長野県諏訪二葉高等学校校長日記 2014・2015

諏訪二葉高校の校長です。校長の視点から学校の様子をお伝えしたいと思います。登校日毎日更新を目指します。ご愛読願います。

10月3日(土)今日も清陵に行きます 2015-156

2015-10-03 18:18:13 | 日記

 仙台大学の齋藤先生の講演会が午後あり、今日も諏訪清陵高校に出かけてきました。

 午前中から、清陵に行ってきました。石城校長先生自ら、案内掲示をしていました。お疲れ様です。

 本校3年生の中澤さんも実行委員として関わっていますので、私も参加しないわけにはいきません。夏にも、齋藤先生の講演会をうかがっています。この「校長日記」でも紹介しました。

http://blog.goo.ne.jp/futaba2014/e/0cf24b53b5db7d89c17d19dbb233b370

 

 8月の講演会の様子

 中澤さんは、他校の実行委員と一緒に、午前中から齋藤先生と打ち合わせを行っていました。

 私も、清陵生と別件で話があり、午前中から清陵に伺い、しばし、校長室で面談し、その後、二葉に連れて行って、さらに話をしました。

 以下は、石城校長先生から頂戴した、清陵からの依頼文です。

中高生防災フォーラム ~未来を考える~ の開催について(依頼)

 初秋の候、ますます御清祥のこととお慶び申し上げます。

 このたび、標記の催しを下記の要領で実施することといたしました。つきましては、貴校生徒の皆様にお知らせいただき、参加について御配慮いただければと思います。 

1 趣旨  

 私たちは諏訪市と宮城県東松島市共催の「虹のかけ橋プロジェクト」に参加し、3・11の被災地を訪問し、東松島市の小中高生徒と交流をして来ました。3・11で災害に対する多くの人の考えが変わったと思いますが、「前例や経験が通用しなかった」というのが、実際に東北に行き、多くの方と話をするなかで強く感じたことでした。

 東松島市へ行ったメンバーは、この思いをカタチにするため、災害について今一度、これから先を生き、将来を担う中高生が、大人に頼るのではなく自主的に考えていく必要があると感じ、このフォーラムを開催することにしました。

 多くの中高生の参加と、大人の皆さまの御理解・御協力をいただければ嬉しいです。

 2 日時 平成27年(2015年)10月3日(土) 午後2時より

               (1時半受付 午後4時終了予定)

3 会場 諏訪清陵高等学校・附属中学校 中学生棟1階講義室  

           *入場口 中学生棟1階から直接お入り下さい。

4 内容

   ① 講演会

      講 師 :齋藤 幸男 氏(前宮城県石巻西高等学校長)

テーマ :災間を生きる君たちに~震災の教訓と教育の力~

       主な内容:

       1.自然災害と科学の眼

              ~災害を科学する~

       2.大人の経験知と判断

              ~自分で判断できる大人になる~

        3.避難所運営の実際

             ~東北人のアイデンティティ~

       4.こころのケアと心のサポート

         ~ASD・PTSDからPTGへ~

       5.震災を語り継ぐ

         ~被災地から未災地へ~

       6.災間を生きる君たちに 

         ~思いをカタチにする~

       7.日本人の死生観 

         ~心の闇を見つめる~

       8.教育の力 

         ~教育は無力ではない~

教育の力 = 生徒を幸せにする力

人間は自分が必要な存在だと実感できた時に幸せ感じる。

人間は自分が決して独りでないと実感した時に安心する。

人間は誰かと共感できた時につながっていると実感する。

 

「ひとつ上」をめざす

「生徒を育てるのは生徒である」:生徒が高め合う力を取り戻す。

「教師を育てるのも生徒である」:生徒の本気さが教師を変える。

「学校をつくるのは生徒である」:実践する生徒が学校を変える。

 

 ② ワークショップ

      テーマ:いま私たちに出来ること(仮)

 午後一番に、再び清陵に出向き、講師の齋藤先生としばしお話をしました。来年度はぜひ二葉で、講演会をお願いしたいとかねがね思っていましたので、その話も申し上げ、快く受けていただきました。本当にありがたいことです。

 「防災教育」の必要性は十分理解しているつもりですが、何をどのようにしたらいいのか、実際のところ悩んでいます。こんな中、高校の校長職退職後、防災教育の必要性を訴えるために、全国各地で講演活動をしている齋藤先生のお話は、きっと二葉生の今後の生き方に大きな影響を与えると思うのです。今日で3回目の齋藤先生のお話ですが、今日のお話を実際にまた伺い、その思いをさらに強くしました。

 参加した本校の生徒たちも、講演の内容にも感銘を受け、その後のワークショップでも刺激を受けたようです。「校長先生、ぜひ、齋藤先生のお話を、二葉でも聞くことができるようにしてください」と、参加した生徒たちから言われましたので。

 具体的な講演日程は、教務係に相談しながら、どういった時期に行うのか考えていきます。このワークショップとの連動を考えれば、金曜日に本校で講演をしていただき、土曜日にワークショップを行う日程を今のところ私の段階では考えています。もし、他校でも、齋藤先生の講演を聞きたいという希望があれば、本校と連動させて考えれば、より諏訪の子どもたちのためにいいなぁとも思っています。他校の校長先生に話をしてみようと思っています。

 準備段階

 講演の様子

 ワークショップ中

 参加生徒全員で、齋藤先生と記念撮影

 校内では、本日、3年生の土曜講座が行われていました。校長室で仕事をしていると、「校長先生、面接練習お願いします」と、さっそく、「予約」にきてくれた生徒がいました。

 また、明日のロビーコンサートの準備やリハーサルも行われました。

 同窓会役員の皆さん、ありがとうございました。明日はよろしくお願いします。


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