goo blog サービス終了のお知らせ 

ヨット屋のブログです

ヨットを造ったりヨットに乗ったりします
http://ikegawa-yacht.com/

シート類洗濯

2016-12-09 08:38:35 | 日記

シート類洗濯

「花丸」シート類を洗濯

メインハリヤードやミズンハリヤード
ジブハリヤード2本とミズンステースルハリヤード

それらのセールをコントロールするシート類
そして黄色いベルトはジャックライン

それら全て取り外した物を洗濯した

擦れて危ないなと思うもの刃新品に取り替える
取り替えた古いシート類を舫ロープに使っている船は多いが
「花丸」にはまともな太くて柔らかい舫ロープがあるので古いシートを使う気はない

ワイヤースプライスは肩こり・首の痛み・腕の筋肉の痛み等想像以上に疲れる仕事だ
プロに言わせるとそんなに力を使わなくても出来る仕事だそうだが
12年ものブランクがあり力も衰えている僕にはやっかいな仕事だ


フェンダーカバー

2016-12-08 07:07:14 | 日記

 

「花丸」には直径270長さ700の大きいフェンダーが8個ある

それらのフェンダーは収納箇所がないので常に両舷4個ずつぶら下げたままだ

上側は普通にライフラインに結びつけているが
フェンダー下側は隣同士を結びつけたラインを船尾まで伸ばし
船尾のラインを引っ張ると一気に4個のフェンダーが横に持ち上がるようにしてある

入港時には船尾に引きつけていたラインを外せば一気に4個のフェンダーをぶら下げた状態になる

そのフェンダーカバーを古いセールカバーを切って真澄人君に作ってもらった

家にあるミシンで縫うためには特別大きな針と紫外線に強い糸と交換してから縫い始めるそうだ
オリジナルジュエリーを作っている彼はとても器用にヨットでも色々な仕事をこなす


ワイヤースプライス

2016-12-07 07:41:38 | 日記

 

7×7のワイヤースプライスがなかなか出来ない

途中までやってこてこてになり失敗して切り飛ばし又やり直す
もう6回も切り飛ばした醜いワイヤーの塊が出来た

YouTubeを見ても本を見ながらやっても出来ないものは出来ない

12年前にどうしてワイヤースプライスが出来たのか

よく聞くとワイヤー加工のプロがわざわざ横浜から松山まで教えに来てくれたのだそうだ
今回はとても忙しくて行けないというので自力で出来る様になるしかない

ステンレスのスパイキが細くて右手の平にまめが出来そうなので
とりあえず良い道具からと思い12ミリステンレスボルトでスパイキを作った

今日こそは1つでも成功させてやり方を身に付けたいと思う


グロメット加工

2016-12-06 06:40:13 | 日記

 

昨日はグロメット加工の修正をした
やっと一番細い5ミリワイヤーのグロメット加工が完成し
シンブルとデッドアイを固定する事が出来た

出来る様になれば簡単な技術だと思うが
出来ない時は何が何だか解らず苦労した

次はアイスプライス
これはグロメット加工より数倍手強い

一番細くて柔らかい5ミリワイヤーからやっていこうと思う
シンブルを入れたアイスプライスを10箇所作る必要がある


ワイヤーのアイスプライス

2016-12-05 06:09:08 | 日記

 

昨日は日曜日だというのに一日中ワイヤースプライス

一日かかって1箇所も出来なかった
12年前にやった時も全てのワイヤースプライスとグロメット加工をするのに1ヶ月ほどかかった事を思い出した

ワイヤー加工のプロに長い電話をして何所が悪いのか聞こうとするが
1つずつそれは違うという所が解っていっても見えていないので電話で教えてもらうのは非常に難しい

YouTubeで調べてもそれぞれやり方が1つずつ違いこんがらがってくるだけだ

やりかけては失敗しワイヤーがキンクして何がなにやら解らなくなりワイヤーをカット
カットしたワイヤーアイスプライスの残骸が4つ
夕方19:00まで頑張ったがついに完成しなかった

肩が張り首が痛くなりせっかくの日曜日が過ぎ去った

自分のヨットを直すのはアマチュアの楽しみとしてやらないといけないと思っているのに
昨日は楽しくもなく疲れたばかりだった



デッドアイ下側を固定するワイヤーループ

2016-12-04 07:36:01 | 日記

 

グロメット加工というのだそうですが
ワイヤーをループの長さの8倍ほどでカットしておいて

素線をほぐし6本のねじれた素線と1本の真っ直ぐの素線に分ける

ねじれた素線を編み込んでいってループワイヤーを作る
6回までの巻きはぐるぐる回すだけで勝手に出来ていくのだが
最後の7巻き目は写真右下のステンレススパイキを使って無理やりねじ込むことになる

このグロメット加工されたワイヤーでデッドアイとシンブルを固定する

シンブルはデッキのチェーンプレートとシャックルで連結し
デッドアイはマストを支えるワイヤー締め付けに使われる

12年前の仕事なのでやり方を完全に忘れており
横浜在住ワイヤー加工のプロの友人にやり方をメールで送ってもらった


デッドアイ36個

2016-12-03 10:02:05 | 日記

 

「花丸」には大小36個のデッドアイがある

2つ一組でターンバックルの代わりにワイヤーを張る役目を果たす
写真下側の4個は既に補強と保護の役目を果たす細いロープを取り外した状態

上下のデッドアイが一組になりそれぞれに3個ある穴に1本のロープを通して締め上げる

けっこう良く締まりきちんとマストを支える役目を果たす
古い昔の帆船などに使われたやり方です

写真左下の古いデッドアイの端にヒビが入っていたので
12年前に予備として作っておいた新しい物と入れ替える予定です

昨日はアンカレッジ・マリーナで船底塗料はぎの仕事をしたのですが
カメラを忘れて行っていたので写真はデッドアイの写真にした

海の広場を久々に更新しました
左上海の広場最新の更新からお入り下さい


デッドアイ

2016-12-02 06:31:12 | 日記

 

「花丸」ではターンバックルの代わりにデッドアイを使ってステーを締め込んでいる

欅でできており作ってすぐに油に漬けて3日間油の温度を上げて木の中の空気と油を入れ替えた

油でコテコテなので雨などで真水に触れても腐ることはなかった

力のかかり具合によって大きさを変えフォア−ステーには特大のデッドアイ
サイドステーには中間の大きさそしてミズンマストのステーを締める為には小さいデッドアイを使っている

沢山ある中で3個が割れたり変形したりした
ワイヤーを取り外して見ないとハッキリは解らないが問題のないものはそのまま使うつもりだ

今からは工房の片付けもおおかた終わったので
晴れた昼間は船体の補修仕事
雨の日や寒くなる夕暮れからは工房でステーワイヤーを交換する仕事をする

昨日は久々に布団乾燥機を使って腐ったバウスプリットの補修材接着をした


スプレッダー

2016-12-01 06:57:06 | 日記

 

一番奥の反りがあるのがメインマストスプレッダー
薄いスプルース材を積層して作ってある

中央に有る合板のレーダーアンテナ固定台が付いているのがミズンマストの前側スプレッダー2本で
手前にある2本はミズンマスト後ろ側スプレッダー2本

どれも金具が付いている部分とその金具取付の為にボルトを通した部分が腐っている

木に接した金属が温度差で木の中の水分を集めては金属の周りの木に染みこませる
そして金属の周りの木が腐る

木が腐る原因は木の豊富な栄養とバクテリアと真水です
それは解っているが木に止めたボルトを木と接触させないようにすると言うのは至難の技です

さてこれらのスプルース材が腐った部分をどうやって修復するか考え中

12年経ったヨットの木造マストは点検して整備するのが当たり前なのでしょう
マストを支えるワイヤー類も交換が当然であちこちささくれて素線が切れている部分がある