2週間前の話が続きます。
1/19、大阪厚生年金会館での公演終了後は三宮で宿泊。久しぶりに「お好み・鉄板焼き ひめ」。
で翌日、1/20はJR三ノ宮駅で新横浜(横浜市内)まで、8720円の乗車券を購入して先ずは在来線。9:21発、東海道・山陽本線の新快速、野洲行に乗車する。
10:13に京都着。途中下車で改札を出る。
向かったのは
新福菜館。昨年、
京都音楽博覧会で来た時以来。
例によって、中華そば(並)600円とヤキメシ500円。
満腹になって観光。といっても予習はなし。
案内所に行ったら「
第42回 京の冬の旅」というブックレットがあったのでそれを参考に。非公開文化財の特別公開があるというのでそいつを目指す。
地下鉄に乗って今出川駅で下車。
相国寺に向かう。
法堂と開山堂が特別公開らしい。
拝観料600円を払って、先ずは法堂へ。
豊臣秀頼が慶長10年(1605)に再建した法堂は、現存する法堂では我が国最古のもの。重要文化財。
本来、本尊の釈迦如来像が祀られている須弥檀だが、
九州国立博物館で開催中の「
京都五山 禅の文化展」に貸し出されていて、代わりに開山の祖、夢窓疎石の像が飾ってある。
天井には狩野光信筆の「蟠龍図(ばんりゅうず)」。堂内のどこに居ても龍に睨み付けられる八方睨みの龍。手を叩くと反響する「鳴き龍」との事なので、ポイントに行って手を叩いたが、響いては聴こえなかった...。
続いて開山堂へ。
龍淵水の庭は、禅寺ならではの枯山水が手前にあるが、ここの特徴はその向こうに築山と水路を引いた庭が並存している事。
円山応挙が描いた小犬の杉戸絵もさりげなくある。何の説明文もなく、ガイドさんの案内がなければ見逃すようにひっそりと。まんまるの子犬たちが可愛らしい。
続いて向かったのは瑞春院。相国寺の付帯設備なのだが、ここは改めて拝観料600円が必要。
水上勉が直木賞を取った作品、「雁の寺」の舞台がここなのだそうだ。その縁の雁の絵の襖絵などを観る。
庭には水琴窟があるのだが、ここの水琴窟の音は特に評価が高いらしく、ここの水琴窟のCDが海外で売られているらしい。
今出川駅から地下鉄に乗り、京都駅を越えて九条駅へ。
ここから歩こうかとも思ったが、駅の案内板を見たらバスがすぐ来そうだったので、市バスに乗る。
東寺南門前で下車したら、天気は本格的な雨降り。
南大門から東寺の境内に入る。
新幹線の窓から見える東寺の五重塔は如何にも京都な風景で、脇の道も何回も通った事があるのだが、東寺の境内に入るのはこれが初めて。
境内を歩いていると遠くから汽笛が聴こえる。
梅小路蒸気機関車館のSLの汽笛だ。
拝観料800円を払う。ここでの特別公開は五重塔の内部。初層、つまり1階の部分だけだが中に入って観る事ができる。
太い柱、心柱の周りに配された仏像。仏の姿ではないが、真ん中の心柱を大日如来に見立てての配置なのだそうだ。色あせてはいても、往時の装飾の素晴らしさは判る。
しかし、こんな霊的な場所でも、騒がしいおばちゃんの団体ってなんなのだろうな。
あと、これは特別公開というのではないと思うが、金堂の本尊薬師三尊像と、講堂の立体曼荼羅を観る。
続いて、灌頂院という建物に向かう。ここでも改めて600円。
「空海が創建の際に最初に構想した建築物のひとつで、密教教義上、重要な道場」なのだそう。建物に入ると大きな曼荼羅が掲げられている。
とても神妙な雰囲気の建物なのだが、ここのガイドを受け持っているのが学生ボランティアらしい。説明がまったくなっていない。覚えられないなら、メモの棒読みの方がよっぽどましだよ。聞くに堪えないので、まったく関係なく見学する。
「京の冬の旅」キャンペーンの特典で、3箇所を巡るごとに休憩所でサービスが受けられる。ちゃんと、行く場所ごとにスタンプをもらっていた俺は、東寺境内の洛南会館にある喫茶やすらぎでコーヒーをいただく。
雨も小止みになったので京都駅に歩いて向かう。八条口へ。
乗車券はあるので特急券。といっても買ったのは名古屋まで。
15:09発、のぞみ26号に乗る。N700系。
短い区間なので指定席は買わなかったのだが、自由席に余裕で座れた。
名古屋には15:45着。
N700系に乗るのは4度目くらいだが、明るい時間に乗るのは初めてだった。なので、ちゃんと写真に収めたのもこれが初めて。
名古屋で降りて、先ず向かったのは
JRセントラルタワーズの13階レストラン街。ここも何回目か判らない、
山本屋総本家のタワーズ店。
親子煮込うどん 1449円。
腹八分目と思っていたのだが、やっぱり御飯も追加注文してしまい最後は雑炊みたいにして食べつくした。