ガール

ガール - goo 映画

いまさら『ガール』でもないでしょ、と思いながらも観に行く（笑）
おそらく話の運びは予想通りだと分かっていても観に行く。

29歳って、微妙だったな、自分自身を振り返っても。
映画の中では広告代理店に勤める独身女性がその年齢で、私はといえば結婚もしてたし、子供もいた。
それでも微妙だったのは、30の壁のせい。

やっぱり三十路に入るのは完璧に・・・おばさんの仲間入りだと感じてたから。
映画同様、20代はまだどこかで『ガール』だけれど、30代になるとそれが『レディ』でも『マドモアゼル』でもなく、『おばさん』
そんなふうに思っていた。
で、実際、その通りなんだけど（苦笑）　独身で綺麗、綺麗してるならともかく朝から晩まで小さな子の相手して、掃除して洗濯してご飯作ったら一日が終わる。　その繰り返し。
その頃の流行り物なんて全く記憶がない。
現実って、否応なし待ったなしだから、夢見がちでキラキラしたもの、可愛いもの、白とピンクとレースが好きな女の子も、いつまでも続く訳がない。

私の好きな『潮時』という言葉も、映画では早々に使われていた。

映画は女の子にはピンクな部分とブルーな部分がある、という前提のもと、最後はほんわかピンクで終わっていたけれど、半々じゃないよね。　私なんか圧倒的にブルーが多い（泣）　ほぼブルー。98％ぐらいはブルーで、たま～にピンクが来ればラッキーぐらいの覚悟でいる（笑）

香里奈ちゃんの役柄が以前テレビの単発ドラマになっていた・・・なんだっけ？？　黒木瞳と共演してたデパガの物語とオーバーラップするものの、映画はそれなりに面白かったよ。

結婚してても独身でいても、シングルマザーでいても、女の30代ってのも実にしんどいね（笑）
うん、いろんなことと闘わなきゃならなかったから40代もしんどかった。

私は、今が好きだな。　そりゃあもう、いろんなことが下降線だけど、闘わなくなったし（笑）
達観じゃなく諦観してきたし。　
ガール（な部分）を引きずってる世代の人は、まぁ、頑張ってください。
そこを抜けたら、楽しくなるからね。