この場所へ来るには途中で車を停め、歩いて行きます。
着くとすぐ、川沿いには足湯があり、いろんな人たちがつかっていました。
川を挟んで両側には13軒ほどの木造旅館が軒を連ねています。
古くなったところは直しつつ、この景観を保っているようです。
中央の絵は「鏝絵(こてえ)」というそうです。モノクロですが・・・
鏝絵とは、漆喰を塗った上に、鏝で浮き彫り風に風景・肖像などを描き出した絵のこと(大辞林)
浴衣を着ている人を多く見かけました。
昔ここは、銀の鉱山として栄えたそうです。「銀山」の名はここから来たようです。
温泉は、日帰りも20時くらいまでやっているところがありましたが、今回は時間がなかったので、足湯につかって帰りました。
あいにくの天気ですが、昨日、牧場へ行ってきました。
その牧場は、お父さんから「綺麗だったぞ。」
と聞いていたので、近いうちに行きたいと思っていた場所でした。
山の方は霧。
このときはまだ、霧が濃かろうが、
平気だと思っていました。
雨がぱらついてきました。
行きの山道は思ったより狭く、
牧場付近にいたっては、カーブミラーは倒れ、
道路脇では草が生い茂り、大きな木が倒れていました。
牧場を示す木の看板が、近くに行かないと
見えないほどになっていて、
一度は見逃しつつ、何とかたどり着きました。
着いてから気づいたのですが、
綺麗な景色を見に来たのに、
霧が濃ければ、何にも見えません!
ここはかろうじて見えた景色です。
(だいぶ前に気付けば良かったのですが、
気付いてもきっと牧場に向かったことでしょう。)
遠くの方ににウシさんが見え、
霧だらけだけどようやく牧場っぽい感じになってきました。
私たちは、少しわくわくしながら車で近づいてみました。 すると、さっきまでのわくわく感が、一瞬で消えてしまいました。
手前にいる何十数頭ものウシさんが、みんなこちらを見ていて、
その霧に浮かぶ顔があまりにコワかったのです。
でも、とりあえず何とかなるだろうと思った私たち。
コワイと思いつつも、車から降りると、
「何かあったら、すぐ車に戻れるようにしろ。」
と、ダンナさまに言われました。
遠くの方にいたウシさんが、
こちらへ寄ってくるのが見えると、
わたしたちは、逃げる準備をしました。
ウシさんが、飛び越えてくるのではないか
と、思うくらいコワかったんです。
とはいえ私はウシさんに挨拶をし、
ちょこたんを紹介しました。
ときどき聞こえる鼻息にビクビクしながら。
ほんとうは、霧がなければ、
ウシさんがあんなにコワくも
見えなかったんだと思います。
なんだかんだと着ていたTシャツが霧で濡れる位、
結構な時間、とどまっていました。
そして、「今度は晴れた日に来るぞ!」と心に決め、
銀山温泉へ向かいました。
とはいえ、楽しんできた牧場への旅でした。