無防備ということ

近所に、私よりかなり上だけど、まぁ、若く見える人がいて。
小柄で丸顔で、娘さん（といっても40手前）のお洋服が共用できるっていうんで、時々はそういうのを着て、自分でも若く見える、ということをかなり認識していて（笑）　ちょっと自慢に思ってる風でもある。

確かに、私みたいに大柄でないから、小柄ってだけでも可愛らしい（笑）し、ふたつみっつは若く見えるかもしれないけれど、私と同い年くらいってのは、言い過ぎやろ。

その人がこないだ、夕方、何やら重そうなものを持ってとぼとぼ歩いていた。
そりゃあね、独りで歩いている時までニコニコしてる人も少ないから、表情が死んじゃってる。
おまけに風が強い日だったので、茶髪にした髪の根元が風にあおられて、、、真っ白なのまで見てとれる。

よほど荷物が重かったのか、足取りもゆっくりで、背中が丸まっていて、、、めっちゃ婆さんに見えた。

私はすれ違う車の中から彼女を見かけて、思わずババくさ！って思ったものだけど、隣のDANも同じことを言った。

いや、私よりかなり上なんだから、めっちゃ婆さんでおかしくないんだけど（笑）
ババくさいのも普通なんだけど。

普段、目の前にして話したりしてる時はそれほどでもないように感じてただけに、あの日は知ってる実年齢よりもっと上に感じたほど。

人は、無防備になったときに、普段隠しているものが露わになる。

鏡の前の私は、鏡に映る事を意識してるからまだマシだけど、多分、意識なく映った時は彼女とそんなに変わらないババくさい死んだような表情になっているんだろうと思った。
自戒！　自戒！