映画

ひどい方向オンチの上に、優柔不断と自意識過剰、人見知りをトッピングさせた私は、半径数キロ程度のテリトリー以外は、ひとりで歩けない人だ・・・った。


幸い、気の合う仲間と、男前で働き者で優しく大らかな(もういいか・・・)な
主人のいるおかげで、テリトリーを出るときは、いつも隣に誰かが・・・いた。
こうして、《箱入り奥さん》どっぷり生活は何の不自由もなく続くと思われた。

その生活に変化を与えたのが、ボケた母の出現だった！

母の世代にありがちな、夫に従い仕事も持たず、家事に専念し、自分に投資するための資金は１円たりとも使わない・・・生活は、父の死後、じわじわと母を蝕んだ。

母の毎日は、ある種、精神的な生活習慣病まっしぐらの生活だったのだ。

　　　　　　えっ？！　　私と同じ？？　　えっ？！

それに気づいた私は偉かった(笑)
　　　＊アヤマチヲ　アラタムルニ　オソスギルト　イウコト　ナカレ＊

ひとりでテリトリーを出ようと思った。手始めに月に最低１回は、ひとりで映画館に行って、本編をみようと
決心した。
それがクリアできたら、ひとり映画の時に、もう少し早く家を出て、ひとりランチもすることをノルマに課した。


「ひとりでできるもん」「はじめてのおつかい」状態だった私も、実行してから
はや２年。
　　　　　　ひとり上手になりつつ・・・・ある。

☆今月のノルマ
TOHOシネマズ二条にて　　　　トリック劇場版２
☆今月のおまけ
浜大津アーカスにて　　　　　　　日本沈没
☆今年の今まで一番
京都シネマにて　　　　　　　　　かもめ食堂