フィンランド女性首相がNATO加盟を急いでいる。
これに対し、ロシアは核をちらつかせ強い警告を発している。
フィンランドは第二次大戦でソ連に侵略されかけた歴史がある。
何とか自力で撃退し、戦後は米ソ対立に中立を保ち続けてきた。
一方、バルト三国(エストニア・ラトビア・リトアニア)はソ連に併合
そして、スターリンの共産主義独の下、塗炭の苦しみを味わった。
そのせいか、ソ連崩壊後この三国は一早くNATOに加盟している。
プーチンの独裁権力が強まる前の機敏で的確な判断だったと思う。
併合を免れたフィンランドが今難しい選択を迫られている。
中立による平和の夢はロシアのウクライナ侵略で破られた感アリ。
無論、ロシアを信じて従来の中立政策を堅持する選択もあろう。
平和ボケの日本のマスコミなら、恐らく中立を推奨するだろう。
日本人の多くはソ連による統治の恐ろしさを知らない。
未だに共産主義への憧れを捨てきれない日本人もいるだろう。
鳥越俊太郎「中国は攻めてなんか来ませんよ」
これがマスコミや左翼の本質である。無責任の一語に尽きる。
同盟に入る事による安全 vs 中立平和主義による安全 選択の問題
同盟相手にもよるが、安全確率は前者が圧倒的に高いと思う。
平和主義を掲げた中立は、気高く見える。が、ただそれだけの事
ベルギーやスウェーデンの中立はヒトラーに簡単に蹂躙された。
先祖から受け継いだ国を子孫に残す。我々の責任は重い。
