未来予想図 ア・イ・シ・テ・ルのサイン

『ア・イ・シ・テ・ル』
はい。しょっちゅう聞きます。　もう、うちのDAN・・・いくつになっても(爆)。
口先で言っとくのが一番安く済みますから。

で、私もちゃんとお返しします。
『あなたノ100倍、ア・イ・シ・テ・ル』　あ゛～！

観てきましたわ、やっぱり。
結論から言うと大泣きするほどではありません。でも、泣くって映画評に書かれてあったからそう思うのであって、何もなかったら、きっと私、不意にたくさん泣きそう。

あのね、すごいありがちなわけ。
付き合ってた彼と彼女が、お互いの仕事の事で、相手を思うあまり心にもないことを言ってみたり。　また、なんで長いこと付き合ってるのにそれが本心かどうかもわからへんの？って疑問とか。
遠くに離れて住んでいるヒロインの母親が入院してて・・明日、手術なの。で、娘のところに電話するんだけど、忙しい娘を気遣ってほんとの事を言えない、とか。
愛し合って結婚したはずのカップルが数年後にすっかり疲れ果ててるとことか。

やっぱり彼のことをあきらめられずに追いかけてスペインまで行くのに・・・そうそう日本人観光客が立ち入れることのない建築物の作業場で、以前に会ってるはずの人が、彼女を全く覚えてない・・・なんて。
また・・なんで都合よく彼の姿をスペインで見つけられるの？とか、その彼に寄りそう外国人母子がいて・・・彼女が・・・彼、結婚してたのね、って思うとことか。

花火大会の会場に駆けつける彼を乗せた車が渋滞にはまってしまい、車を降りて走り出すシーンなんかは『黄泉がえり』やん。　しかも、再会した二人、あれほどごった返す花火見物の人垣が、なんでそこだけ誰もいいひんの～？やったし。

でもね、ふたつ。
ふたつ、心に残りました。それはね、手術した母親から届いた手紙の言葉。
「思ってることは言葉や形や表情にしなくちゃ」ってこと。私も常々思ってるの。
気持ちは言葉や形にしないと伝わらないって。
だから、ちゃんと、大切な人には思いを伝えましょうよ。わかってくれてるはず、とかテレなんて止めましょうよ。つまんない見栄や恥なんて思わずに。
あとはね、そう・・・やっぱり誰かを好きでいられるってとても素敵だから、恋をしましょ、って事。　手を繋いでくれる人ってやっぱりいいわよ～。
映画の帰りに御池の地下街を歩きながら、手を繋いで一緒に歩いてくれる人がいたらいいな、なんて思いました。
洒落た映画じゃないですけど、私はこういうベタなオチの映画、嫌いではありません。