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ヨット屋のブログです

ヨットを造ったりヨットに乗ったりします
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「瀬戸壱丸」のマスト

2012-12-11 06:16:41 | 日記

「瀬戸壱丸」のマスト

徳島出張で昼から仕事を始めたが忙しくて写真が撮れなかった

この写真は日曜日に写した工房内

「瀬戸壱丸」の野中さんがマストのワイヤー類を全て取り外し
ベルトサンダーやエアーサンダーを使ってマストを磨いている

どうしてもクリヤー仕上げにしたいと言うことで
磨いたらウレタンクリヤーを塗るそうだ

今度の出張から帰ったら出来上がっているかなあ

マストの塗りが終わればそのまま中二階の天井に吊り上げておいて
船体を工房中央に寄せて船体の磨きにかかる事が出来る

後10年は何もしなくても良いような塗りをして欲しいとの事


出張準備

2012-12-09 05:06:37 | 日記

出張準備

明日からおよそ10日くらい徳島県鳴門市に出張です

モーターボートの船尾コーミングのチーク天板を張り替える仕事

左右内側の曲板だけは積層接着して工房で作りました
残りのチーク材料は現地で作ってくれています

出張は工具を忘れたら取りに帰るというわけにはいかないので
仕事の内容を頭の中で組み立ててみて必要な工具をリストアップし
揃えて手に持ちやすいくらいずつまとめます

外仕事なので作業着の防寒対策も必要です
風を通しにくいFRP作業用のつなぎ服を持って行こうと思っています


「どんぐり7」の棚材料合わせ

2012-12-08 07:12:04 | 日記

「どんぐり7」の棚材料合わせ

昨日は天気が良くて仕事がはかどった

今まで切り出していた合板やその合板を留める根太材を作り
現場で微調整をしながらきちんと合わせる

船体に当たる部分はみんな曲やひねりがあるのでなかなか合わせるのは大変

最後に工房で合板木口をすっぽりと覆うマホガニーの縁回しを作って終了

後は磨きと塗りと取り付け


「どんぐり7」の新しい棚

2012-12-07 08:00:38 | 日記

「どんぐり7」の新しい棚

アンカレッジマリーナにある「どんぐり7」に
新しく棚と小さな倚子を作る事になった

小さい船なのできちんと片付けておかないと
ヒールすると何もかもがごっちゃまぜになって足の踏み場もなくなるそうだ

先ずは段ボール紙で粗型を取り
それに合わせて切り出した6ミリ耐水合板を現場合わせ
金尺が乗っている一枚は面積がほんの少したりなかったので作り替え
後はみんな上手くできた

マホガニーの回し縁を作って一度粗組みして
良かったら塗りにかかる


2つの曲がり材完成

2012-12-06 06:44:26 | 日記

2つの曲がり材完成

厚味20ミリ・巾160ミリ・長さ950ミリのチーク曲がり材2枚が完成

戻らないように合板に留め付けた高さ160ミリの型に
接着面にエポキシを塗った積層材をクランプで押しつける

全体をナイロンシートで覆い
その上からブルーシートと毛布を重ねて暖気が逃げないようにする

写真右上に写っている布団乾燥機で暖気を送り込み全体を暖房
その横に写っている12時間タイマーで暖房時間をコントロールする

左にあるのは先に出来上がったチーク曲がり材

これで徳島への出張準備最大の難関は突破した
後は仕事の手順を考えて必要な工具や作業服を準備すれば何時でも行ける

ホームページの更新もしたいのでパソコンも忘れずに持って行こう


積層接着

2012-12-05 05:57:51 | 日記

積層接着

いよいよ蒸し曲げして乾燥させたチークの板を積層接着

蒸し曲げの状態で曲げ型に一度に6枚曲げ付けていたものを
一枚ずつバラバラにして曲げた状態で乾燥機を使って乾かし
次に接着面をアセトンで油抜きしエポキシを塗った

もう一度曲げ型に戻し20本ほどのクランプでしっかりと型に密着させた

その後写真の様に熱風が吹き出さないように養生シートで覆った後
ブルーシートをかけ
その上に分厚い毛布を掛けて熱が逃げないようにする

このときの要点は布団乾燥機の熱風がどう回るかを考え
最終的な熱風の排出口を作ってやること
そうしないと一点だけに熱がこもることになる

布団乾燥機のタイマーはガムテープで回らないようにしてある
別に電源側に12時間タイマーを取り付け昨夜はずっと暖房した
接着してから既に15時間経った
雨が降らなければ24時間後には次の積層接着を始める


強制乾燥

2012-12-04 05:19:14 | 日記

強制乾燥

型から外したチーク板を曲げたままにするために
太い木で挟み曲げたまま6枚2セットをバラバラにして隙間を作り
その隙間に布団乾燥機で熱風を送って乾燥させる

昨日も今日も雨らしいのでエポキシ接着はしないが
昨日8時間・今日8時間乾燥させればカラカラに乾くと思う

晴れたら一気に表面を脱脂しておいて
エポキシ積層接着をする

このときも型にがっちりと留め付け布団乾燥機で暖房する
24時間経てば真冬でもガチンと乾いて曲がり材が出来る


型に曲げ付け

2012-12-03 06:54:05 | 日記

型に曲げ付け

蒸したチークの薄板を今から積層接着する型に曲げ付ける

蒸しが弱くて時間が短かかったせいか先の分は曲がりが戻るので
曲げたままの状態を保てるように型から外してからも両端に力をかけたまま乾燥させる

昨日の分はどのくらい戻るか不明

さて今日はいよいよ先の分を積層接着する予定

接着表面をクロスtoクロスの技法でアセトンを使ってチーク油を拭き取る
チーク油を拭き取った直ぐ後にエピグルーを扱き込む様な接着をすると
油の多いチーク材も接着する事が出来る

普通はチーク材の様な脂っ気の多い材は接着はしない

でもこの曲がりの物を一材から削り出すのは不可能に近い
仕方無く積層接着と言うことになる

その方がずっと手間だが見た目も綺麗で強度も出る


蒸し曲げ

2012-12-02 08:03:03 | 日記

蒸し曲げ

厚味3.3mm・巾160mmのチーク材を作り
写真の様な装置で蒸し曲げをして型に沿わせ
乾かしてからエポキシ接着をやろうと考えている

今までにもそんなやり方で極端な曲がりの物を曲げてから接着したことはあるが
今度は物が大きいので蒸す道具から作る

曲げて積層接着した厚味20ミリ巾155ミリ長さおよそ1000ミリの曲がり材を二つ作る事になる
モーターボートの船尾両側角内面の材だがなかなか面倒な仕事だ

先日掃除したバーナーは少し時間が経つと加圧が抜けているようで
しょっちゅうポンピングをしないと火力が弱くなる

パッキンを点検して仕事が終わったら綺麗に磨こうと思う


チーク材を製材

2012-12-01 07:51:42 | 日記

チーク材を製材

3.3ミリメートル厚味のチーク材を6層して
20ミリ厚味の曲がったチーク板を作ろうとしている

高さが160あるので簡単に曲がってくれない

今日は製材したチーク材にプレーナーをかけて3.3ミリに落とす仕事から始める

後は曲げ付ける型をきちんと接着して戻らないように広めの板に留めることと
蒸し曲げをするつもりなので蒸し器と熱源をどうするかを考える