Best of George Worst (仮)

レッズサポーターで亜弥マニア。うだつの上がらぬ中年男の特に面白味のない日常を適当に晒す。のか?

熊本に移動。

2006-08-31 23:21:17 | Weblog
今朝のJALで大分から戻ってきました。
出社は明日からで、この午後のまとまった時間に遠征中に溜まっている録画素材の整理とか、ここへの書き込みをしようかと思っていたのですが、思い切り眠りこけてしまいました。
という事で、今日までの遠征の話が完結するのはいつかって感じですが、適当に更新していきます。


話は、8月28日月曜日。
三宮駅前の空港行きシャトルバス乗り場。
既に並んでいたすべての客を乗せて今にも出発というバス。本当はその次のバスに乗る予定でホテルを出たのだけど間に合いそう。
午前6時少し過ぎと早朝にも関わらず、乗り場から見える金券屋が営業している。
係員にも見える中でその金券屋で少し安い回数券を買って、走って乗り込む。椅子に着く前にドアが閉まり出発。

予定していたバスに乗っても余裕があるはずだったので、更に余裕で伊丹空港へ。
内臓の調子を考えて、食物繊維補給のために野菜ジュースを買って飲む。
展望フロアが開く時間になったので、上って少し時間つぶし。
まだ「SAMURAI BLUE」なんてペイントの飛行機が止まっている。

SAMURAI BLUE

やれやれ。

保安検査を受けて搭乗口へ。伊丹からは過去、当然の事ながら羽田行きしか乗った事がなかったのだが、今回載るのは熊本行き。JALではなくJEX(JALエクスプレス)運行の飛行機の搭乗口は24番。すごく端っこまで歩いて、ようやく到着。
出発予定の10分前、7:30に搭乗する。
JEX2383便。
B737-400という小さめの機材。普通にエコノミーだったのだが、クラスJ用の広いシートが据え付けられた前の方の席を予約できた。やはりフットスペースも広くてよい。

熊本県にはレッズがJ2にいた2000年。大分アウェイでの2試合目の時に地元の方に黒川温泉に連れて行ってもらった事があるが、それだけ。
今回の夏休みにあたって、土曜の大阪と水曜の大分の中継地をどこにしようかと考えていた。和歌山ラーメンからスタートする旅でもあり、ご当地ラーメンの有名ブランドのひとつである熊本ラーメンを食いに行こうかと思ったのだ。伊丹からいい時間の飛行機もあったし。

着陸体勢に入り、シートベルト着用の表示が出たあたりで外を見たら阿蘇山が見えた。すこし雲もかかっている。一旦、左眼下に空港を見下ろしながら市街地の方に抜けて、旋回して着陸するのだが、その途中で立派なスタジアムが見える。ロッソ熊本のホームスタジアムなのかもしれない。

空港からはバスに乗って市街地に向かう。熊本駅前行きのバス。

熊本駅前行き空港リムジンバス

地方では良くあるのだが、JRの駅がそのまま街の中心ではない。熊本もその典型例。普通の観光客なら、通町筋などの街の中心でバスを降りるのがいいのだろうが、俺は駅の方に用があるので、そのまま終点の駅前まで乗る。

熊本駅に到着。

熊本駅

まずは、駅構内にある観光案内所で熊本市交通局の電車とバスの一日乗車券を購入する。市内の区間限定の500円のものと、市内すべてをカバーする700円のものがあるが、普通の観光なら市電のエリアはすべてカバーしている500円ので十分だと思う。
電車なら少なくとも4回乗れば元を取れるのだが、観光施設の割引券もついており、対象の観光施設を使うなら3回しか乗らなくても元が取れる計算は可能。

券はスクラッチカードのようになっていて、使用する年月日をコインで削って使う。

熊本市交通局の一日乗車券

折りたたんでカードの大きさだといいのだが少し大きめ。俺は定期入れに挟んで尻のポケットに入れていたのだが、大きすぎて定期入れからはみだした部分が汗で濡れてボロボロになってしまいました...。

そして、熊本の最初の目的地であるラーメン屋に向かう。

阪神 vs 読売 at 甲子園球場。

2006-08-30 13:18:15 | Weblog
今は、大分県別府市竹瓦温泉で湯上りの休憩中です。
外は土砂降りで出て行くのも勇気がいります。
ここの話は、いつ書くのでしょうね。

まだ8月27日。日曜日の話です。

ブリッジワールドが終わり、甲子園へ移動する。
携帯で路線チェックをしたら、JR舞子駅でJRに乗り、元町で乗り換えるルートがトップに来た。でも2番目に出た、値段は高い上にすこし到着も遅いが、JRの裏側にある山陽電車の舞子公園駅からの列車を選ぶ。こっちだと、乗り換え無しで阪神甲子園駅に行ける。

舞子公園駅ではガラガラで余裕で座れた列車は、三宮では大変な混雑に。そのほとんどが、甲子園で降りる。

甲子園駅を降りて、目の前の高速道路をくぐれば甲子園球場
でも、高速はくぐらず、先ずは右手に見えるダイエーへ。
ここの3階で、この日まで臨時出店していたハロープロジェクトオフィシャルショップ、通称・ハロショを覗く。

ハロショ、甲子園臨時店

ショップの前に開設されているトレーディングスペースに少しヲタの気配があるが、ショップとして使われている広いホール内は、他に客はない。奥が有料のプッチミュージアムになっていて、その中で流されているらしいVTRの音声は聞こえるが、客がいるのかどうかは謎。

つか、大阪にもハロショはあるのに、こんな場所に臨時出店するのはなぜなんだろう。時期を考えたら、高校野球を観に来る、地方の高校生狙いなのか。って、ヲタはともかく、高校生は生写真とか買いたいってニーズあるのかね。
ヲタの俺は、臨時出店店舗限定というが、何の変哲もない松浦亜弥の生写真セット2種を買う。

そして球場へ。
球場名物のカレーを買って、スタンドに向かう。

甲子園球場 甲子園球場名物、ビーフカレー

発売初日にチケットぴあで買ったチケットは一塁側指定席、イエローシート。ちょうど、ネット裏を覆う銀傘の一塁側の端の下みたいな場所。
位置的にはまあまあなのだが、椅子が全然ダメ。この列が段差の中途半端な場所に設営されたらしく、跳ね上げ式の椅子を下ろすと、前の席との間にスペースが全くないのだ。俺の脚は体型同様に細いほうだと思うが、それでもこの隙間に入れるのはムリ。幸いにも俺は通路側だったので、通路に脚を投げ出して観ていたが、隣の席のおにいちゃんは、椅子の端が丸みを帯びている関係で出来たスペースに、無理矢理脚を挟んでいる感じだった。

カードは、阪神 vs 読売
高校野球が終わって甲子園に戻ってきたタイガースの三連戦の三戦目。前2試合を落としていて、下手をすると同一カード三連敗。いわゆる三タコ。しかも、前夜は0-10と完敗。読売戦前の広島戦でも三タコを喫しており、チームを囲むムードは最悪である。

タイガースの先発投手は杉本。
立ち上がりは不安定。
初回、2死2塁から四球を連発して満塁。二岡をショートゴロに打ち取って切り抜ける。
2回は、先頭の矢野に死球を与え、制球の定まらない様子だったが、次の加藤を6-4-3の併殺に打ち取って以降は安心して見ていられるようになる。

読売の先発は姜建銘。姜の球は走っている様子。タイガースの打者がいい角度で打ち返しても、すべてがつまり気味で伸びない。

タイガースが1死1,3塁の好機を逸した直後の6回にゲームは動く。
1死から高橋由伸が一塁線を破る2塁打で出塁。続くイ・スンヨプ(李承)への投球でワンバウンドのボールを捕手・矢野が後逸して(記録はワイルドピッチ)高橋由伸は3塁に進塁。
イ・スンヨプはフルカウントからのボールをセンターに打ち上げる。それほど深いフライではなく、赤星の投じたホームへの返球もタイミング的には十分にアウトにできるものだったが、少し3塁側に逸れて高橋由伸は生還。犠飛が成立し1点を先制された。

タイガースはすぐに追いつく。
6回裏。先頭の赤星がヒットで出塁。続く関本がバントで送り、シーツが初球をセンター前に弾き返し、効率良く同点に追いつく。

7回表。2死まではあっさりとり、スタンドではジェット風船を膨らまし始める。しかし、姜建銘がヒット。スタンドからは「風船膨らましてからが長いぞ」とか「(風船の口を押さえる)手が痛いぞ」なんて野次が飛ぶ。続く代打・清水を打ち取って無事に同点のまま風船打ち上げ。

ジェット風船

7回裏、タイガースは2死2塁のチャンスを作り、姜建銘をマウンドから降ろす。続く代打・町田は見所なく凡退し得点はならず。

投手・杉山に出された代打。ここでタイガースのマウンドには藤川球児が上がる。
右肩の違和感を訴えていて、公式には「寝違え」の痛みを理由に登録抹消。8月9日以来、28日ぶりの登板となる。

最初の打者・鈴木の時は様子見だったのか。あまり球が走っている様子もなくボール先行。サードゴロに打ち取りはするが、絶好調にはまだまだかとも思わせる。

しかし。
続く高橋由伸への投球で球質が明らかに変わる。スピード表示に目をやると152kmとか151kmを連発。イ・スンヨプと二者連続三振で三者凡退。

8回表。読売の投手は林に代わっている。
先頭・赤星は打ち取られたものの、関本が右足首あたりに死球を受けて出塁。シーツがレフトに2塁打を放ち、1死2,3塁。投手は久保に交代。1点勝負なので金本は敬遠の四球で満塁。
続く濱中の放った打球はセンターへ。読売のセンター・鈴木は地面から掬い上げるようにボールをキャッチする。少し間があってセーフのジェスチャーをしたのは一塁の塁審。三塁走者、関本はホームに間に合ったが、スタートに迷った二塁走者、シーツは三塁でフォースアウト。濱中の記録はセンターゴロになってしまったが、逆転した。
状況は2死1,2塁になったが、続く鳥谷がセンター前に弾き返し3-1。2点をリードして、藤川を最終回のマウンドに送る。

二岡には出会い頭のようにライトスタンドに運ばれたが、あとはすべての打者を空振りの三振にしとめて試合終了。

試合終了

ヒーローインタビューでは感極まった様子も見せた藤川だったが、最後は記者が用意したものなのか、一緒にお立ち台に乗った先発の杉山と、タオル地の"青いハンカチ"で汗を拭いて笑いを誘う。

気持ちよく、六甲颪を歌って球場を後にする。


さて、体調のこと。
甲子園で試合開始前にカレーを食べたら胃の活動が止まってしまったようで、試合中はずっとムカムカしていた。
球場を出る時にトイレでえずいて、出るものは無いがやっとすっきり。
こんな状態ではものを食うのも不安だったが、状況的には食べないと体にも良くないだろうと、三宮に戻ったら「ひめ」に行く。
酒はもらわずウーロン茶を飲み、焼きそばだけ焼いてもらって食事にする。

明石海峡大橋ブリッジワールド。

2006-08-29 00:22:22 | Weblog
8月26日土曜の夜から。

長居のゲームが終わって、俺は三宮へ。
例によっての神戸泊。チェックインをして、シャワーで汗を流したら23時を過ぎているが「ひめ」へ行ってお好み焼きを食べる。

翌朝。8月27日日曜。部屋でのんびりと「和歌山観光」のエントリーを書いてアップ。
部屋を出て遅い朝食へ。これも俺の神戸の朝の定番。「ブランジェリー コム・シノワ」でパンを買い、店頭のテーブルで食べる。

コムシノワのパン

JR三ノ宮駅から電車に乗る。急病人が出たとかで遅れているJR西日本。ある意味危険な列車に乗って向かった先は舞子駅。
駅を出ると目の前に明石海峡大橋が聳えている。

舞子駅より

橋と高い所が好きな俺が楽しみにしていたイベントが控えているのだが、まだそのイベントの集合には時間があるので、ここに来れば普通に楽しめる、舞子海上プロムナードで時間をつぶす。300円。
なんて言ってるが、この舞子海上プロムナードもかなり楽しい。
吊橋のワイヤーの負荷を地上に繋ぐアンカレイジと呼ばれる建造物内のエレベータで橋の車道の真下、47mまで上るとそこが海に突き出した展望台になっている。
中に海上47mの丸木橋と称した通路がある。

海上47mの丸木橋

名前の通り、床に丸木があるのだが、周りは強化ガラスで遥か下でうねる水面が丸見え。ガラスの上に立つと空中に立っているような感じで、安全なのは判っていても、やはり少し怖い。
景色のいいカウンターに座って休んでいたら、メインのイベントの時間になったので集合場所に向かう。

集合場所はアンカレイジの脇にある「橋の科学館」。
参加するイベントは「明石海峡大橋ブリッジワールド」。

事前申し込みで参加費用として2100円がかかるが、それで、明石海峡大橋のワイヤーを支える、主塔の頂上に登れてしまうという、橋好きにはたまらないイベントである。
こんなものがある事を、前回の神戸のエントリーを書いている時に、明石海峡大橋のリンクを探している時に知り、速攻で申し込んだのである。

受付で参加費用を払うと科学館の2階の会議室のような場所に案内される。そこで注意事項等の説明と、明石海峡大橋建設のビデオを鑑賞。
続いて、橋の科学館の展示物を解説付きで見る。
トイレ休憩を挟んで、いよいよ橋へ。

入るのは舞子海上プロムナードと同じ。プロムナードの展望エリアを繋ぐ通路の途中の一般は入れないドアから、橋の管理用に作られた通路に下りる。
この通路、風の影響をあまり受けないようにするために格子状。つまり、ここも遥か下に海面が透けて見えるのである。
2004年、Vodafone CupのManchester。雷雨で中止になるゲームの前にOld Trafordに近いImperial War Museumに行ったのだが、そこの屋上の展望台の床面もこんなだった。
視線を足元に落とし、格子の部分にピントを合わせていれば問題がないが、下の水面にピントを合わせてしまうとなんだか変な感じである。

明石海峡大橋、管理用通路 明石海峡大橋、管理用通路

こんなところを約1km歩いて、主塔に到着。狭い通路の奥にあるエレベータに乗る。

このエレベータ、階数表示でいうと98階まである。まっすぐ垂直に上下するビルのエレベータと違い、斜めに作られた橋の主塔のエレベータは1系統のワイヤーではすべてをコントロールできず、52階で一旦停止し、ワイヤーの切り替えが行われるそうだ。シンドラー社にはムリな技術だろう。

で上った。海面から289mの主塔の上。高い柵があるので、怖くない。
天気も良くいい眺め。

明石海峡大橋主塔より、舞子方面 明石海峡大橋主塔より、淡路方面

すごく気持ちが良かった。

J League Div.1 第20節 C大阪 v 浦和。

2006-08-28 17:42:06 | 浦和レッズ
8月26日土曜日の話。

JR長居駅からスタジアムへ。
既に開場時間から30分近く経っており、いつもの長居同様、余裕の入場かと思ったら、レッズサポーターが異常に長い行列を作っている。
仕切りが悪いとかじゃなく、そんだけ人が来てるってことなんだろう。やれやれ。

列が短くなるのを待つのも、待つ分には一緒なので素直に列の最後尾について入場する。

C大阪 v 浦和今はコアな部分がスタンドの中段に位置しているが、2シーズン位前まで屋根の反響を利用するために陣取っていた最上段部分にはCurvaの各チームがフラッグを拡げている。
その前がスカスカだったので、そこに。
体調のこともあるが、基本的には人混みって大嫌いなので、周りがヌルかろうとそんな場所は好きだったりする。
元々空気は読めない奴なので、どんなどこでも俺なりにはヤル。
つか、真下に位置した太鼓は結構近かったので、"やる気"のある連中がズレたコールを張り上げている中途半端な場所よりも、はるかにやりやすかった。

浦和レッズのスタメン。
山岸範宏、堀之内聖、田中マルクス闘莉王、坪井慶介、平川忠亮、鈴木啓太、長谷部誠、三都主アレサンドロ、小野伸二、永井雄一郎、田中達也。
出場停止のワシントンに代わって、永井が登場。長居で永井に爆発して欲しいところ。
主審が長田なのも、ただでは済まない事を予感させる。

立ち上がりはレッズが攻める。
大久保が危険なタックルを見せてイエロー。
「大久保クソったれ!」コール。
数年前は試合前からキレさせる為にやったコール(そして奴は、本当にキレていなくなった)だが、こんなプレーではクソったれ扱いは当然。

得点は16分。左サイドのアレックスの左からのクロス。グラウンダーのボールにニアの達也は合わせられなかったが、外にいた堀之内が押し込んだ。って、セットプレーだったっけ?なんで堀之内がそんなところに...。

その後の攻めるが追加点は奪えず。

後半。
セレッソは森島に代えて名波を投入。森島の動きの良し悪しなど見てなかったが、いくら名波が入ろうと、森島がいなくなるのは助かるかもなんて思う。

最初に警告のあたプレーの後にもカードをもらってもいいようなタックルがあった大久保だが、なんだか訳の判らないプレーでレッドカード。
「大久保ワッハッハ」コール。

追加点は68分。
コーナーキックから始まったプレー。
こぼれ球のクロスに達也が頭で合わせるが、クロスバー。しかし、跳ね返ったボールを永井が押し込む。

大久保がいなくてもセレッソに粗いプレーが目立つ。腰とかの痛みはあっても、無理矢理出場という伸二だったのだが、削られて担架。ダメらしく内舘秀樹と交代する。

そんなセレッソにプレーにびびっているのでもないだろうが、ここからのレッズがヘロヘロ。数的優位はあるはずなのに、全然ボールを持っていられない。
パスミスやらでボールを奪われては押し込まれてシュート。山岸の好セーブに救われる事数回。

しかし86分に、藤本康太の放ったロングシュートが綺麗に決まって失点。1点差に。

こんな状況でも、あまり変わらず相手の攻めに堪えるだけ。
数的不利にも関わらず攻める相手から上手くボールを奪ったタイミングで永井がフリー。
GKと完全に1対1になるが、放ったループシュートはバーの上...。

ようやく耐え切れたといった感じで終了の笛を聴く。
勝利。だけど、最後の戦いっぷりに素直に喜べない感じが。選手の疲労もピークなのか。にしても...というかだからこそ、最後はボールの保持時間を長くしてゲームをコントロールする必要があるだろうに。

和歌山観光。

2006-08-27 10:19:33 | Weblog
昨日。8月26日土曜日。

阪和線の紀州路快速で和歌山へ。乗り換え時間がほとんどないのに階段を経由しないといけないホームの紀勢線、御坊行きに乗り換える。紀三井寺駅下車。

紀三井寺こと、金剛宝寺護国院の参拝に向かう。
紀三井寺の名称は、正面の楼門をくぐって上る231段の長い石段の途中に清浄水、楊柳水、吉祥水という三つの井戸があるところから名付けられているというが、あまり下調べをしてなかった俺は、駅から向かう途中に見えた入り口らしい場所から入ってしまう。入山料50円。
そこは身障者のための車が入ることもできる裏門みたいな場所で、紀三井寺を参拝した人が先ず最初に話のタネにするであろう石段を通らずに境内に入ってしまう。

西国霊場三十三ヶ所の第二番札所。



本堂ではお遍路さん装束も販売しているらしく、その紹介のためのマネキンが怖い...。



重要文化財の多宝塔や、足場の悪い急な坂をのぼった場所にある弁財天堂などもひととおり観て、帰りはふうふう言いながら登ってくる団体さんとすれ違いに、ちゃんと石段を降りる。



石段下の楼門前の参道には、ちゃんと土産物屋なんかも並んでいた。

のんびりと駅に戻ると、10時台には一本しかない和歌山行きが来るタイミング。和歌山駅に戻る。

レッズサポ仲間で、夜行バスで大阪入りしたshigeさんも向かっているようなので駅で待ち、到着したところで一緒に和歌山に来た目的の場所に行く。

井出商店本店。



横浜ラーメン博物館での臨時出店で大ブレークし、和歌山ラーメンのブームを呼び込んだ店。リクエストにより、最近も出店をしているが、最初の出店の時には何回ラ博に足を運んだことか...。

店は駅からまっすぐ出て、最初の大きな通りを左に曲がり、次にぶつかる大きな通りとの交差点の角という判り易い場所。そんなに長くないが行列が出来ているので、遠目からでもすぐに判る。
グルメサイト系では開店時間が正午と紹介されていて、それに合わせて正午少し前に店に着いたのだが、営業時間を変更し、今は11:30の開店になっている。なので、既に店はフル稼働。調理場の換気扇から周囲にあの独特な豚骨臭を撒き散らしている。
外で10分少し待って涼しい店内に案内。席が空くまで、もう少し待たされる。
店は狭い。真ん中に少し大きなテーブルと、5人程度が座れるカウンターとテーブルがいくつか。
中華そば500円を頼む。チャーシューが多い特製や大盛り(麺2玉)は100円増し。安いと思うが、本来、ラーメンの値段設定ってこれが普通だ。
机上は、早すし(鯖の押し寿司)、巻すし(かんぴょうと玉子焼きの太巻き)、めはり寿司、各150円が積んであり、同様に置いてあるゆで玉子50円同様に食べたければ勝手に取って食べる。
好物の早すしを食べる。
以前は池尻にあって、今は三宿に移転している「まっち棒」でも夏場以外は置いてあるものだが、「まっち棒」は家の近所にある店しかいかなくなり、そこには早すしは置いてないので久しぶり。それこそ、ラ博で再出店後の井出商店に行った時に食べて以来か。つか、「まっち棒」で出す早すしって、賞味期限欄が切り取ってあったのだが、ありゃ良くないだろう...。
体調が良ければ2本いきたい、美味い早すしだが、1本で我慢して中華そばを待つ。

待望の中華そばがやってくる。



正直、本店だから特別美味かったかというとそんな事はない。ラ博などでは日により出来にムラがあったりしたのだが、その点で、まったく非のないちゃんとした出来のものが供された印象。となれば、元々好物なので文句無く美味しくいただける。
ただ、体調を考えて、無念ながらスープは少し残すことにしてしまいました...。

食後。
東京はこの日からかなり涼しくなったようだが、ピーカンの和歌山市内は暑い暑い。風はあり、直射日光さえなければそんなにひどくはないのだが、あまり背の高い建物が少ないせいか、日陰が少ない感じなのだ。
そんな中だけど、歩いて観光。

まずは和歌山県立近代美術館へ。
310円を払って入場。
どうも、常設展示というのはないようで、コレクション展と称して、所有している作品をローテーションで展示している様子。
地元、和歌山に縁の作者の作品がやはり多い。
大正から昭和初期の人で、30歳の若さにしてパリで亡くなった、佐伯祐三という画家のコレクションは見所あり。ただ、最初に展示されていた自画像を見て、本当にこの人は、こんなイケたルックスの人だったのかどうかという疑問も...。
デヴィッド・ホックニーやジョン・ケージの作品などもあり、かなり面白い美術館でした。


美術館を出て、向かいに見える和歌山城に行く。



紀州徳川家の居城。
小高い丘の上に天守閣がたっており、辿り着くまでがまず一苦労。天守閣には350円を払って入城する。



天守閣からの風景。炎天下で霞んでいるが、紀ノ川が美しい。

城から駅にはタクシーで戻る。
駅前のマクドナルドで冷たいもの飲み、紀州路快速で和歌山を離れる。
長居に向かう。

病欠。そして、リハビリちっくな日々。

2006-08-26 08:31:31 | Weblog
書き出しに体調悪いって書くのはいつもなのだが...。

4年前に手術をして、腸の一部を切除している体なのだが、先週の水曜からその腸に違和感を感じはじめて、ついには手術した箇所まで痛み出した。

医者に行ってレントゲンを撮り、あまりシリアスな診断はされず、薬はもらったのだが、その後も改善はせず。

19日土曜日は鹿狩りの日で、シャワーに入りいつものように着替えはしたのだが、腸も、以前から痛みのある箇所の症状も全然改善せずに出発を断念。
記憶にない病欠をした。

少なくともここ7シーズンは経験の無かったテレビの前で迎えるキックオフ。自然と涙が出てくる。
丁度、お腹の具合は、全然働いてないなっていうのが明らかに体感できた、4年前の手術直後の感じ。
当時は早く治すには適度に運動もと言われて、入院していた病院の長い廊下を手術後の痛みをこらえ、点滴のキャスターを引き摺りながら何度も歩いて往復していた。その時のモチベーションって、開幕にはゴール裏に立ってやるぞって想いだった事を思い出す。

翌日、20日の松浦亜弥も出る「リボンの騎士」もチケットがあったが行かず。真ん中のブロックの席で楽しみにしていたのだが残念。

月曜からは出社。皮肉な事に、医者にもらった薬ではなく、市販の整腸剤を飲んだら、少しだけだが改善した。

22日火曜日は、退社後にSHIBUYA-AXで「若若男女サマーツアー06」と題されたLIVEへ。Base Ball Bear、シュノーケル、チャットモンチーと、若い3バンドが出演。
もちろん、1バンドずつが、交代に演奏なのだが、アンコールでは全員がステージに登場。で、始めた曲が"今夜はブギーバック"という...。なんだか、この夏、大ブームだな。

23日水曜は埼玉スタジアムの新潟戦へ。ゴール裏の、いつもより上段に立ったが、一応、人並みには闘う。
鹿島戦は行かなかったので、俺にとっては久々に生で観るワシントンがハットトリック。最高。

今でも、特に内臓はあまり機能していない感じなのだが、誤魔化しながら普通には生活している。
職場ではかなりのトラブルが発生してしまっているのだが、俺は無理矢理、予定通りに今日から夏休みに入る。
浦和レッズのアウェイ2連戦にリンクしての西方旅行。
旨いものを食うのも目標に立てた旅程だが、この体調では美味しくいただけるのかどうか...。無事に予定を完遂できるのかも心配だったりします。

今は、JR関西空港駅からまもなく出る列車の中。
これからBerryz工房の公演がある大阪厚生年金会館...ではなく和歌山に向かう。
夜のゲーム前に、和歌山を観光してきます。

「リボンの騎士 ザ・ミュージカル」 at 新宿コマ劇場。

2006-08-14 18:15:20 | 松浦亜弥
新宿コマ劇場。
8/13、日曜日。

新宿コマ劇場へ行く。「リボンの騎士 ザ・ミュージカル」。

8月1日からモーニング娘。と美勇伝の出演で始まっている舞台だが、この日から9公演で松浦亜弥が特別出演。なので、昼夕2公演を立て続けに観る。

松浦亜弥も「草原の人」とか「リアルオーディション」なんていうのに主演しているように、これまでもハロープロジェクトの企画として、自称"ミュージカル"は行われてきたのだが、今回のは"宝塚歌劇団"がバックアップ。
宝塚歌劇団なんて、レッズ戦とチケット発売が重なるとウゼェなって認識ぐらいで、俺は全く知らない世界なのだけど、脚本・演出の木村信司とか、作曲家の甲斐正人とかは、ビッグネームらしい。

更にこの公演に付加された"意味"を探ると、「リボンの騎士」の原作者である故手塚治虫の執筆活動60周年とか。しかも「リボンの騎士」というのは、宝塚市に住んでいて宝塚歌劇団が好きだった手塚治虫が、宝塚歌劇団にインスパイアされて描かれたものだとされているらしく、その原作を宝塚歌劇団が舞台化するという事にも意味が生じる。

今まではヲタ相手のお遊戯(俺が前に実際に見た「リアルオーディション」がお遊戯だったと言っている訳ではないです)でも許されていたものが、手塚治虫とか宝塚歌劇団とかへの想いを持った人への期待にも応えなければいけない事になる。

そんな背景を相手に忙しい女の子達が、どんな舞台を見せるのやら。そんなことに多少の興味は持ちつつも、正直に俺のスタンスを言えば、生の松浦亜弥が観たいだけのタダのヲタ。特に楽しみにしてたとか期待しているとかもなし。
つまり冷やかし半分で会場に入る。と言っても、どうせダメなんじゃないのとかいう見下した先入観も、正直に今回はなかったです。

コマ劇場。歌舞伎町の真ん中で、当然この周りには何回も来てる場所だが、中に入るのは...記憶を辿れば「百恵ちゃんまつり」以来だと思う。コマ劇場のサイトの公演記録を見ると、"ミュージカル「蜘蛛の里」"という演目がある1977年8月の「第5回 百恵ちゃんまつり」の筈だ。29年前っすよ...。

そんな昔では記憶の欠片無し。中に入っても懐かしいとか思うような事もなく。ヲタ向けのグッズではなく、モーニング娘とか焼印の押された瓦煎餅を売ろうとしている物販のおばちゃんに異世界を感じつつ席へ。


と前フリは長いが、本編の感想はシンプルに。

面白かったです。

脚本。限られた時間の中でのキャラクターの心境の変化の唐突さとか、所々に感じられるメッセージ性の安っぽさなど、突っ込もうとすれば突っ込みどころは満載なのだけど、そんなのは、可愛い女の子を観るのが目的の俺にとってはどうでもいいしね。
最後に手塚治虫へのオマージュもテーマだった事も思い出させられるのだが、ちょっと違和感があった。

フランツ王子という重要な役で出演した松浦亜弥。
終わった後に会ったヲ友達は、途中で間違えないか心配だったとか"親心"いっぱいでドキドキしながら観ていたそうだけど、堂々として安心して観ていられました。

でもやっぱり緊張していたらしく、昼公演の後の挨拶では
「正直、ほっとしてます。」
夕公演後の挨拶では
「今、初めて本当に笑いました。」
と、無事に公演を終えた安堵感を表現していた。
でも彼女の歌詞飛ばしとかって、基本的に油断が原因だと思います。
なので慣れてくるこれからの方が心配かも...。

歌も素晴らしかった。
ただ、舞台用か、今までとはやはり声の出し方が違うと思った。ちょっと心配なのは、舞台用の特殊な歌い方が、普通のコンサートとかの歌に、変な風に影響しないといいなという事。


本格的な演出家をつけた事によりモーニング娘。が如何に化けるかというのも見所だったのかもしれないが、それぞれの個性そのまんまの絶妙な配役で、それぞれを"らしく"、上手にこなしており、その点での驚きはなかった。つか、原作のキャラとかは知らないのだけど...。

ヘケティこと、魔女ヘケート役の藤本美貴は、出番こそ少ないが存在感は圧巻。

本職・宝塚歌劇団の箙かおると、マルシア(って、本職は何?)が要所を締めていたが、その2人との絡みが多い主演の高橋愛もまったく違和感なく対等に演じている。

美勇伝の石川梨華と三好絵梨香は、特別出演者によって違う配役を演じる事になる、浦和レッズで言えば内舘秀樹的なユーティリティプレイヤーで、本公演では一番負荷がかかっている筈なのだが、彼女達も含めて、出演者の演技と歌はみな素晴らしく、変な思い入れ抜きで、十分に客として楽しませてもらいました。

ヲタ的な振る舞い(たとえば、普通に演じている場面で、出演者に小さく手を振る輩とか...)をする観客さえいなければいいのにとは思う。

手塚治虫が好きで来るという人はあまりいないと思うが、箙かおるさん目当てで来た宝塚歌劇団を普段観ている人にはどうなのだろう。ま、俺にしたら、本格的な宝塚歌劇団の舞台の方が圧倒的に観ていて恥ずかしいと感じるのだろうけど。
この辺はセンスの問題なので仕方ないでしょう。

円形の舞台に対して、昼公演は右寄り、夕公演は左寄りの端に近い位置で見たのだが、真ん中で見たいと思った。
で、もう一公演、ファンクラブで取っていたチケットを確認したら、真ん中のブロックだった。ラッキー。

終了後は誕生日公演の日以来で会ったヲ仲間4人で少し呑む。
松浦亜弥出演の初日にしたら何だか少ないなと思ったら、みんな別のヲタ用で中野に行ってるんですって。


家でTVを観ていたら猫の着ぐるみが踊るCMが...。
これも宝塚歌劇団がバックアップしてるんだね。とすると、宝塚歌劇団って、ブランドとしてはどうなの?

J League Div.1 第17節 浦和 v F*C*東京。

2006-08-14 13:12:22 | 浦和レッズ
8/12、土曜日。

最初の発声は、小野伸二のチャント。
ワールドカップ以降、精彩を欠く彼に火を点ける事が出来るか。

v ガス。レッズのスタメンは山岸範宏、堀之内聖、田中マルクス闘莉王、坪井慶介、平川忠亮、鈴木啓太、長谷部誠、三都主アレサンドロ、小野伸二、永井雄一郎、田中達也。

珍しく山田暢久をサブに回し、下がり目に位置するかと思われた永井もFWの位置。田中達也を前線で孤立させがちだったここ数試合からの修正の意図か。この布陣であれば、小野伸二もシンプルにプレーが出来そうな気がする。
バイエルン戦で怪我をしたらしい都築に代わり、GKのサブには加藤順大が入っている。

ガスは新加入のワシントン(偽)が1TOP。
試合開始直後、後ろ向きでパスを受けようとする、ワシントン(偽)に、トゥーリオがカードをもらっても文句が言えないような猛烈なタックル。この後も、トゥーリオの闘いっぷりは見事。

先制は開始5分。
右サイドの平川が上げたクロスが、達也の頭を経由して左に位置していた小野伸二へ。左腿の付け根でうまくトラップした小野伸二がそのままシュート。ボールはゴール右のネットを揺らす。
平川の足を離れて次にボールが地面に接したのはゴールの中。

早くに得点した油断かどうかは判らない。この後、制度の悪いパスや、狭い場所で簡単にインターセプトされたりを繰り返すようになり、ボールが落ち着かなくなる。
ディフェンスが頑張って、致命的なピンチになる事はないのだが...。

後半。
例のごとく、後ろからの汚いタックルを繰り返していたガスに制裁が下される。
2枚目のイエローで伊野波雅彦が退場。といっても伊野波については、平川にスピードで負けるのをカバーするためのしょぼいファウルで2枚。

直後のFK。左サイドで受けたアレックスが、そのままスルスルと中央にドリブルで入って右足。決めて2-0になる。

後は数的優位を持って余裕のゲーム。
71分には交代で入った暢久からのクロスを達也がゴール前に落とし、アレックスが無理矢理に頭で叩きつけてゴール。
88分には達也がキーパーのニアを破って左隅に決めてゴール。

4-0でガスを元からシャットアウト。

結果、完勝だったが、早い時間に得点してから数的優位を得るまでに時間に課題がかなりあったように思う。
で、この試合ではまだ活躍できた代表組が、休みなく酷使されている状況でメンバーをどうするか。

来週は、鹿狩り。

最近買ったCD。

2006-08-12 03:22:28 | Weblog
しばらく書いていなかったので、最近買ったCDをいくつか紹介。

相変わらず体調も芳しくなく、仕事も忙しい上に、HMV渋谷がセールで乱雑に積まれた商品が気に障り...っていうのは、精神状態が影響していて、セール品を漁れるような余裕があれば楽しいのだろうけど。
あんまり購買意欲もなく、特にこれといったものは買ってません。


真心ブラザーズ "紺色"

アルバム"FINE"収録曲のシングルカット。
日本ではあんまりないアルバムの後にシングルカットなんて事をするのは、タイアップ曲だから。大陸の国と仲睦まじい車会社さんのCM曲です。
でアルバムも買ったくせに、これまで買うのはC/Wに名曲"ENDLESS SUMMER NUDE"の冨田ラボによるREMIXが収録されているから。
こんな時期にテレビとかで夏の定番みたいに紹介される歌とか、そんなのを専門に歌っているようなバンドって好きじゃないのが多いのだが、真心ブラザーズの夏の歌は好き。去年も"Dear,Summer Friend"はヘビーローテーションだった。


THE COLLECTORS "The Rock'n Roll Culture School"

マージービートの貴公子も、デヴュー20周年なんだそうだ。その記念アルバム、邦題"ロック教室"は、あえて他人に曲を作ってもらおうという企画。奥田民生、真島昌利、曽我部恵一BEAT CRUSADERS等、個性的な布陣だが、敢てコレクターズ風の曲作りを楽しんだ様子か。


ELLEGARDEN "Salamander"

NANO-MUGEN FES.で生も観たし、矢野顕子が新しい友達と言って積極的にカヴァーしているELLEGARDEN。新しいSingleが出てたので買ってみた。
で、聴いてみたのだけど、今まで試聴しても買わなかったように、第一印象は良くない。ギターの音とかはいいのだけど、ヴォーカルの声の質が好みじゃないかも。特にタイトル曲でファルセットになる瞬間があって、これがこの曲のアクセントなんだろうが、俺にはちょっとダメ。まぁ、悪くないなという評価で変化なしという事で。


スチャダラパー "DISCO SYSTEM"

電気グルーヴとのユニット活動を経て、SDPが新しいSingleをリリース。そんな影響か、妙にテクノなトラック。SPDにこんなのを期待してる人っているのかな。面白いんだけど、それまで。


V.A. "男はソレを我慢できない ~O.S.T~"

SDPの"今夜はブギー・バック"のカヴァーがテーマ曲の映画のサントラ。公開前イベントも楽しかったし、当然の購入。俺には映画をいつ観にいくかというのが問題で。竹中直人とワタナベイビーによる、その"今夜はブギー・バック"は聴いてみたけど、ちゃんと聴くのは映画を観てからという事で。


KREVA "Have a nice day!"

KICK THE CAN CREWは聴いていなかったのだが、KREVAの2nd Album "愛・自分博"は買ってしまった。、"スタート"という曲が結構いいなと思っていたのと、CDのパッケージのアートワークが良かったので。でも、やっぱりあんまり聴いていないというのが現状。なので新しいSingleが出ても特に気にも留めなかったのだが、ちょっと手に取って見たらC/Wに"今夜はブギー・バック"の文字が...。
でこれも買って、"今夜はブギー・バック"を聴いてみた。
驚いた事に...。小沢健二の歌の部分だけをカヴァー。
KREVAってラッパーじゃなかったのか?
ま、そんなことは気にせず、かなり気に入って繰り返し聴いてます。あ、タイトルトラックはまだ聴いてないや。


あとは、くるりのベストとか、SMAPの新しいアルバムとか...。くるりは聴いているけど、SMAPは聴いてないです。
そんな、くるりとかSMAPのCDをカゴに入れてる時にHEADZのOと遭遇。
HEADZといえば、HMVにTORTOISEの新しいのが並んでたのだけど、値段が判らなかったので怖くて買えませんでした...。
今、HEADZのサイトみたら、ボリュームの割りに安いのが判明。今度、買って帰ります。

矢野顕子リサイタル 2006 at 第一生命ホール

2006-08-06 21:33:56 | Weblog
晴海トリトン日曜(7/30)の森山良子とのコンサートに引き続き、木曜(8/3)には矢野顕子のソロのライブに行く。
会場は晴海トリトンスクエアにある第一生命ホール

クラシックに特化したホールでのピアノソロでのライブ。という事でコンセプトとしては、ロンドン旅行から帰って来た翌日に見た、ミューザ川崎シンフォニーホールでの公演と同じシリーズか。

オフィス棟から吐き出され帰宅する人の波に逆らって、勝どき駅から晴海ソリトンへ。
広いロビーからエスカレータを上って会場に入る。

楕円形のホール。かなりこじんまりとした会場である。チケットが取れるなら、このくらいの規模がちょうどいい。

セットリストは以下の通り。

01. CHILDREN IN THE SUMMER
02. ひとりぼっちはやめた
03. 横顔
04. 自転車でおいで
05. グッドモーニング
06. Prayer
07. 架空の星座 (with 井上陽水)
08. 荒城の月 (with 井上陽水)
09. 海へ来なさい (with 井上陽水)
10. Rose Garden
11. I Hate It
12. 右手
13. ごはんができたよ
~ アンコール ~
14. ウナ・セラ・ディ東京 (with 井上陽水)
15. 恋のバカンス (with 井上陽水)
16. ひとつだけ


03は大貫妙子の、05はくるりのカヴァー。

ゲストに井上陽水が登場。
チケット発売時には何のインフォメーションもなく、チケットにも何の記載も無かったゲスト情報だが、俺はこの朝に職場で会場へのアクセス確認の為に第一生命ホールのWebサイトを見て、公演情報の中でゲスト・井上陽水の記載を見つけて知った。

07はアルバム"はじめてのやのあきこ"で共作、共演している曲。
演奏後のMCでは、国際電話でコンセプトを話して、出来たら送ってとか言ってから2時間位で、陽水からの詞がFAXで届けられたというエピソード。そんなあっという間に出来たんだ...。

この時に2人が出会った頃のエピソードの紹介で陽水がギターを弾きながら"Good, Good-Bye"のサビの部分も披露。

陽水が「この歌をアッコちゃんのピアノで歌えたら思い残すことは無い」と言ってから始めたのが、08。
陽水の独特の声に重なる矢野顕子のコーラスが絶妙。

曲が終わって陽水。「アッコちゃん、いいお客さん持ってるね。拍手が素晴らしい」。
この発言を受けて、最近の若い人達の拍手の話とか。

09の為に陽水がギターを持つ。
矢野さんが「そのギターいいな。どの位使っているの?」
陽水「20年30年とか使ってるともう、何でこのギターがここにあるのか判らない。」

そして、たくさんの曲を作ってきた結果、
「タイトルみても"え?これ僕の曲なの?"。聴いても自分のだって判らないのがある。」
すっとぼけた発言連発で場内は大爆笑。

11,12はELLEGARDENのカヴァー。
前にも話していたとおり俺は聴いていないELLEGARDENなんだが、"右手"みたいな曲がある事は発見。既に聴かないのが不自然な位にいろんなキッカケが出来てしまったな...。

そして13でまたも泣かされそうになって本編終了。

アンコールには再び陽水も登場。
披露した、13,14はザ・ピーナッツのカヴァー。故・宮川泰作品。
"ウナ・セラ・ディ東京"は日曜に森山良子 with 矢野顕子のヴァージョンで聴いたばかりでもあり、興味深かった。

陽水が去って、ラストは"ひとつだけ"。
サビの部分に入る時、
「今日は忌野清志郎さんの分も歌います。」
"はじめてのやのあきこ"で清志郎と共演していたのがこの曲だった。

忌野清志郎が元気に歌ってくれる日が来る事を信じています。


ぽっぽっ屋 晴海トリトン店終演後、トリトンスクエアの3階にあるラーメン屋「ぽっぽっ屋」に向かう。

堀切二郎系で日本橋に本店がある店の支店。
二郎系の店がこんな洒落たビルにあっていいのかと思うが、それを目標に探さなければ見つからないような奥の方にひっそりとあって、場違いな感じはまったくなかった。

ラーメン700円と味付玉子100円の食券を買って、店奥の窓際のカウンター。
お姉さんに渡すとお好みはとか聞かれる。
二郎系なので野菜、カラさ(味の濃さ)、脂、ニンニクの選択かと思ったが、カウンター前に張られたカードだと、いきなり麺の太さとかも選べるらしい。あと、麺の硬さとかも。
麺は太い方で、ニンニク入れて、あとは普通でと注文。

カウンター前の窓の外は暗いのだが、運河もあって見えれば景色もよさそう。

ぽっぽっ屋、ラーメン出てきたラーメン。丼は小さめだが如何にも二郎な見かけ。
キクラゲなんかが乗ってる。
好みを選ぶカードにはタマネギの量も選ぶようになっていて、デフォでタマネギも入っているのかと思っていたのだが、見当たらず。タマネギ入りのラーメンは好きなので、少し残念。多めとか少なめで選ぶように書いてあったが、言わないと入れてもくれないのか。
ってキクラゲにタマネギだとイレブンフーズの影響もあり?

麺は太い方を頼んだが、二郎としては普通の太さ。
茹で方は普通で頼んだが、歯応えがかなりあって好み。

だけど、味がどうにも薄い。最初は野菜の周りだけかと思ったが、スープ単独でも薄かった。普段は薄味の方が好みの俺だが、脂っこくてニンニクをのせた二郎系で味が薄いのは、バランス的にダメだと思った。

次に行く機会があるなら、味は濃い目にしてもらおう。


検索かけたら、細野晴臣氏がゲストだった翌日の公演を見に行って、ぽっぽっ屋にも行ってる方のブログを見つけました。
→chikuwa_buさんの「えんじゃけん
ぽっぽっ屋の窓の外の写真もあります...って事は、始まる前に行ったのでしょう。
翌日のセットリストも掲載されてる。"相合傘"は聴きたかったな。