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今起きていること、ちょっと立ち止まって考えてみよう。

今回の衆院選、戦後日本史の大きな分岐点に

2012-12-04 19:05:38 | 日記
2012/12/4

2012/12/03 東京新聞 夕刊 紙つぶて 戦争の思い出 静岡文化芸術大学名誉教授 山本幸司氏のコラムを読んで

<要旨>
・戦後日本は戦争を放棄することで国際社会の信頼を回復した。
・国力すべて経済と科学技術につぎ込み今日の地位を獲得できた。
・それは軍事力による成果をはるかにしのぐものであった。
・残念ながら経済の地位低下するなかで日中・日韓の対立が激化している。
・対外強硬派の主張には、ナチスを思わせる国防軍、核武装論まで登場している。
・戦いで犠牲を生めば当事者間の傷跡となり、癒えるまで長年月を要し、更に憎悪と怨 恨の連鎖が再生産される。
・戦争につながるような政策には断固反対する。(原文まま 抜粋)

いわゆる戦後教育を受けた者は、何の疑問も持たずほとんど上記認識となろう。

<私に言わせて貰えば>

・戦後日本は武力行使を紛争解決手段としてしないこととした。これが日本の国際社会 からの信頼回復に繋がっているかは不明。却って中国・韓国からは足元を見られる結 果となっている。

・自ら商人国家に身を落とし、経済優先の政策を図ったものの、平和への貢献度などで は世界からの信頼は得られていない。

・内外からの制約のなかにあっても、自衛力向上に努めシビリアンコントロールに徹っ した結果、一定の評価は得た。

・残念ながら政治力の弱体化した民主党政権の出現により・中国・韓国等の領海を接す る国からの領土侵犯は目に余るものとなり、心ある国民の不信をかう事となってい  る。

・こうした領土に係わる緊張により、保守派のなかには戦後日本人自身の国を守ること への意識の向上のため、自衛隊を国防軍とし、自衛が国家・国民の財産を保護するこ とを目的にしていることを明確にしておくべきとの考え方や日本を核武装シミュレー ションすることで抑止力とするなどのアイデアも出ている。
 国防軍というだけでナチスとは意味不明。自衛隊に目的語つけただけでは?

・現実の中国官船の接続水域・領海内侵入の頻発に対し、ただ海上保安庁の拡声器によ る退出要請や官邸による遺憾発言が何の役にも立っていないことは、執拗な中国の侵 犯が未だ繰返されていることで明らかであり、話し合いの余地など全く見いだせてい ない。武力でない日本なりの実効支配強化策が待たれるところである。

・中国や韓国はいまの日本の政権が腑抜けであり、戦争につながるような政策には断固 反対し、当事者能力もなく手も足も口も出さないことがわかっているので、執拗な嫌 がらせを行なっているのである。

 戦後教育の歪みが自分を自分で守ろうとしない他人任せの日本人を生み出し、多数決 で物事の決まる選挙にとり事はいささか厄介となりつつある。
 今回の選挙の争点、原発政策・消費税増税・憲法九条と思われる。

 国の形をどうつくるのか、国民一人ひとりが問われている。