キンモクセイが
窓から香る季節になりました。
お天気の日は、
ネコたちの背伸びも
気持ち良さそうで。
今日の占い、
1位のみずがめ座には、
強力な助っ人が現れるそうで。
ラッキーパーソンは、
おひげの人でした。
それって、
キミなのか。
とうとう
ダンナさまが刺されました。
数週間前に。
結果から言えば、
ダンナさまは
ピンピンしています。
現在、蜂さんの数も
ピークに近づいていると思われ、
長い所で12cmはあるのか、
自分の背丈よりは低く小さな木には
丁度良い大きさの巣全体に、
ファミリーが
ひしめき合って暮らしています。
そのダンナさまが刺されて以来、
わたしもその場に居合わせたのですが
残念ながら、近くで観察する事は
できなくなりました。
わたしも
弱いモノです。
そもそもの原因は、
近づき過ぎと、
威嚇に気づいていなかった事です。
わたしがもっと
注意換気すべきでした。
蜂さんたちは、
一瞬で巣からブワーっと
膨れるように飛び立ち、
巣を囲み、
できる限りのまるく大きな
黒い塊を作っていました。
この時、完全に
突撃ラッパの音が鳴り響きました。
そこから1匹の攻撃隊長が
逃げるダンナさまの目を狙って
飛び出してきて、
思わず振り払ったその手を
チクリと刺していきました。
とても痛かったそうです。
あれは天気の良いさわやかな
週末の朝だったか、
患部の血を吸い出し
水で流し、冷やして、
刺されたにもかかわらず
「これから山行く?」という
ダンナさまを説き伏せて、
家でじっと過ごしました。
今後の問題は、
巣をどうするか、でした。
これも結果から言うと
現状保持です。
近頃、秋とはいえ
日差しの強い日は、
扇風行動で涼を得ようとする
蜂さんたちを見兼ね、
わたしは今まで通り、巣のそばに
水たまりを作ってあげています。
でもやっぱり、威嚇され、
こんなにしてあげてるのに、と
冗談半分、本気半分で
ぶつぶつ言う日々です。
長くなりましたが、
秋の深まりと同時に
蜂さんたちの解散も近づいてきます。
全く笑えない出来事だった
にもかかわらず、
どこか寂しさを感じるのが
少し複雑ではありますが、
あと1ヶ月はいるのか、
忘れられない出来事になることは
間違いないような気がしています。