今朝の新聞のショッキングな記事です。
個人的には 事故 じゃないでしょ!って怒りさえ覚えます。
ちょこっと調べたところ
「首をまわすと免疫力があがる」とかいって
生後4ヶ月の赤ちゃんの首を回したり揉んだり…
結果、施術中に呼吸がとまり低酸素症となって小さな命を奪われたのだとか。
しかも 同じ団体の施術を受けて奪われた命は2度目だそうです。
でも このベビーマッサージをやってる団体(NPO法人)は
死因と施術の因果関係はない と言い切っているのだとか。
施術中に呼吸がとまって救急車を呼んでいるのに?
ありえない…
なんで1度目のときにもっと騒ぎにならなかったのでしょう?
なんで2人も犠牲にならなければならなかったのでしょう?
なんで そんな過去がある施術者に 赤ちゃんを託してしまったのでしょう?
ワタシ自身は 子育ての経験がないという理由もあって
いわいる十分成長した(大人)の方を対象とした施術しかやってませんが
ベビーマッサージを教えている友人のセラピストもいますし
ブームという表現は あまり好みませんが
ここ数年、ベビーマッサージの人気の高まりは感じてます。
赤ちゃんへの施術については きちんと勉強したことがないので
はっきりしたことはわからないけれど 印象としては
マッサージ って名前はついているけれど
お母さんとベビちゃんのスキンシップ
つまり お母さんが 赤ちゃんの肌にやさしく触れてあげるだけ
あるいは ハグしてあげたりするだけで ベビちゃんに
安心感を与えてあげられたら それでいいんじゃないの?って気がします。
おそらく友人を含めてベビマを教えているセラピストたちが
推奨しているのも そんな「スキンシップ」重視のセラピーだと思ってます。
お母さんとベビーちゃんの時間を大切にしましょう と。
一方 今回の記事のマッサージは
まだ骨格も成長過程の赤ちゃんに 揉んだり ひねったりって
それは一般的にどう考えてもおかしい。
しかも 首。
首まわりは 神経がたくさん通ってるし、太い大切な血管も通ってるし
大人でもデリケートなので アロマトリートメントの施術をするワタシも、
スポーツ整体の施術をするオットも 細心の注意を払う身体のパーツのひとつです。
それなのに 首がようやく座ったか座ってないかの赤ちゃんの首を
いじるなんて・・・いったい何がしたかったのか?
柔道整復師・あんま・鍼・灸以外の施術者は 民間資格です。
民間資格ということは
ぶっちゃけてしまうと資格があってもなくても同じなんです。
「コリほぐします」みたいな看板あげてるとこで
しょっしゅうスタッフ募集してるなぁと思って よくよく見ると
研修期間1週間 とか書いてあってびっくりしたりしますよね?
「肩コリをほぐしてもらいにいったのに 次の日から腕があがらなくなった」とか
よく聞く話です。
(ワタシにも経験ありです。腕が上がるまでしばらく別の整骨院に通うはめになりました)
たくさんの流儀というか 団体があり
正直なところ レベルもさまざまです。
極端に言えば 数時間で資格取得なんてとこもあるそうです。
資格があるからといって 正しい知識を得ているか(得ようと努力をし続けているか)
それもまた 個人レベルでさまざまです。
そんな民間資格のいちセラピストであるワタシがいうのもなんですが・・・
大人であれ、ベビちゃんであれ
大切な身体とココロをまかせるセラピスト・施術者を
しっかり選んでほしい。 選ぶ目を持ってほしいと思います。
見極めるのは難しいとは思います。
思いますが 少なくとも
途中で おかしい と思ったら すぐに言える相手であること
クライアント(お客様)の声のひとつひとつを きちんと
聞いてくれる施術者を選んでほしいのです。
この人はワタシには合わない と思えば
他を探せばよい・・・と ワタシはそう思います。
信用してない相手に施術されても
心地よくもないしリラックスできませんもんねー。
セラピスト・施術者を信じて癒しを求められるクライアントさまたちのためにも
本当に良心的に クライアントさまたちの身体やこころとむきあっている
たくさんのセラピスト・施術者のためにも
この事件については しっかり精査してほしいと思います。
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