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Day by Day

明日は晴れるかな

星光16

2024年05月19日 | 大阪星光
「 船が川の下流のA地点から48km上流のB地点まで行くのにいつもは6時間かかります。ある日、エンジンが途中で30分動かなくなったので、A地点からB地点まで行くのに6時間39分かかりました。ただし、船の静水での速さと川の流れの速さはそれぞれ一定とします。
(1)川の流れの速さは時速何kmですか、求め方と答えを書きなさい。
(2)いつもはA地点とB地点を往復するのに何時間何分かかりますか。 」2002


(1)船がA地点からB地点までの48kmを上るのに6時間かかるということは、上りの速さは時速8km。

「エンジンが途中で30分動かなくなった」ということは、その間、川の流れの速さにより、下流へと流されていたと考えることができる。

そして、A地点からB地点まで行くのに6時間39分かかり、流されていただけの時間が30分あれば、実際に上った時間は6時間9分である。いつもは6時間で上るとすると、余分に9分かかったことになる。とすると、船は流されていた30分の距離を9分で上った。同じ距離を30分か9分かで移動した速さの比は逆比となり、つまり、川の流れの速さと上りの速さの比は、9:30(3:10)。
上りの速さは時速8kmなので、その3/10が川の流れの速さであり、時速2.4km(答え)


(2)船が、川を、
上る速さとは、(船の速さ)ー(川の流れの速さ)であり、
下る速さとは、(船の速さ)+(川の流れの速さ)である。
いつも、どこの中学入試算数問題でも。

上りの速さが時速8kmで、川の流れの速さが時速2.4kmであれば、船の速さは時速10.4km。とすると、下りの速さは、10.4 + 2.4となり、時速12.8km。

48(AB間の距離) ÷ 12.8(下りの速さ)
=480/128
=15/4(時間)
60倍すると、225分。つまり、下りにかかる時間は3時間45分。
上りに6時間かかるので、上りと下りを合わせた往復時間は9時間45分(答え)


コレは、とても良い問題。感心させられたわ。正答のみならず、採点者の納得のゆく説明も必要だ。
当然のことながら、まず、問題文を読めなくては解けない。たとえば、「エンジンが途中で30分動かなくなった 」といっても、船が止まっているわけではない。流されていること、そこに純然たる川の流れ(の速さ)が働いていることをその言外で理解しなくては解けない。
さっきの女子学院の素数を扱わせる論理問題も手厳しく難しかったでしょう。


星光15

2024年05月19日 | 大阪星光
「 昨日、機械を一定の速さで動かして、ある仕事を仕上げるのに12時間かかりました。今日も同じ仕事をその機械で、仕事の半分を昨日の速さの4/3で、残りの半分を昨日の速さの2/3ですると、仕上げるのにかかる時間は昨日より何時間多くかかりますか。求め方と答えを書きなさい。 」1999


(昨日の)<機械>の1時間あたりの生産性を1/12とします

今日、仕事を仕上げるのかかった時間は、
1/2  ÷(1/12 × 4/3)  +  1/2 ÷( 1/12 × 2/3)
= 1/2 ÷ 1/9 + 1/2 ÷ 1/18
=9/2 +9
=27/2
=13.5時間
13.5 ー 12 (昨日、仕事仕上げるのにかかった時間)= 1.5時間(答え)

なかなかええ問題やな

星光14

2023年10月16日 | 大阪星光
「 1から9までの数が書かれたカードが1枚ずつ、計9枚あります。この中から3枚選び、それらの和をAとします。
(1)Aが2で割り切れるような選び方は何通りありますか。
(2)Aが3で割り切れるような選び方は何通りありますか。 」 2021


フムフム

(1)3つの和が2で割り切れるのは、全部3枚とも偶数のカード、あるいは、2枚だけ奇数のカードの場合。これを探そう。

偶偶偶では、2、4、6、8 の4枚。うち、3枚のカードでは4通り。

奇奇では、1、3、5、7、9の5枚なので、5×4で20、その半分となるので10通り。偶数のカードが4枚あるので、10×4で40通り。

合わせて、44通り(答え)


(2)まず、2つたして、3の倍数になる組み合わせを探す。つまり、その組み合わせに 3⃣ 6⃣ 9⃣ のいずれかをたすせばどれも必ず3の倍数になる。
1⃣ 2⃣ 4⃣ 5⃣ 7⃣ 8⃣ から探そう。

1⃣ 2⃣、1⃣ 5⃣、1⃣ 8⃣
2⃣ 4⃣、2⃣ 7⃣
4⃣ 5⃣、4⃣ 8⃣
5⃣ 7⃣
7⃣ 8⃣

以上、9通り。上記の組み合わせに 3⃣ 6⃣ 9⃣ がはいるので、9かける3で27通り。

次に、3⃣ 6⃣ 9⃣

そして、1⃣ 2⃣ 4⃣ 5⃣ 7⃣ 8⃣ だけで構成する、1⃣ 4⃣ 7⃣ と 2⃣ 5⃣ 8⃣ も。

合計30通り(答え)

ところで、A  +( A + 3)+( A +6)では、
3 ×  A  +9 となり、必ず3の倍数になる。
つまり、差が3で連続する3つの整数は必ず3で割り切れる。ちょっとした数の性質かな。


ーーーーー

塾の先生の方法は、

3で割ったあまりが、
0 グループA: 3⃣ 6⃣ 9⃣
1 グループB: 1⃣ 4⃣ 7⃣
2 グループC: 2⃣ 5⃣ 8⃣

フムフム

ABCから1枚ずつ選んだ組み合わせの合計は必ず3で割り切れるというものだった。
なるほど、スマートですな。魔法陣やん。たとえば、タテあるいはナナメの合計を3で割ると、あまりが3だということでしょう。結局それは3で割り切れることに他ならない。
3・3・3 で27。A 3⃣ 6⃣ 9⃣、B 1⃣ 4⃣ 7⃣、C 2⃣ 5⃣ 8⃣ 合わせて30通りか。マイッタ💦



星光13

2023年09月02日 | 大阪星光
1ー1÷ [1+1÷{1+1÷(1+1)+1}+1] +1 は?

2009

悩ましいのぉ。まぁ、暗算でいってみようか

第1の括弧内、1+1は2、
第2の括弧内、1わる2は、2分の1、たす1たす1で、2分の5
第3の括弧内、1わる2分の5は、5分の2,たす1たす1で、5分の12

シールドが解除されました

打て!言い当てよ!
1わる5分の12は、12分の5。1たす1からひくことの12分の5は、

19/12(答え)

星光12

2023年09月02日 | 大阪星光
「 太郎君はお年玉を8000円もらいました。この8000円で、240円のおかしと570円のおもちゃをどちらも1個以上買って、できるだけおつりを少なくするようにしたいと考えました。
(1)おつりがないように買うことはできないことを説明しなさい。
(2)最も少ないおつりは▢円で、それは、おかしを▢個、おもちゃを▢個買ったときです。▢にあてはまる数をもとめなさい。 」 2019


(2)からいってみようか
240と570で割り切れる数で、8000に近い最も近い数は、240と570の最大公約数30でも必ず割り切れるはず。
とすると、8000わる30は、266あまり20。つまり、7980円で、おつりは20円。この線でいこう。
240と570の最小公倍数は、30かける8かける19で、4560。
7980ひく4560は、3420。

ひとまず、
3420÷240=14.25(コンマがついた)
3420÷570=6(割り切れた)

見えたな
4560わる240は、19。
最も少ないおつりは20円で、それは、おかしを19個、おもちゃを6個買ったときです(答え)

で、(1)解きながら思いついた
「8000円は、240円と570円とを約す30円で割り切れないので」(答え)

塾の先生の模範解答では、単に8000が3の倍数ではないからとあった。確かに、数の性質的にいえばそうかも知れないが、設問は10円単位のお話しでしょう。私の言い逃れも正解(笑)

おはよう

星光11

2023年08月22日 | 大阪星光
2020

うわぁ、めちゃくちゃややこしそうで、逃げ出したなったわ💦
まぁ、思いついたけどね。
分子が1の場合は、ある数の逆数であると考えることができる。本設問に対する思考はいつもよく使う手の裏側の思考みたいな感じかな。
たとえば、10の逆数といえば、1/10や。こういうのは頻繁。速度と時間の関係でよく使う手。たとえば、速度10、速度20では到達する時間の比は、1/10:1/20やろ。つまり、コンマ1とコンマ05。

言い換えれば、その数にかけて1になるのが逆数や。
つまり、5/7では、7/5。

ではでは、願いましては~


ちょっと説明がわるいかな。自分ではサササッとできてもそれを客観的に説明するのはホント難しいね。これをササっとやる小学生はかなり計算高いと思うわ。したたかなはずだ。
そして、説明、教え方のうまい人って素晴らしい。あこがれるわ。



星光10

2023年08月22日 | 大阪星光
「4桁の整数のうち、<2020>のように、ちょうど2種類の数字が2個ずつ使われているものは何個ありますか。ただし、千の位が0のものは4桁の整数には含めません。」 2020

ウムム

たとえば、9を頭に使って考えてみようか

①9〇9〇 ②9〇〇9 ③99〇〇 の3ブロック。〇に入るのは、0から8までの9とおり。3ブロックで計27個。 頭に0はNGなので、頭にくるのは1から9までの9通り。27個が9とおりで、合計243個(答え)

こんな感じかなぁ

頭を9倍しているので、①裏〇9〇9 ②裏〇99〇 ③裏〇〇99 を検討する必要などないはずだ。



星光9

2023年08月21日 | 大阪星光
2014

ウムム



ここまでくると、あとは、

AB:AD=EB:EC
そして、ADが4cm、CEは7cm。△EACは二等辺三角形だったので、AEも7cm。とすると、
AB:4 =(AB + 7):7が成り立ち、
4AB + 28 = 7ABとなり、
3AB = 28
つまり、ABは28/3 cm(答え)

星光8

2023年08月21日 | 大阪星光
「長さ100mの電車Aは、トンネルPに入ってから抜けるのに50秒かかります。長さ80mの電車Bは、トンネルQに入ってから抜けるのに74秒かかります。トンネルQの長さは、トンネルPの長さの2倍で、電車Aの速さは電車Bの速さの 0.8倍です。
(1)電車Aの速さは秒速何mですか。
(2)トンネルPの長さは何mですか。 」 2008

フム

電車Aの速さは電車Bの速さの 0.8倍ということは、電車Bの速さは電車Aの速さの1.25倍な

(1)電車Aの秒速をAm、トンネルPの長さをPmとすると、

(100+P)÷ A=50
(80+2P)÷ 1.25A=74

が成り立つ

50 ×  A  = 100 + P  →       100 ×  A  = 200 +2P
74 × 1.25A = 80 + 2P → 92.5 ×  A  =  80 +2P

したがって、7.5 ×  A  = 120
A  =16m/秒 (答え)

(2)50 ×  A  = 100 + P について、Aが16なので、Pの長さは、

50 ×  16  = 100 + P となり、P は700m(答え)

星光7

2023年08月13日 | 大阪星光
2007


△ABE と△BCE の面積の比は、3:1
ということは、AE:EC は、3:1。そして、AC は 4。

△ADF と△DEF の面積は等しいので、AD:DE は、1:1
AE は3なので、DE は、1.5

したがって、AC:DE は、4:1.5
つまり、8:3(答え)

おはよう