目指せ!甲種~ガス主任技術者試験

ガス主任技術者試験合格を目指す方への支援ブログ

チャレンジ問題基礎理論その2ベルヌーイの式

2020-01-31 19:25:55 | 2020プレミアム塾

 これからしばらくは、今年5月に開講する通学講座、甲種ガス主任受験対策講座「プレミアム塾」で使用する問題をアップします。講座に参加されない方も、活用してください。

(問題)

 下記のベルヌーイの公式(単位Pa)を(単位m)に書き換えた時、正しいベルヌーイの式はどれか。
   全エネルギー P = ρv2/2 + ρgz + p  (単位:Pa)
 ただし ρ:密度 v:速度  g:重力加速度 z:基準面からの高さ  p:圧力

(解答解説) 解答④
  H= v2/2g + z + p/ρg 
 位置ヘッドに着目すると、ρgを除することがわかる。速度ヘッド、圧力ヘッドともにρgを除して求める。テキストP126~127を参照

 


チャレンジ問題基礎理論その1気体の状態変化

2020-01-26 05:41:36 | 2020プレミアム塾

 これからしばらくは、今年5月に開講する通学講座、甲種ガス主任受験対策講座「プレミアム塾」で使用する問題をアップします。講座に参加されない方も、活用してください。

基礎理論4 気体の状態変化
  気体の状態変化で( )内のa~eにあてはまる語句の組み合わせとして正しいものはどれか。
 理想気体の等温変化では系の温度が一定であるから、内部エネルギー変化dEは(a)となる。従って、系の状態変化に必要な熱dQと仕事dWは、(b)となる。一方、(c)変化では系と周囲との間に熱移動がない過程であることからdQ=0であり、内部エネルギー変化dEは、(d)となる。

解答解説  解答②
 理想気体の等温変化は、系の温度は一定のため、内部エネルギ-変化は0、変化する熱dQは、仕事の変化dWのみに使われる。
 断熱変化は系と周囲との間に熱移動のない過程であるため、dQ=0であり、状態変化は仕事dWだけに関係する。
 基礎理論テキストP47~48 を参照


チャレンジ問題が完成

2020-01-22 06:17:34 | 2020プレミアム塾

 昨年の甲種試験は合格率6.6%と厳しい結果であった。今年開催予定のプレミアム塾では、この難易度のアップにも耐えられるような内容にしないといけない。

 そこで、今年の塾では、昨年のプレミアムセミナーでの内容にプラスして、「チャレンジ問題」とその解答解説を考えた。そして、正月明けから問題作りに着手。

 言うは易いが、作るのは大変だ。しかしようやく完成した。基礎15問、ガス技術27問、法令16問の合計58問。本試験と同じ問題数だ。

 内容は、従来の試験問題を出題角度を変えるもの、深掘りするもの、今まで全く出題されていない分野のものなどになる。

 例えば、基礎理論ならジュールトムソン効果、ガスサイクル、燃焼速度。ガス技術ならLNG船、工場レイアウト、露点の計算、地球温暖化計画、ハーディクロス法、AFVの動作、はりにかかる曲げモーメント、燃焼速度指数、NOXの生成特性、モリエル線図。法令では準用事業者、ガス主任技術者の兼任、保安物件までの距離計算、建物区分などだ。

 しかし、この問題の解説は結構時間がかかる。質問時間も十分にとりたいし。しようがない、塾の開催日数を増やすか。昨年は合計5日間だったが、今年は6日間にしよう。

 チャレンジ問題は、今年のプレミアム塾生用なんですが、これからいくつかピックアップして、このブログでも公開していきますよ。


2020模擬問題集が校了

2020-01-18 06:18:14 | ~2020ガス主任模擬問題集/正誤表

 2020年度版のガス主任模擬問題集が校了した。この問題集、乙種は改訂8版、甲種は改訂7版になる。私が独立したとき、真っ先に始めたのがこの本の初版編集だから、私の独立開業の歴史のようなものだ。

 

 最近はコンスタントに甲乙合わせて、毎年1千冊ほど売れているようだ。街の小さな書店で販売されている本は、数千冊、数万冊売れている本だ。従って価格もハードカバーで1千円台、文庫や新書では1千円を切る価格だ。しかし、私の本は、全国的にみると特殊用途、部数も少ない。従って、1冊2千円台になってしまう。

 初校では、タイプミスや残っていた誤り個所など、甲種、乙種とも約10か所を出版社に修正依頼する。二校では、乙種修正箇所なし、甲種で1か所、「。」←句点が余分についていた。この修正をお願いして、作業は終了。校了だ、いや正確には責了だ。責了とは、修正箇所を出版社にお願いして出版社の責任で修正するものだ。

 一昨年あたりから、編集作業を出版社にお願いしている。この時からデザインや紙質などが変わって、ちょっといい感じになっている。それ以前は、私はWORDですべて修正し、紙質もコピー用紙のようだった。

 もう間違いはないと思うけど、もし誤りがあったら、気づいた時点でこのブログにアップします。発売は1月末から2月初めあたりかな。発売されたらこのブログでお知らせします。


都市ガスはどのように安全になったのか?

2020-01-11 04:53:40 | ガス業界情報

 

 この書籍の著者、㈱エフユーの竹中氏から献本いただいたものである。2日ほどで読み終わった。都市ガスによる死者は、昭和30~50年代は、年間の死者が100人、現在はほぼゼロだ。
 いろいろな安全対策をして、現在は安全になっているが、どのようにして安全になったのか、先人達の努力の歴史を描いたものだ。
 昭和30年代から50年代は事故が多かった。そのため、ガス機器を事後対応型から予防保全型に転換し、安全装置と安全周知に力を入れ始めた。そして天然ガスへの熱量変更による一酸化炭素ゼロや無公害化、マイコンメーターの導入などで一層安全になった。
 私は昭和51年東京ガスに入社した。ちょうど安全機器の普及時期と同じである。天然ガスの熱量変更は、数年間、その仕事に参加したし、マイコンメーター関連業務も緊急保安業務で扱った。そんな意味で、懐かしく読ませてもらった。
 最後の7章8章には、最近のガス機器の解説が書かれている。最近のガス機器は安全装置が沢山ついていて、全体がどうなっているのかよくわからないが、この書籍を読めば、その辺がわかる。
 ガス主任技術者試験の消費機器分野の学習にピッタリだ。なぜ今の安全装置がついているか、その歴史から理解ができる。今年の試験対策に、この書籍使おうかな。