宇宙人

筒井さん原作のドラマが始まっているようですね。
見てませんが（苦笑）。

『家族八景』という本で、火田七瀬という若き家政婦テレパスの存在を知ってから、テレパシーとかテレパス（超能力者）というのがとても好きです。
いえ、テレパスなんていうのはもっと以前に知っていたもの。でも、そのころの私は人の心が読めたらいいだろうな～、便利だろうな～なんて思う程度。
この本で初めて、人の心が読めるが故の苦悩を知りました。
そりゃそうよね、人の心に巣食うのは善意ばかりじゃない。すべての感情が読み取れたら、辛い方が多いかもしれません。

話は変わって、楽母の周りに、この人はひょっとしたらテレパスかしら？と思わせるような人がいます。
不思議な事に、『今日あたりメールが欲しいな』と思うと、必ず届くのです。
それとも？？私が『今日はメールが届くに違いない』と予知してしまうのでしょうか？　あらら、楽母、壊れかけているのでしょうか？（苦笑）
とりあえず、そういう絶妙のタイミングでメールがあって、しかもそれが1～2回の偶然にとどまらない、という存在なんですが。

そのくせ、その人は、付き合いにおいて『積み重なる』という事が全くありません。普通、何度か会ったりお食事をしたりするうちに、距離って縮まりませんか？
ここでもそうです。最初は初めまして～なんてお互いがおずおずとした付き合いをしていても、何度も寄ってコメントしてくれたり、毎日来てくれたりするうちに、すっかり仲良しになっていきます。
顔すら知らない、という間柄ですのに、よく考えてみたら近所の人以上に、私の事を知ってくれている。私が何を考え、何に悩み、何が好きか嫌いなのか・・・そういうのみんな分かってくれているじゃないですか。
それなのに、顔を合わせていても、実際にお喋りを交わしていても、その人とはちっとも距離が縮まらないの。
最初に会ったときからずっと同じで。言葉も敬語のまんま。

私はこういう関係が初めてなので、ちょっと理解不能。
どうして、いつも同じでいられるのか。少しずつでも近くにならないものなのか？
まぁ、そういう不思議なところを含めて、ひそかに『宇宙人』と呼んでいるのですけれど、そういう人って、身近にいますか？