
『ものすごくうるさくてありえないほど近い』も『戦火の馬』も気になってるんだけど、とりあえず、笑えそうなものが見たい。
『シャーロック・ホームズ』第二弾もそろそろ??
あ゛~~お金はあるが暇がない。。。なんて大ウソ(笑)
この映画、予告編の段階からちょっとね、、、思い当たる人物がいて。
田舎のハイスクールで多分、学校一の美人で頭もそこそこ良かった女の子が、こんな腐った魚の臭いのするような町を出て、都会で華々しくお洒落に暮らそうと思う。
実際、都会に出たけれど、思ったほどの満たされた生活でもない。
で、、、かつての恋人で、別の女性と結婚した彼が、赤ちゃんの披露パーティに招待するメールを送ってきたものだから、、、出来心も手伝って、、、数年ぶりに田舎に帰り・・・という映画。
シャーリーズ・セロンが“イタイ”女をよく演じていると思う。
あんなに美人なのに、ぼさぼさ頭で寝起きからコーラを飲んじゃあゲップ!なんてシーンもあって笑える。 でもね。。。
笑えそうな映画だと思ったけれど、違ったわ。
全編、“イタイ”映画になっている。
美人で頭もよくてハイスクールの男子学生からも女子学生からも憧れられていた彼女は、37歳になろうというのに、そのかつての栄光が忘れられない。 今でも田舎町に帰れば男どもはみんな自分に夢中になると思っているし、同級生の女の子は相変わらず彼女に憧れのまなざしを向けるhomecoming queen だと。
まぁ、確かに今でもうんと飛びぬけて綺麗なんだけど、37歳の同級生たちはそれぞれに平凡な家庭を築いてちゃんとした落ち着いた生活を送っている。
都会でそこそこの物を手に入れた彼女には、そういう平凡な幸せは与えられずに、半分アルコール中毒のようになっている。
それでも、田舎町の住人にいかにも自分が都会で出世して憧れを実現できた成功者風を装っている。
なんてのか、女の37歳ってのも微妙な年齢だし、なまじっか美人だったりすると勘違いするのも分からないこともないけれど、私はいつだって、ふたつ良いことはない!と思っている方だから飛びきりの美人で、望んだように都会に出て来て、田舎町じゃ誰からも憧れられるようなステータス(かな?)を手に入れたのなら、それで満足しとけば??なんて思う。
何もかも手に入れようとすること自体がガキの発想で、大人はやっぱり諦めることを知らなきゃならないし、『知足』でしょ、なんて思うのであります~。
そうなんですよね。
でも、幾つになってもそれが解らずに、不満を抱いている人って意外と多いですね。
何もかも手に入れようとすることが、決して悪いことだとは思わないけれど、全部手に入らないものだ、ということを知っておくべきですよね。
何かを得ようとしたらそれなりの努力と、何かを失う覚悟も同時にいると思っています。 私はもう老後だから(笑)あまりいろいろ望まないんです。
さて、どこにウソがあるでしょうか?
ヤングのくだりは見逃してあげます(笑)アダルト映画を見ます。というのが嘘ですね。 ぶくろさんのことですから、ああいうものは見るものではなくするものだ、とおっしゃっている姿が透視できます