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エメラルドの瑕疵

旧 『楽母の人見知り日記』です。 毎日更新しています。気候の良い時期は地元(京都)の寺社散策に励みます。

家族の言い訳

2019-01-23 17:44:13 | 
森 浩美 著  双葉文庫  2018年 12月17日 第36刷

『上を向いて読んで下さい 涙がこぼれてしまいます』

これは帯に偽りなしだった。 8作の短編集。 最初の『ホタルの熱』から号泣した。

やっぱりね、若い子向け?のキャラミスなんか読んでいると、こういう大人の鑑賞に堪える(というのか?)作品に出合うとそのうまさに唸るね。
同じ表現が幾度も出てくる語彙不足もないし、切れ味の鋭さも感じる。

4編目の『カレーの匂い』なんて、は~、そう来ましたか・・・って途中から出てきた元同僚、というのがなんとなく怪しい気がしたのに、最後の最後で、ああやられた、って。
『おかあちゃんの口紅』も『イブのクレヨン』もおおよそ結末は想像がついているというのに、やられた感がある。

これはもうドライアイの人必読ものです(笑)

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4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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絶対に (ひさへ)
2019-01-23 18:19:27
読みます!メモメモ...。

フレディ愛が治まったら。

「羊と鋼の森」も買ったのにまだ読んでない...。
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こんばんは (楽母)
2019-01-23 20:43:09
ひさへさん
フレディを聴きながらでも読めます(笑)
短編集なので、「羊と・・・」よりも読みやすいはず。 これはお勧め。 ほんとに良かったです!
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この本大好き! (花②)
2019-01-23 22:21:34
何度でも読みたくなるの・・・
旅行の時、新しい本と一緒に持っていったりして

ブログを拝見して、又、本棚から引っ張り出してきました
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おはようございます (楽母)
2019-01-24 07:51:33
花②さん
さすが、読書家の花②さんです。
これ、本当に良かったですよね。 『言い訳』シリーズ?のような他の著作もあるようなので、今日、ジムの帰りにでも本屋によって探して来ようと思っています。
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