今年の漢字は「絆」でした。
エリザベス女王の恒例のクリスマスメッセージも今年は逆境下での
勇気と絆の大切さを伝えるものでした。
今年は日本の東日本大震災・福島第二原発事故だけでなく、
世界中で地震や台風、洪水などの自然災害が多かった年でした。
家族の絆に始まり、地域の絆、組織のとしての絆、大きくは国家としての絆と
という具合に、人々が共通の信念、共通の価値観、共通の目標を持ち、
互いに敬意と思いやりがあれば、
困難を乗り越えられるのだと思います。
と同時に、絆がなければ、困難を乗り越えることは難しいということでも
あります。
個人的には、最近しばしば、家族に絆について、考えさせられています。
一番大事なのは価値観や目標を共通にする、あるいは共感できるということだと
思います。
そのためには努力が必要です。
思いやりや敬意があれば、違いを乗り越えることができるはずです。
背中合わせのイギリスと日本で同じ「絆」が今年のキーワードというのは
不思議な気がします。
人間の心について考えるとき、キリストのことが思い浮かびます。
去年のお正月はイスラエルにいました。
教会のあちこちで見かけられたものの一つです。
(なお、私はキリスト教とは何の関係もありません)
そして、今日、人間として心温まる触れ合いが、平凡で、
ちいさいものですが、ありました。
感謝です。