Best of George Worst (仮)

レッズサポーターで亜弥マニア。うだつの上がらぬ中年男の特に面白味のない日常を適当に晒す。のか?

和歌山観光。

2006-08-27 10:19:33 | Weblog
昨日。8月26日土曜日。

阪和線の紀州路快速で和歌山へ。乗り換え時間がほとんどないのに階段を経由しないといけないホームの紀勢線、御坊行きに乗り換える。紀三井寺駅下車。

紀三井寺こと、金剛宝寺護国院の参拝に向かう。
紀三井寺の名称は、正面の楼門をくぐって上る231段の長い石段の途中に清浄水、楊柳水、吉祥水という三つの井戸があるところから名付けられているというが、あまり下調べをしてなかった俺は、駅から向かう途中に見えた入り口らしい場所から入ってしまう。入山料50円。
そこは身障者のための車が入ることもできる裏門みたいな場所で、紀三井寺を参拝した人が先ず最初に話のタネにするであろう石段を通らずに境内に入ってしまう。

西国霊場三十三ヶ所の第二番札所。



本堂ではお遍路さん装束も販売しているらしく、その紹介のためのマネキンが怖い...。



重要文化財の多宝塔や、足場の悪い急な坂をのぼった場所にある弁財天堂などもひととおり観て、帰りはふうふう言いながら登ってくる団体さんとすれ違いに、ちゃんと石段を降りる。



石段下の楼門前の参道には、ちゃんと土産物屋なんかも並んでいた。

のんびりと駅に戻ると、10時台には一本しかない和歌山行きが来るタイミング。和歌山駅に戻る。

レッズサポ仲間で、夜行バスで大阪入りしたshigeさんも向かっているようなので駅で待ち、到着したところで一緒に和歌山に来た目的の場所に行く。

井出商店本店。



横浜ラーメン博物館での臨時出店で大ブレークし、和歌山ラーメンのブームを呼び込んだ店。リクエストにより、最近も出店をしているが、最初の出店の時には何回ラ博に足を運んだことか...。

店は駅からまっすぐ出て、最初の大きな通りを左に曲がり、次にぶつかる大きな通りとの交差点の角という判り易い場所。そんなに長くないが行列が出来ているので、遠目からでもすぐに判る。
グルメサイト系では開店時間が正午と紹介されていて、それに合わせて正午少し前に店に着いたのだが、営業時間を変更し、今は11:30の開店になっている。なので、既に店はフル稼働。調理場の換気扇から周囲にあの独特な豚骨臭を撒き散らしている。
外で10分少し待って涼しい店内に案内。席が空くまで、もう少し待たされる。
店は狭い。真ん中に少し大きなテーブルと、5人程度が座れるカウンターとテーブルがいくつか。
中華そば500円を頼む。チャーシューが多い特製や大盛り(麺2玉)は100円増し。安いと思うが、本来、ラーメンの値段設定ってこれが普通だ。
机上は、早すし(鯖の押し寿司)、巻すし(かんぴょうと玉子焼きの太巻き)、めはり寿司、各150円が積んであり、同様に置いてあるゆで玉子50円同様に食べたければ勝手に取って食べる。
好物の早すしを食べる。
以前は池尻にあって、今は三宿に移転している「まっち棒」でも夏場以外は置いてあるものだが、「まっち棒」は家の近所にある店しかいかなくなり、そこには早すしは置いてないので久しぶり。それこそ、ラ博で再出店後の井出商店に行った時に食べて以来か。つか、「まっち棒」で出す早すしって、賞味期限欄が切り取ってあったのだが、ありゃ良くないだろう...。
体調が良ければ2本いきたい、美味い早すしだが、1本で我慢して中華そばを待つ。

待望の中華そばがやってくる。



正直、本店だから特別美味かったかというとそんな事はない。ラ博などでは日により出来にムラがあったりしたのだが、その点で、まったく非のないちゃんとした出来のものが供された印象。となれば、元々好物なので文句無く美味しくいただける。
ただ、体調を考えて、無念ながらスープは少し残すことにしてしまいました...。

食後。
東京はこの日からかなり涼しくなったようだが、ピーカンの和歌山市内は暑い暑い。風はあり、直射日光さえなければそんなにひどくはないのだが、あまり背の高い建物が少ないせいか、日陰が少ない感じなのだ。
そんな中だけど、歩いて観光。

まずは和歌山県立近代美術館へ。
310円を払って入場。
どうも、常設展示というのはないようで、コレクション展と称して、所有している作品をローテーションで展示している様子。
地元、和歌山に縁の作者の作品がやはり多い。
大正から昭和初期の人で、30歳の若さにしてパリで亡くなった、佐伯祐三という画家のコレクションは見所あり。ただ、最初に展示されていた自画像を見て、本当にこの人は、こんなイケたルックスの人だったのかどうかという疑問も...。
デヴィッド・ホックニーやジョン・ケージの作品などもあり、かなり面白い美術館でした。


美術館を出て、向かいに見える和歌山城に行く。



紀州徳川家の居城。
小高い丘の上に天守閣がたっており、辿り着くまでがまず一苦労。天守閣には350円を払って入城する。



天守閣からの風景。炎天下で霞んでいるが、紀ノ川が美しい。

城から駅にはタクシーで戻る。
駅前のマクドナルドで冷たいもの飲み、紀州路快速で和歌山を離れる。
長居に向かう。