「原理講論」の誤謬と正解

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「蕩減(マタイ伝18章21~35節)の解釈」アーミッシュ

2022年02月25日 | 資料

「蕩減」の由来(マタイ伝18章21~35節)

 

★主流派キリスト教とは対称的に、御言葉に忠実に生きようとする人たちがいます。


■◎米学校で女子児童ら射殺、他の子解放願った少女「私を撃って」
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【CJC=東京】米ペンシルベニア州ランカスター郡ニケル・マインズで、平和主義で知られるメノナイト系の集団「アーミッシュ」が運営する学校に10月2日、トラック運転手の男が自動小銃とショットガンを持ち乱入し児童や教師補佐らに発砲、女子児童ら5人を射殺、5人に重傷を負わせたうえで自殺した。
 この事件で、死亡した13歳のマリアン・フィッシャーさんが「私を撃って他の子は解放して」とチャールズ・カール・ロバーツ容疑者(32)に頼んでいたこと、続いて撃たれ負傷したマリアンさんの妹バービーさん(11)らが、病院で家族に語ったことが報じられ、全米に感動と衝撃が広がっている。(世界キリスト教情報2006年10月より)
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■全米ベスト&ロングセラー

「アーミッシュの赦し ~なぜ彼らはすぐに犯人とその家族を赦したのか~」
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平穏な村の学校で惨劇が起こった。銃の乱射で少女5人が死に、5人が重傷を負った。ところが、事件後すぐに、アーミッシュは犯人とその家族を赦す、と声明を出し、世界に衝撃を与えた。その背景と真因を探る話題の全米ベスト&ロングセラー。

★アーミッシュ
イエスの教えを忠実に守るプロテスタントの一派で「アナバプテスト(再洗礼派)」と呼ばれる。起源は16世紀に遡る。大きくメノナイトとアーミッシュの二派に分かれ、18世紀半ば頃にヨーロッパから北米各州に移住。

 19世紀後半になると、社会への融和を進めるメノナイトに合流するアーミッシュも現れたが、昔ながらの慣習を崩さなかったアーミッシュもいて、〈オールド・オーダーズ〉と呼ばれる。彼らが本書の主人公たちである。
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■「アーミッシュの赦し」より
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マタイ伝を読み、赦しを実践する

イエスに従うことを重視するアーミッシュは、インタビューから、イエスの教え、なかでも『マタイによる福音書』に記された言葉に特別な注意を払っていることがわかった。一人の監督は、「マタイ伝」第五章、「山上の説教」が、聖書のなかで最も重要な箇所だと言った。
敵を愛すること。このすべてが赦しを語っています
   
「マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの福音書をごらんなさい。すべてが赦しを語っています。新約聖書を少し読むだけでも、たくさんの赦しに出会います。山上の説教がそうです。赦しの話に満ちあふれています」
  
「インタビューしたアーミッシュの想念の中心にあるのは、圧倒的に、『マタイによる福音書』、そして、彼らが赦しの説明をするとき最もよく引き合いに出されるのが、同書第18章第23~35節の「仲間を赦さない家来」のたとえである。」

「アーミッシュがこれを熟知しているのは、毎年、春と秋にある聖餐式の二週前の日曜礼拝で、監督が必ず朗読し、説教に使うからだ。アーミッシュは、この礼拝から聖餐式までの二週間、自分の信仰について真摯な反省を求められる。このとき、正しい生活への鍵として強調されるのは、神との関係以上に他者との関係なのである。」
   
「主の祈り
赦さない家来のたとえと同程度にアーミッシュの心を占め、かつ一層高い位置にあるのが「主の祈り」。「マタイ伝」第6章第9~13節、イエスの「山上の説教」の中ほどに記された、キリスト教の諸宗派が最も重視する祈りである。『マタイによる福音書』がアーミッシュの赦しのルーツだとすれば、「主の祈り」はその最も太い根だといえよう。
 天にまします我らの父よ、願わくはみ名をあがめさせたまえ。
 み国をきたらせたまえ。
 み心の天に成る如く地にも成させたまえ。
 我らの日用の糧を今日も与えたまえ。
 我らに罪を犯すものを我らが赦す如く、我らの罪をも赦したまえ。
 我らを試みに遭わせず悪より救い出したまえ。
 国と力と栄えとは限りなく汝のものなればなり。アーメン。」

「私たちの赦しに大きな影響を与えているのは、主の祈りです。赦さなければ、私たちも赦されません

「(主の祈りは)子供が最初に覚える祈りです」
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