直前対策シリーズ最終回は、給排気の区分。本日試験ですから、最終の復習として、電車の中ででも見てください。
今回は「水素」、水素エネルギーの時代だからでしょうか、昨年の試験あたりから、水素の問題が多くなっているように思えます。その水素をまとめて学習しましょう。
都市ガス工業製造編が昨年10月改訂になり、今回が初回の試験です。今回はその一部を紹介します。付臭剤は従来、TBM、THT、DMSの3種類がありましたが、これにシクロヘキサンが追加になりました。シクロヘキサンの特徴は、硫黄を全く含まないこと。閾値が非常に大きいことです。また、下蘭の特徴も覚えておきましょう。
それに、TBMとDMSの特徴も変更になっています。TBMは温泉のようなにおい、DMSは青海苔のようなにおい、となっています。
<<燃焼計算の基礎>>
試験に必要な燃焼計算の式は以下の通りです。ただし、反応前後の係数は数字を覚えるのではなく、算出方法を覚えておきます。
メタンなどの炭化水素の燃焼反応は、炭化水素+酸素→二酸化炭素+水蒸気 です。これを覚えて、あとは、出題があったら、自分で係数を計算していきます。コツは、右辺、左辺とも原子の数を等しくすることです。二、三度練習しておけば、反応前後の係数を覚えておく必要はなくなります。
なお、一酸化炭素と水素の燃焼反応は、簡単ですから、個別に覚えておきます。
基礎理論から物質の三態変化。氷(固体)から水(液体)、水蒸気(気体)へと変化する物質は、熱を加えていくと、温度が上昇するときと、温度一定で物質が変化するときがあります。
前者は顕熱(けんねつ)、後者は潜熱(せんねつ)と言います。顕熱は温度計で変化が見れますね。潜熱は氷から水、または水から水蒸気へと変化するときです。吸収式やGHPなどの中ではこの物質の変化が頻繁に行われています。それだけ潜熱は顕熱に比べて大きいということです。