Best of George Worst (仮)

レッズサポーターで亜弥マニア。うだつの上がらぬ中年男の特に面白味のない日常を適当に晒す。のか?

森山良子 WITH 矢野顕子 at NHKホール

2006-08-06 17:19:29 | Weblog
甲府戦の翌日、7/30。

この日はコンサートへ。
森山良子。デビュー40周年記念公演のひとつ。NHKホールへ。

お前は森山良子まで聴くのかとお思いの人もいるでしょうが、この日は親孝行半分で、森山良子が好きだという母親を連れてのコンサート。どうして親孝行が"半分"なのかというと、この日はゲストが矢野顕子で、俺としては矢野顕子と森山良子の共演が見たいというのがあったわけです。

母親に森山良子を見せるのは4回目。
最初は、98年の長野五輪の開会式。
2回目は、森山良子が毎年司会を勤める2004年のAct Against Aidsのコンサート。この時もゲストに矢野顕子が出るので、ついでに母親の分のチケットも。
あと、昨年。ぴあか何かのプレゼントでオーチャードホールでのソロ公演のチケットが当選。でも、俺はその日に、Sonic Youthのチケットを買っていたので、その日は母親だけに行かせて、俺は円山町の坂を上ってO-EASTでSonic Youthを見たのでした。


席はかなり前方のど真ん中。良い席でした。

舞台にセッティングされたカーテンが左右に開くと既に森山良子とバックバンドがスタンバイ。1曲目。


01.この広い野原いっぱい

「みなさんもご一緒に。」とか言ってフォークコンサートにありがちに、歌詞をつぶやいてから歌うみたいな感じ。

02.女心は…

これも観客に手拍子のレスポンスを求める曲。歌うのと違って手拍子なら観客も参加しやすい。

03.涙そうそう

続いて、今年出したアルバムから4曲。
新しいアルバムは韓国のドラマ主題歌のカヴァー集。

04.最初から今まで (ドラマ「冬のソナタ」より)
05.My Memory (ドラマ「冬のソナタ」より)
06.懐夫歌 (ドラマ「宮廷女官 チャングムの誓い」より )
07.雪の華 (ドラマ「ごめんね、愛してる」より)

「雪の華」はオリジナルは中島美嘉ですが、韓国ドラマの主題歌にもなっているそうです。
って、半島に興味のない俺が知らないだけで、有名な話なのかもしれないですが...

続いては昨年のツアーのアンケートで良かった曲の上位に来たというもの。

08.30年を2時間半で…

30年前の彼氏にデパ地下で出会った50歳半ば過ぎの女性の心情を、ほとんど寸劇で表現しています。ぶっちゃけ冷静に見たら「見てるほうも恥ずかし」くなるような構成なのですが、表現力豊かに堂々と演じる様に、感情移入こそすれ恥ずかしさなんか微塵も感じることなく。


ここで、矢野顕子が登場。バンドは退き、演奏は矢野さんのピアノだけに。
まずは、91年に森山良子の為に矢野顕子が提供した曲。

09.愛はたくさん (森山良子 with 矢野顕子)

続いて、森山良子のオリジナル曲を2人で。

10.誰にも言えないけど (森山良子 with 矢野顕子)

この曲で2人でどの部分を歌うかと話あった時、「私のあこがれ 胸に抱かれて 口づけにまどろむ」という部分を矢野顕子が断ったというエピソードを。
矢野さん曰く「だって恥ずかしいじゃない。"口づけにまどろむ"だよ。」
そこで森山さんが「私は恥ずかしくない。そう思ったから自分で書いた。」と言っていたのが、それぞれに"らしく"て面白かった。


11.ウナ・セラ・ディ・東京 (森山良子 with 矢野顕子)

故・宮川泰の名曲。ザ・ピーナッツのカバー。
しっとりした女声コーラスが素晴らしかったです。


ここで、森山良子も退き、矢野顕子のソロコーナー

12.PREST (矢野顕子)

曲が終わって「初めて矢野顕子と言う物体を見た人」と観客席に問いかけ、拍手の大きさに少し動揺した様子。
客席からの「アッコちゃん頑張って」の声に「頑張ってるんだよ!」と答えて、笑い声があがる。

13.中央線 (矢野顕子)

14.ごはんができたよ (矢野顕子)

歌い始めに「オオッ」ってドヨメキが。やっぱり少なからず矢野顕子目当ての客もいるのが判る。

俺、最近この曲を聴くと泣きそうになる。

義なる者の上にも 不義なる者の上にも
静かに夜は来る みんなの上に来る

いい人の上にも 悪い人の上にも
静かに夜は来る みんなの上に来る



15.すばらしい日々 (矢野顕子)

ここでこれが来るかと少し驚く。
ユニコーンのカヴァー。これも名曲。

すばらしい日々だ 力溢れ すべてを捨てて 僕は生きてる
君は僕を忘れるから その頃にはすぐに君に会いに行ける

懐かしい歌も 笑い顔も すべてを捨てて 僕は生きてる
それでも君を 思い出せば そんな時は何もせず 眠る眠る

夜も朝も 歌いながら時々は ぼんやり考える
君は僕を忘れるから そうすればもうすぐに君に会いに行ける



16.Nobuko (矢野顕子)

曲のモデルとなった方の事を簡単に紹介してからの演奏。


17.ひとつだけ (矢野顕子)

と、代表曲でソロのコーナー終了。
たった6曲だが、矢野顕子"だけ"を目当てに来た客にも満足できる内容だったと思う。

森山良子が戻り、再び2人で。


まずは唱歌のメドレー

18.四季組曲(朧月夜~夏の思い出~ちいさい秋みつけた~ペチカ~雪の降る町を) (森山良子 with 矢野顕子)

これは、NHKで放送していた「音楽夢くらぶ」という番組で2人がゲスト出演した時に披露していた曲。2006年3月2日の放送。なので、曲名の「四季組曲」というのは、当時の番組HPの曲目紹介で付いていたタイトルを引用。
もちろん矢野顕子のピアノなので全く同じにはならないのだが、構成は同じだなと思って聴いていたら、冬のところでいきなり「ペチカ」が。これは、NHKの時にはありませんでした。
その後にNHKでもやっていた「雪の降る...」に繋がったので冬の歌だけ2つになってしまってるんですが、そんな細かい事はいいか。
あと「ちいさい秋...」の歌いだしであいがちな間違いを2人揃ってしていたのですが、それはご愛嬌で。

続いて、この日の共演の為に作ったという新曲。まだタイトルはなし。

19.(No Title) (森山良子 with 矢野顕子)

作り立てで、譜面もリハーサルの時に書いたらしく、譜面をちゃんと見ながら演奏し歌うために2人ともメガネを取り出して掛ける。
矢野さんのは近視用。森山さんのは遠近両用だそうです。

ここで矢野顕子が退く。バンドが戻り、「森山良子のコンサート」に戻る。


20.When the Saints Go Marching in

森山良子がスキャットでビッグバンドの各楽器のソロフレーズを表現。
まさに"名人芸"。圧倒的な凄さ。

最後は息子の曲と一昨年にリリースした新しめの代表曲で本編終了。

21.さくら

22.あなたが好きで


アンコール
ピアノがセットされて、矢野顕子も一緒に登場。

23.さとうきび畑 (ピアノ、矢野顕子)

矢野顕子はピアノ演奏に徹し、歌は森山良子だけ。
期待はしていたけど、想像してた以上に素晴らしい"さとうきび畑"が聴けた。


24.Beautiful Dreamer (森山良子 with 矢野顕子)

最後はフォスター作曲のスタンダードナンバーでしっとりと終了する。


この2人の共演は凄いなって改めて感じる。
お互いの個性的だが澄んだ声が、それぞれを打ち消す事なく、絡まって溶け合って、とんでもない音に昇華していく。
前述のNHKの番組でも、いつかやろうというユニット名まで決めているという話をしていたが、期待して待ってます。


そして、昨日(8/5)、神奈川県民ホールにも森山良子のコンサートを母親を連れて見に行く。7/30のNHKホールと同時に発売された公演で、実はこっちにも矢野顕子がゲストだろうと思って最初に買ってしまっていたのだ。なのでNHKホールのは追加購入。
昨日は"せっかく"なので見に行った訳だが、十分に楽しめました。
最初は変わらないかと思っていたら、いきなりアコギ一本で「さとうきび畑」。席でふんぞり返っていた俺は、姿勢を正したのでした。

J League Div.1 第16節 甲府 v 浦和。

2006-08-06 14:33:11 | 浦和レッズ
v 甲府先週。7/29。
無いチケットをshigeさんになんとかしてもらって、甲府に行った。
6年ぶりの小瀬スポーツ公園。

アウェイ側ゴール裏入場門のスタッフの運営のいい加減さに苛立ち、噛み合わないフィールド上のチームに苛立ち...。

アレックスの同点ゴール後の攻撃に見所はあったけど、それまで。

中途半端な遠征距離に、だらだらとやりきれなさを引き摺りながら帰路へ。


今週はお休みで、来週までにチーム立て直せって思ってたんだけど、代表に大量に引き抜かれてしまった。
この暑さの中、連戦が続く選手が多くなるのは心配。
普段は控えの選手には、ここでやってもらわないと困るからね。


あと。バイエルン戦は行きませんでした。