歩かない旅人

牛乳を毎日飲む人よりも、牛乳を毎日配達している人の方が健康である。

日本は右傾化しているというプロパガンダ。

2012-11-24 11:05:10 | 産経新聞を読んで
 まだ私が若かったころは、今時分から町中に「ジングルベル」の曲が流れていました。年末の気ぜわしさとなんだか分からない舞い上がった弾むような感情とが入り混じった、不思議な戦後の一風景でしたが、最近は防音防止とでも言うのでしょうか、随分静かな街になってしまいました。というよりもどこの町の商店街にはシャッターが閉じられた店が、目立つようになり、心痛みます。
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 戦後の日本に初めてクリスマスセールなるものが表れ、年末のお正月商戦と兼ねた、商店街がきらびやかなクリスマスの飾りを。この商売に利用したことは言うまでもありません。赤と緑の刺激的な色取りはいままでの日本にない、一種ハイカラな感じがありました。いわゆるバタ臭い、アメリカンジャズのような、身につかない垢抜けないそんな中途半端な、利用の仕方だったのでしょう。
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 選挙戦も静かに進行中ですが、相変わらずメディアの報道の主調は分かりにくい選挙、いわゆる焦点をぼやかすというテーマに沿ってほぼ統一されています。報道する側も最もいい加減で無責任で楽なスタンスに立って、別に分析や足を使った分析をせずに、気分で喋っていればいいのですから、ずるい作戦を取った者だと思います。
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 きょうの『週刊誌ウオッチング』の記事の内容も各週刊誌の選挙戦の予想を載せているそうですその内容を全文書き残しておきます。もともとこんな数字は始めっからどうでもいいのですが、この数字に左右される人も少しはいるかもしれませんし、選挙自体も分かりにくいことなどないのですが、分かりにくくしているのはメディアの作戦でしょう。メディアの反対の事をすれば先ず間違いはないということさえ聞こえます。メディアもなめられたものです。
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 《 花田紀凱の 週刊誌ウオッチング  389 》
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 週刊誌の選挙予測くらい当てにならないものはない。が、ついつい読んでしまうのが選挙予測で、自分の関係した選挙区の情勢はやはり気にかかる。
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 ●『週刊文春』(11月29日号)。自民244、民主86、公明26、維新の会64、生活16。
 ●『週刊現代』(12月1日号)。自民は200に届かず、民主は50議席の惨敗、維新は75議席(なぜか、表紙は民主60、維新85となっている。
 ●『サンデー毎日』(12月2日号)。自民253、民主87、公明27、維新44、生活15、
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 予測こそしていないが、●『週刊新潮』(11月29日号が)の選挙ワイド、「民主党『大量絶滅期』」16本がおもしろい。1本だけピックアップすると、「懲りない『田中真紀子文科相』はミニ集会で言いたい放題。認可が取り消されそうになった短大の学生を指して≫「“真紀子さんのおかげで、5日間も泣いて暮らしました”と5日間あれば、お前勉強して東大受けろよ」≪。
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 理事長についても、≫「学長(理事長の事)がバカじゃねえかよ。そんなバカが校長(同前)をやっている。ホッホッホッ」≪。これが文科相のいうセリフか。
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 中国の集近平の体制がスタート。●『ニューズウイーク日本版』(11月28日号)、が早速、表紙に習近平をもってきて15ページの大特集、「中国の針路 集近平と老獪な仲間達」。タイトルがいい。≫身長は180センチ以上、体重100キロに近いその巨体は、経済的にも軍事的にも膨張する中国という国を見事に象徴している≪
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 集近平と李克強が実は≫「強い精神的な絆で結ばれている」(北京のメディア関係者)≪など、するどう分析が多い。このところの『ニューズウイーク日本版』は充実。
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 今週の必読は『文春』、曽野綾子さんと葛西敏之JR東海会長の特別会談、「経営者よ、国家ぐるみの詐欺にダマされるな」。中国13億市場に誘惑される日本の経営者を痛烈に批判。この対談は、『WiLL』でお願いしたかった。
                (WiLL  編集長・花田紀凱
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 週刊誌の報道も、馬鹿にはなりません。根強い動かされる層があるのです。早く言えば無党派層を気取っている層です。小泉人気に乗ったり、政権交代などというメディアに踊らされて、圧倒的な力をポピュリズム選挙で発揮します。無視することは出来ませんが、有権者も段々賢くなってきて、無茶な判断はしなくなるだろうと希望していますが、やはり選挙は水物とはよく言ったものです。
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 しかし、安倍晋三自民総裁は、今日の産経新聞によると昔の首相時代に比べて、一段と強かに、しかも政治家としての駆け引きがぐんと上がりました。新聞によると経済関係で野田首相や白川日銀総裁との論争を、「もう勝負はついた。安倍氏の発言に市場が反応した、日銀や民主党の対応不足は証明されたと判断。これ以上の口撃を封印したというのです。
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 今は三連休の中にいるという事に私は気がつきませんでした。民主党の街頭演説は凄まじいことになっています。動画を探すと出てきますが、『売国奴・売国奴』の連呼の中菅直人・蓮舫両氏が演壇に立ったときなど、まともに演説できない雰囲気をかもし出していました。この前の野田総理の解散宣言も、街頭演説での「ウソツキ」のプラカードにショックを受けたと言います。
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 その野田首相が、韓国の新聞では、「極右・野田が極右に警告」という記事が東京発で出ているそうです。その記事を中心にソウル支局のお馴染み黒田勝弘氏が、8面で二本記事を並べています。今日はそれを書こうとしたのですが話が別なほうにいってしまいました。そのうちの一本、【 自ら招いた「日本の右傾化」 】という題で書かれた論文の抜き読みを少し書きます。
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 ・・・・・・韓国で気にくわない日本の動きをやたら、「極右」と言い出したのは1990年代中ごろだろうか、当初は石原慎太郎氏など右派、保守派の政治家や知識人、産経新聞や「文藝春秋」などに“極右レッテル”を貼っていたが、対象は広がる一方だ。最も新しいところでは、「安倍総裁が極右の本性」、「安倍、無法の極右公約」などと安倍自民党にホコ先が向いている。
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 筆者も、「極右言論人」にされて久しい。(中略)。インタビューでは、「産経新聞が極右なら朝日新聞などは“極左”じゃないのか」とからかったこともあるが、朝日新聞は「良心的新聞」という。その朝日新聞も李明博大統領の竹島上陸や天皇発言では韓国批判に転じたため、韓国のメディアや知識人は戸惑っている。
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 最近、ソウルであった日韓関係セミナーの席で、「李明博ショックのおかげで日本では朝日新聞はじめみんな産経新聞になりました」と冗談を言ったのだが、韓国における執拗な反日~日本叩きは日本の国民感情を刺激し続けた。それが、韓国で盛んに非難される、「日本の保守化、右傾化」につながった。(中略)
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 以前は韓国でも知日派の長老政治家が、「こんなに長年、謝れ、反省しろと言い続けられては、日本でなくてもイヤになり怒るだろう」と公開の席で自制論を語ることもあったが、今やこんな風景など見当たらない。(後略)
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 特亜の機嫌取りなぞ、日本はきっぱり断って、断固自主的独立自尊の気概を持つべきだと思います。そのための選挙だと考えれば、メディアで盛んに言いふらされている党の数が多すぎるとか訳の分からない選挙だなぞと、マイナスイメージに躍起となっていますが、これこそ特亜に乗っ取られそうになっているメディアの陰険な、工作なのです。
 
 

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