まず産経新聞と読売新聞の社説は最高裁判所の夫婦同姓は合憲という判断は妥当という社説である。
戸籍制度や家族制度は日本の伝統に根ざすものであるという理由からである。
本当にそうだろうか戸籍制度など明治以後のものではないか、大体一般庶民が名字を名乗ることを許されたのは明治以降である。たかだか200年そこそこのものである。
それまでは名字などなかったわけである。
日本というのは2000年程度の歴史を持っている国であるそのうちのたかだか200年のことを伝統文化といっていいのか?
しかも戸籍制度といういうものは明治国家が国民を管理する目的で作ったものである、伝統文化と関係ないではないか?
ようするに伝統文化を都合のいいように解釈しているだけである。
私はこういう考え方は保守主義とあいいれないとおもっている。
都合のいい時に都合のいい歴史をもち出して判断をするご都合主義というやつだ。
家族制度のとらえ方もまるで時代錯誤である。
いまサザエさん一家のような家族を家族としての典型例に挙げるのはまさに時代遅れというものである。
読売新聞や産経新聞はまさに化石時代の恐竜のようなものである。
馬鹿丸出しである。
だいだい選択制夫婦別姓に反対している奴は選択制というのを全く理解していない。
選択制夫婦別姓になると家族の一体感が生まれないといっている奴は憲法改正したら戦争になるといっている連中とナンセンス度は同一である。