでもいいけどさ(笑))




すてきな舞台のチケットを苦労して手配してくれた友人に感謝!! 多謝!!!


シェークスピアもニナガワも、イノウエも忘れて、おじさん、おばさんやおにいちゃんおねえちゃんたちの、妙で素敵にカッコいいお芝居、とにかく、超おススメです。


シェークスピアサン、ニナガワサン、イノウエサン、ドウモ、アリガトウ、ゴッザイマ~ス!


注意&お詫び
 タイトルに意味はありませんorz タイトルと内容にたいした関連がないことをお詫び申し上げますm( __ __ )m
コメント
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