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エメラルドの瑕疵

旧 『楽母の人見知り日記』です。 毎日更新しています。気候の良い時期は地元(京都)の寺社散策に励みます。

88歳の自由

2020-08-26 07:53:54 | 
曽野綾子 著  株式会社興陽館   2020年 7月15日 初版

これは借り物。 というか、読んでみて、、、と渡されたもの。
曽野さんも一時読みふけったことがあったけれど、わたしは彼女のように高尚にはなれないし、キリスト教の宗教観もあって遠ざかっていた。

これは今までいろいろなところに書いていたエッセイの寄せ集め?だね。
かつて読んだことのあるような内容もあれば、朱門さんが亡くなって以降の話もある。
総じて、88歳、残された日々を自分らしくどう生きるか、というようなもの。

ただひとつ、とても共感したのが、私もかねてから言っているように、家の中の押し入れにしろなんにしろ、収納場所や部屋はがらーんとしていたっていいじゃないかということ。
モノが溢れていっぱいいっぱいになっているのって嫌いだわ。
押し入れでも天袋でも、入れるものがなきゃ、空けとけばいいと思うの。
ところが、夫などは正反対で、せっかくしまえる場所があるんだから無理に捨てなくてもいいじゃないかという意見。
違うと思うわ(笑) どうせ押し入れの奥や天袋なんていう出し入れしにくい場所にしまい込んだモノなんてなくても全然困らないものなのよ。
しょっちゅう普段使いするものをそんな辺鄙? 邪魔くさい、、、ところに置くわけないんだから。

それで幾度となくトラブった。

曽野さんもね、空間が自由を作る、というの。
空間には未来があると記している。
《空間があればいつでも何でも置ける。誰かが来てもいい、何かを置いてもいい、そこに来るものがあるかもしれない、と思う時、かすかだが未来の手ごたえを感じている。しかし、棚でも押し入れでも、ぎっしり物が詰まっていると、この先希望はない、という感じになる。希望は持つにも叶えるにも必ず変化を伴う。空間はそのために必要なものなのだ》ってね。

ま、私はここまで突き詰めて考えてないけれど、もうモノに囲まれて暮らすのはごめんだ。がらーんとした家っていいなー(笑)

ということで、断捨離熱も高まっているんだけど、ミシンのお稽古もあるし、他の本も読みたいし、、、あ~時間が足りない!!!

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4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown ()
2020-08-26 08:29:33
空間のある部屋…良いな〜と思うのだけど…結構捨てられない人です、私は。夫の方が何でもかんでもいらない!と言っても捨てる。安物買して一二度着て合わないな、で終了する。それで時々ぶつかる。
難しいですね。それでもボチボチ片付けるようにはしています
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おはようございます (楽母)
2020-08-26 10:12:30
縁さん
私が捨てるでしょ、空いたところに家人がなにやら詰める(笑) ごんべが種まきゃ・・・です
この本もそうだし、ハルメクの今月届いたのも終活特集でした。 す~ぐ影響されます(笑)
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捨てられないもの (バルちぁん)
2020-08-26 13:13:09
なかなかねぇ。
私も、いまだに高校生の時に履いて通った、オニヅカタイガーのバスケットシューズを未だに持ってる。

VANのカバンも、ミッキーマウスの手巻き腕時計も。

ハーレーも15年間、同じものに乗り続けている!!
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こんばんは (楽母)
2020-08-26 18:16:48
バルちぁんさん
思い入れが強くて、捨てられないのはしかたがないです。 置き場があれば問題ないと思いますが、わたしはいつも自分が死んだ後のことを思うの(苦笑)
うちの場合だと息子が後片付けするわけでしょ。
これ、おかんが大事にしてたやつだ、とか思いながら処分させるのはかわいそうだから。
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