三日坊主脱出!

シモネタあり、おやじギャクあり、自虐あり、たまに真面目な話あり

反抗期の記憶がない

2006年01月15日 23時19分09秒 | 人生(大げさかな)
1歳だか3歳だかのときに第一次反抗期がある。(うろ覚えだけど)
何を言っても、「いや」「やだ」、そんなことばかり言うんだそうだ。
育児漫画などでは必ず登場するし、
子育てした母親達はきっと過ぎてしまえばいい思い出になってるんだと思う。

私は、私の子供が反抗期があったことを覚えていない。
ううん。覚えていないんじゃなくて、たぶん、反抗しなかったんだと思う。
バカな私は、うちの子は何でもわかってるから・・・と思ってた。
いくら幼くても、きちんとわかるように説明してあげれば、
理解できるはずだと思ってた。
理解できなくても、正しいことをさせるのが親なんだと思ってた。

反抗したのかどうかも覚えていない。
反抗したのかもしれないけど、説得して、
それでもダメなら、だったら勝手にしなさい脅して、
無理やり押し付けていたと思う。

どうしても忘れられないのが、
お友達の親子大勢と水泳教室の体験に行って、
子供も納得して体験教室に行ったはずなのに、
行ったら、うちの子一人だけ大泣きをして何もしなかった。
男の子のくせに泣いてばかりいたのがはがゆかった。
自分でも水泳をしてみると言ったくせに泣いてるのが嫌だった。
帰りの自転車で、前のカゴに座る子供に、
ずっと文句を言っていたと思う。
文句なんて言うもんじゃない。
罵倒だったと思う。
「あんたなんて女の子からずっと笑われるのよ」
「もう二度と何にもやらなくていい」
そんな言葉だったと思う。
うちの子は、帰り道の30分くらいずっと顔を上げなかった。
そのときの私は、それでも子供が許せなかった。
悪いと思うなら、最初から泣かなければよかったのにくらいにしか思ってなかった。

今になって、何てことをしてしまったんだろうと、
取り返しもつかないことをしてしまったことが苦しくなる。
謝ったところで始まらない。
子供だって謝られても困るだけだと思う。

受け入れてあげるお母さんに生まれ変わるしかない。
遅くても、あの時代は取り戻せなくても、
私にできることは謝罪することではなくて、
とにかく受け入れてあげるお母さんになるしかない。

でも、やっぱりダメなのかもしれない。
今日も、明日の学校の準備をしたのか?と何度も聞いたときに、
したと言うので、安心していたが、
後から準備がしてなかったことがわかった。
なんでこれほど言ってもわからないんだろう?と思って、
毎日の学校のことが出来ないのなら、
好きなサッカーも明日からやめなさいと言った。
(正確には主人が言ったんだけど、私も同意した)
毎日の学校のことが出来るようになってから、
サッカーはやりなさいと。

子供は泣いた。
寝る時間になってもずっと起きていた。
私は腹立たしくて仕方がなかった。

でも、ふと思った。
ここまでする必要があったんだろうか?
自分だって、普通にできることができなくて苦労してきたのに、
子供にはそれを強制して、脅して・・・。

でも、最低限、明日の準備くらいはやるようになってほしい。
何度言っても面倒くさがる。

主人は几帳面な性格なので、
子供にも大人同等の要求をする。
私が聞いていても、そりゃ無理だろと思うことも、
ちゃんとやれ!と言う。

私まで、子供を大人にさせようとしたらいけないのかもしれない。
でも、自分のことは自分でやれるようになってほしい。

こうなってほしい・・・って思うのがいけないのかな。
取り返しがつかない子育てなのに、
取り返しがつかないことをしてしまったことが多すぎる。