
井上理津子 著 新潮文庫 平成30年 2月1日
普通の人は、いったいどのくらいお葬式に参列するのだろう。
わたしなど今までを振り返っても、ご近所のかたと友人のご家族の告別式、あとは父親ぐらいなもので、火葬場に行ったのは父親の葬儀の時のみ。
父の時など自分が葬家側なので悲しいというよりは、あれよあれよとお膳立てされた式次第に乗っていろんな人に頭を下げていた記憶しかない。
そんな具合だから、葬送に関わるお仕事をされている人たちのことを全くもって覚えていない。
この本はいつだったかなー、書評でみかけて読まなくちゃと思っていたもの。
文庫化される前、2015年の4月に出版されたというから、映画『おくりびと』を観たり、その原作本といわれている『納棺夫日記』を読んでしばらくしてからのことかなぁ。
葬儀社の社員、納棺師、エンバーマー、火葬場職員らにインタビューしたり、お仕事を見せて貰ったり、葬祭ディレクターを目指す人達の学校に行ったり。
全てが著者の取材に基づいている。
最期はみな、こういった葬送に携わる職業の人たちのお世話になるというのに、あまりにも彼らの仕事について無知だというのを思い知らされる。
普段、考えないものね、葬送の仕事師が職業として存在していることすら。
おりしも、この本を読んでいる最中に、京都アニメーションの放火殺人事件が起こって、たくさんの方が命を奪われた。
消防士さんも現場の建物に入れないほどの業火。 お亡くなりになった方もDNA鑑定しなければ身元が分からないような有様だったとかで。
本の中にも、東日本大震災の犠牲者の様子も出てくる。
普通に老衰や病死で亡くなった『綺麗な』ご遺体ばかりではない、ということを観念では分かっていても自分の中でピンと来ていないから、その時、本当に地獄絵図だったんだなーとやっと思い至る。
誰しもがお世話になるというのに、あまりにも知らなさすぎるし、彼らのプロフェッショナルな仕事ぶりに頭が下がる思いだった。
火葬場の職員さんの言葉に、綺麗に焼いて差し上げたい、というのがあって、綺麗に焼くには棺の中にご遺体の他には何も入れないのが一番なんだって。
ついつい故人の愛用品や花やらを入れたがるけれど、何も入れないほうがいいというのは目から鱗だった。
結構キツい表現もあるので、お勧めとはいかないが、私は読んで良かったと感じている。
普通の人は、いったいどのくらいお葬式に参列するのだろう。
わたしなど今までを振り返っても、ご近所のかたと友人のご家族の告別式、あとは父親ぐらいなもので、火葬場に行ったのは父親の葬儀の時のみ。
父の時など自分が葬家側なので悲しいというよりは、あれよあれよとお膳立てされた式次第に乗っていろんな人に頭を下げていた記憶しかない。
そんな具合だから、葬送に関わるお仕事をされている人たちのことを全くもって覚えていない。
この本はいつだったかなー、書評でみかけて読まなくちゃと思っていたもの。
文庫化される前、2015年の4月に出版されたというから、映画『おくりびと』を観たり、その原作本といわれている『納棺夫日記』を読んでしばらくしてからのことかなぁ。
葬儀社の社員、納棺師、エンバーマー、火葬場職員らにインタビューしたり、お仕事を見せて貰ったり、葬祭ディレクターを目指す人達の学校に行ったり。
全てが著者の取材に基づいている。
最期はみな、こういった葬送に携わる職業の人たちのお世話になるというのに、あまりにも彼らの仕事について無知だというのを思い知らされる。
普段、考えないものね、葬送の仕事師が職業として存在していることすら。
おりしも、この本を読んでいる最中に、京都アニメーションの放火殺人事件が起こって、たくさんの方が命を奪われた。
消防士さんも現場の建物に入れないほどの業火。 お亡くなりになった方もDNA鑑定しなければ身元が分からないような有様だったとかで。
本の中にも、東日本大震災の犠牲者の様子も出てくる。
普通に老衰や病死で亡くなった『綺麗な』ご遺体ばかりではない、ということを観念では分かっていても自分の中でピンと来ていないから、その時、本当に地獄絵図だったんだなーとやっと思い至る。
誰しもがお世話になるというのに、あまりにも知らなさすぎるし、彼らのプロフェッショナルな仕事ぶりに頭が下がる思いだった。
火葬場の職員さんの言葉に、綺麗に焼いて差し上げたい、というのがあって、綺麗に焼くには棺の中にご遺体の他には何も入れないのが一番なんだって。
ついつい故人の愛用品や花やらを入れたがるけれど、何も入れないほうがいいというのは目から鱗だった。
結構キツい表現もあるので、お勧めとはいかないが、私は読んで良かったと感じている。
仕事関係・ボランティア関係・友達関係・親戚身内関係・・・完全に両手両足ではたりない。
「けいおん」「中二病」「ハルヒ」・・・
ラッピング列車まで観に通った。
京都の京アニショップにも通った・・・・
ショックだった・・・・
バルちぁんさんは地域でも責任あるお仕事もしてらっしゃるので、たくさん参列されているんでしょうね。 葬儀を支える裏方のかたたちの事を知って私は良かったと思います。
京アニの事件はショックでした。 このあいだ、南側のショッピングモールに行ったんですけど、現場まで近いんですよ。 やりきれない思いにかられました。 聲の形、は劇場で観ました。 いったい、何があのような行動に走らせたんでしょうね。残念過ぎます。
少年マガジンで読んでました。
耳の聞こえない女の子たまらなく好きだった
わたしは映画館の予告編で見て、公開を待っていました。 そういえば舞台は大垣でしたね。
アニメは舞台の整地巡りも楽しいです。
けいおんの豊郷小学校には行きました。ユーフォニアムは京都コンサートホールも出てくるし。
聲の形は切なかったです。