Best of George Worst (仮)

レッズサポーターで亜弥マニア。うだつの上がらぬ中年男の特に面白味のない日常を適当に晒す。のか?

「リボンの騎士 ザ・ミュージカル」 at 新宿コマ劇場。

2006-08-14 18:15:20 | 松浦亜弥
新宿コマ劇場。
8/13、日曜日。

新宿コマ劇場へ行く。「リボンの騎士 ザ・ミュージカル」。

8月1日からモーニング娘。と美勇伝の出演で始まっている舞台だが、この日から9公演で松浦亜弥が特別出演。なので、昼夕2公演を立て続けに観る。

松浦亜弥も「草原の人」とか「リアルオーディション」なんていうのに主演しているように、これまでもハロープロジェクトの企画として、自称"ミュージカル"は行われてきたのだが、今回のは"宝塚歌劇団"がバックアップ。
宝塚歌劇団なんて、レッズ戦とチケット発売が重なるとウゼェなって認識ぐらいで、俺は全く知らない世界なのだけど、脚本・演出の木村信司とか、作曲家の甲斐正人とかは、ビッグネームらしい。

更にこの公演に付加された"意味"を探ると、「リボンの騎士」の原作者である故手塚治虫の執筆活動60周年とか。しかも「リボンの騎士」というのは、宝塚市に住んでいて宝塚歌劇団が好きだった手塚治虫が、宝塚歌劇団にインスパイアされて描かれたものだとされているらしく、その原作を宝塚歌劇団が舞台化するという事にも意味が生じる。

今まではヲタ相手のお遊戯(俺が前に実際に見た「リアルオーディション」がお遊戯だったと言っている訳ではないです)でも許されていたものが、手塚治虫とか宝塚歌劇団とかへの想いを持った人への期待にも応えなければいけない事になる。

そんな背景を相手に忙しい女の子達が、どんな舞台を見せるのやら。そんなことに多少の興味は持ちつつも、正直に俺のスタンスを言えば、生の松浦亜弥が観たいだけのタダのヲタ。特に楽しみにしてたとか期待しているとかもなし。
つまり冷やかし半分で会場に入る。と言っても、どうせダメなんじゃないのとかいう見下した先入観も、正直に今回はなかったです。

コマ劇場。歌舞伎町の真ん中で、当然この周りには何回も来てる場所だが、中に入るのは...記憶を辿れば「百恵ちゃんまつり」以来だと思う。コマ劇場のサイトの公演記録を見ると、"ミュージカル「蜘蛛の里」"という演目がある1977年8月の「第5回 百恵ちゃんまつり」の筈だ。29年前っすよ...。

そんな昔では記憶の欠片無し。中に入っても懐かしいとか思うような事もなく。ヲタ向けのグッズではなく、モーニング娘とか焼印の押された瓦煎餅を売ろうとしている物販のおばちゃんに異世界を感じつつ席へ。


と前フリは長いが、本編の感想はシンプルに。

面白かったです。

脚本。限られた時間の中でのキャラクターの心境の変化の唐突さとか、所々に感じられるメッセージ性の安っぽさなど、突っ込もうとすれば突っ込みどころは満載なのだけど、そんなのは、可愛い女の子を観るのが目的の俺にとってはどうでもいいしね。
最後に手塚治虫へのオマージュもテーマだった事も思い出させられるのだが、ちょっと違和感があった。

フランツ王子という重要な役で出演した松浦亜弥。
終わった後に会ったヲ友達は、途中で間違えないか心配だったとか"親心"いっぱいでドキドキしながら観ていたそうだけど、堂々として安心して観ていられました。

でもやっぱり緊張していたらしく、昼公演の後の挨拶では
「正直、ほっとしてます。」
夕公演後の挨拶では
「今、初めて本当に笑いました。」
と、無事に公演を終えた安堵感を表現していた。
でも彼女の歌詞飛ばしとかって、基本的に油断が原因だと思います。
なので慣れてくるこれからの方が心配かも...。

歌も素晴らしかった。
ただ、舞台用か、今までとはやはり声の出し方が違うと思った。ちょっと心配なのは、舞台用の特殊な歌い方が、普通のコンサートとかの歌に、変な風に影響しないといいなという事。


本格的な演出家をつけた事によりモーニング娘。が如何に化けるかというのも見所だったのかもしれないが、それぞれの個性そのまんまの絶妙な配役で、それぞれを"らしく"、上手にこなしており、その点での驚きはなかった。つか、原作のキャラとかは知らないのだけど...。

ヘケティこと、魔女ヘケート役の藤本美貴は、出番こそ少ないが存在感は圧巻。

本職・宝塚歌劇団の箙かおると、マルシア(って、本職は何?)が要所を締めていたが、その2人との絡みが多い主演の高橋愛もまったく違和感なく対等に演じている。

美勇伝の石川梨華と三好絵梨香は、特別出演者によって違う配役を演じる事になる、浦和レッズで言えば内舘秀樹的なユーティリティプレイヤーで、本公演では一番負荷がかかっている筈なのだが、彼女達も含めて、出演者の演技と歌はみな素晴らしく、変な思い入れ抜きで、十分に客として楽しませてもらいました。

ヲタ的な振る舞い(たとえば、普通に演じている場面で、出演者に小さく手を振る輩とか...)をする観客さえいなければいいのにとは思う。

手塚治虫が好きで来るという人はあまりいないと思うが、箙かおるさん目当てで来た宝塚歌劇団を普段観ている人にはどうなのだろう。ま、俺にしたら、本格的な宝塚歌劇団の舞台の方が圧倒的に観ていて恥ずかしいと感じるのだろうけど。
この辺はセンスの問題なので仕方ないでしょう。

円形の舞台に対して、昼公演は右寄り、夕公演は左寄りの端に近い位置で見たのだが、真ん中で見たいと思った。
で、もう一公演、ファンクラブで取っていたチケットを確認したら、真ん中のブロックだった。ラッキー。

終了後は誕生日公演の日以来で会ったヲ仲間4人で少し呑む。
松浦亜弥出演の初日にしたら何だか少ないなと思ったら、みんな別のヲタ用で中野に行ってるんですって。


家でTVを観ていたら猫の着ぐるみが踊るCMが...。
これも宝塚歌劇団がバックアップしてるんだね。とすると、宝塚歌劇団って、ブランドとしてはどうなの?

J League Div.1 第17節 浦和 v F*C*東京。

2006-08-14 13:12:22 | 浦和レッズ
8/12、土曜日。

最初の発声は、小野伸二のチャント。
ワールドカップ以降、精彩を欠く彼に火を点ける事が出来るか。

v ガス。レッズのスタメンは山岸範宏、堀之内聖、田中マルクス闘莉王、坪井慶介、平川忠亮、鈴木啓太、長谷部誠、三都主アレサンドロ、小野伸二、永井雄一郎、田中達也。

珍しく山田暢久をサブに回し、下がり目に位置するかと思われた永井もFWの位置。田中達也を前線で孤立させがちだったここ数試合からの修正の意図か。この布陣であれば、小野伸二もシンプルにプレーが出来そうな気がする。
バイエルン戦で怪我をしたらしい都築に代わり、GKのサブには加藤順大が入っている。

ガスは新加入のワシントン(偽)が1TOP。
試合開始直後、後ろ向きでパスを受けようとする、ワシントン(偽)に、トゥーリオがカードをもらっても文句が言えないような猛烈なタックル。この後も、トゥーリオの闘いっぷりは見事。

先制は開始5分。
右サイドの平川が上げたクロスが、達也の頭を経由して左に位置していた小野伸二へ。左腿の付け根でうまくトラップした小野伸二がそのままシュート。ボールはゴール右のネットを揺らす。
平川の足を離れて次にボールが地面に接したのはゴールの中。

早くに得点した油断かどうかは判らない。この後、制度の悪いパスや、狭い場所で簡単にインターセプトされたりを繰り返すようになり、ボールが落ち着かなくなる。
ディフェンスが頑張って、致命的なピンチになる事はないのだが...。

後半。
例のごとく、後ろからの汚いタックルを繰り返していたガスに制裁が下される。
2枚目のイエローで伊野波雅彦が退場。といっても伊野波については、平川にスピードで負けるのをカバーするためのしょぼいファウルで2枚。

直後のFK。左サイドで受けたアレックスが、そのままスルスルと中央にドリブルで入って右足。決めて2-0になる。

後は数的優位を持って余裕のゲーム。
71分には交代で入った暢久からのクロスを達也がゴール前に落とし、アレックスが無理矢理に頭で叩きつけてゴール。
88分には達也がキーパーのニアを破って左隅に決めてゴール。

4-0でガスを元からシャットアウト。

結果、完勝だったが、早い時間に得点してから数的優位を得るまでに時間に課題がかなりあったように思う。
で、この試合ではまだ活躍できた代表組が、休みなく酷使されている状況でメンバーをどうするか。

来週は、鹿狩り。