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TOEIC150点アップ実況中継

ある大学で50名の学生にTOEIC講座を担当。たった15日の講座で平均150点の成績upを果たした。その学習法を実況中継

イディオム対策実況中継 (5) 方位語intoについて

2006-05-07 14:01:46 | イディオム対策 実況中継

[5] 方位語into
intoの基本的な意味 「範囲内+到達点」
intoは、in+toで、「範囲内」+「到達点」を表し、「入り込む」という意味で使われる。

(1) go into 
goの基本的な意味は「進行」です。
「~に入っていく」「調べる」
  (1) Let's go into this store.  
    この店に入りましょう
  (2) I went into details.
    私は細かい点まで調べました
  (3 I'm going into hospital next week.
    私は来週入院するつもりです
   ● I'm +ing形動詞フレーズ 進行形でも「未来」の意味を表す。
ON LINE受講の方はイラストをクリックし、他の用例をごらんください。他も同じです。

(2) come into
comeの基本的な意味は「出現」です。
「~の中に入ってくる」「流行しだす」
  (4) Come into the room after me! 
    私の後について部屋にお入りください!
  (5) This hat will soon come into fashion.
    この帽子はまもなく流行するでしょう


(3) get into
getの基本的な意味は「到達」です。
「~に入り込む」
  (6) Don't get into the house! 
    家に入ってはダメだ
  (7) I got quickly into bed.
    私は急いでベッドにもぐり込んだ
  (8) Take care not to get into trouble.
    困ったことにならないように気をつけなさい
   ● Take care not to+原形動詞フレーズ 「~しないように注意しなさい」
  (9) He has got a young girl into trouble.
    彼は彼女を妊娠させた(口語)
Sampleを用意しました。クリックし他の用例をごらんください。ただし、このブログに戻る場合は、プラウザの「戻る」でお戻りください。

(4) put into
putの基本的な意味は「あらしめる、ある状態にする」ことです。
「-を~に変換する」
  (10) Will anyone put this into English?  
    誰かこれを英語に訳してくれますか?
   ● Will anyone+原形動詞フレーズ? 「誰か~してくれますか?」
  Cf. Who will put this into English?
    誰がこれを英語に訳しますか?
  (11) Put more of your heart into your work!
    もう少し仕事に身を入れてもらいたい


(5) let into
letの基本的な意味は「許可」です。
  (12 I did not let him into my room. 
    私は彼を自分の部屋に入れなかった
   ● I did not +原形動詞フレーズ 「私は~しなかった」
  (13) She did not let me into her secret.
    彼女は秘密を明かしてくれませんでした


ON LINE受講の方は、以下の用例もごらんください。
look into 
「のぞき込む」
「調査する、調べる」

talk into
「(話して)させる、説得する」
「~するように説得する」

throw into  
「~を~に投げ込む」
throw oneself into で「~に打ち込む、~を熱心にする」

run into
「駆け込む」「ぶつかる、衝突する」
「偶然出会う、出くわす」 cf. come across, run across

turn into
「性質や状態が)~に変わる、~になる」

break into
「(盗みに)押し入る、侵入する」 *目的語がつくのが普通。
「突然~をする」

grow into
「(成長して)できるようになる」
「(成長して)合うようになる」

English Trecking教材の価格改定について

2006-05-07 13:47:14 | ON LINE通信講座について


多くの方から、English Trecking教材が、「無料進呈」と言いながら、いわば「抱き合わせ価格」となっているのではないか、とのご指摘がございました。

当方としましては、English Trecking教材の価格自体にその価値があると考えていますが、ある意味でこのご指摘にも対応するべきではないかとの結論となりました。

そこで、皆様のご意見を取り入れ、今までの販売形態を変更し、English Trecking教材を独立して販売することになりました。

   価格は以下の通りに変更させていただきます。
   いずれもブログON LINE講座付きです)

   English Trecking教材 GRADE 1(Vol. 1~Vol.3) 15,000円(特別価格 12,000円)
   (ブログ 「English Trecking GRADE1」 ON LINE講座)
   (ブログ「1からやり直しTOEIC試験150点アップ実況中継ON LINE講座)

   English Trecking教材 GRADE 1・2(Vol. 1~Vol.5) 22,000円(特別18,000円)
   (ブログ 「English Trecking GRADE1・2」 ON LINE講座)
   (ブログ「TOEIC試験150点アップ実況中継ON LINE講座)

なお、本年5月10日までに購入された方は、特別価格となります。

TOEIC150点アップ実況中継 ON LINE通信講座

2006-05-07 13:46:32 | ON LINE通信講座について

TOEIC150点アップ実況中継 ON LINE通信講座の準備が整いました。

まず、これにあげた記事は今までこのブログで公開したものをまとめたものです。
※なるべく「Internet Explorer 」でごらんください。
以前のものを書き換え、通信講座Sampleも掲載しています。(5月1日改訂)

http://homepage3.nifty.com/cominica/shikumi-html%20/mkuji.html

私が、「150点アップ」を成功させているのは、ひとつには学生たちにことばとしての英語のしくみ全体をまず示し、現在の学習はどの課程にあるのかということを理解させることです。今までの文法理論では、進行形や動名詞などまるで何のつながりもないように教えるから、教えられたものもバラバラの知識しか身につきません。
もう一つは、なるべく多くの文例に当たり、自分なりのイメージを作る学習をさせることです。
この文法事項を教えても、実際の学習は学生たちの「努力目標」として、そのまま残ってしまうことになりがちです。
例えば、この「まとめ」にあるように、It is for~to不定詞、It is of ~to不定詞と教え、前者で使われる形容詞や後者で使われる形容詞、あるいは同じしくみで成り立つIt is a pity to不定詞の構文でa shame, a great pleasureなどがあると言われてもその文例を、教えられた時点でその文例に当たらなければいつまでも身につかないのです。

最後に、「文法」というものは、Speakingにも、Readingにも役立つものでなければならないということです。TOEICの「語彙問題・正誤問題」のためだけの文法理論ではないということです。
私が提唱する文法理論は、No-Return Reading、つまり「後戻り訳」をしないで英文を前から、フレーズ単位でとらえるのに有効です。このことは教材をご覧いただいても理解していただけると思います。

最短3ヶ月で「150点アップ」を目指します。
当研究会が配信しているBLOGの記事に連動して、より効果的に学習していただきますが、受講生には、IDとパスワードをお知らせし、ブログにあるBook Mark欄(オンライン通信講座(有料)から有料受講者向けの様々なコンテンツを利用していただけます。
このコンテンツには、「まとめ」にあげたような文法事項から、様々な文例を体験したり、あるいはToeic試験の模擬試験をあげています。
もちろん、これは他の「写真描写問題」「応答問題」などにも対応します。

以下は、このON LINE通信講座の副教材です。

VOL.1 ENGLISH TRECKING BASIC be+形容詞 SERIES
VOL.2 ENGLISH TRECKING BASIC 16 VERBS SERIES
VOL.3 ENGLISH TRECKING FUNDAMENTAL 80 VERBS SERIES
VOL.4 ENGLISH TRECKING ESSENCIAL 70 VERBS SERIES
VOL.5 ENGLISH TRECKING ESSENCIAL 166 VERBS SERIES
HTML版 CD-ROM 1枚に所収

ON LINE講座受講ご希望の方は、「ENGLISH TRECKING」教材をご購入してください。
ご購入の注文を受け取り次第、IDとPasswordをメールでお知らせします。
ご注文は以下からお願いします。

  http://cart1.fc2.com/cart/cominica/

イディオム対策実況中継 (4) 方位語inについて

2006-05-07 13:40:10 | イディオム対策 実況中継

[4] 方位語inについて
inの本質的な意味 「範囲内」
inは、「範囲内」、つまり主体がある一定の区切られた「場所」、「期間」、「状況」の中にあることを表す。

(1) be in
be動詞は「存在」を表し、「範囲内に存在する」ということです。
  (1) She is always in and out.
    彼女はしょっちゅう出たり入ったりしている
  (2) My wife is in bed with influenza.
    妻は流行性感冒で寝ている
   * withは「付帯状況」をあらし、病気などを表す。
  (3) They're in love with each other.
    彼らは恋仲だ
   * 表現を動的にすると、fall in loveを用いる。
ON LINE受講の方は、クリックして他の用例をごらんください。他も同じ

(2) go in
goは「進行」を表し、「範囲内に進行する」ということです。
「入っていく」
go in for ~ 「~に興味を持つ、~に携わる、好む」
  (4) Let's go in. 
    入りましょう、参加しましょう
  (5) What kind of beer do you go in for?
    どんなビールがお好みですか?
   * what kind of ~「どんな種類の~」
  (6) In which direction did they go?
    彼らはどちらの方向へ行きましたか?
   * go in this direction 「こちらの方向に行く」
    go in that direction 「あちらの方向に行く」

 
(3) come in
comeは「出現」を表し、「範囲内に出現する」ということです。
「中に入ってくる」
「(日、時が)始まる、(天候の変化が)始まる、(流行などが)始まる」
  (7) Come in, if you please! 
    どうぞよければ、お入りください!
  (8) When did miniskirts first come in?
    最初にミニスカートが流行りだしたのはいつごろですか?


(4) get in
getは「到達」を表し、「範囲内に到達する」ということです。
「~に入る、入場する、乗用車に乗る」
「差しはさむ」
  (9) At what time does this bus get in?  
    このバスは何時に(駅、空港、港など)着きますか?
  (10) Those who are under eighteen cannot get in.
    18才未満の者は入場できない
   * Those who are under eighteen 「18才未満の者」
  (11) The burglar got in through the window.
    強盗は窓から侵入した
  (12) Has our candidate got in?
    私たちの候補者は当選しましたか?
Sampleを用意しました。他の用例をごらんください。ただしこのブログに戻る場合は、プラウザの「戻る」でお戻りください。

(5) put in
putは「あらしめる、ある状態にする」を表し、「範囲内にあらしめる」ということです。
「(口などを)差しはさむ」
「(時間を)かける、過ごす」「(仕事、なすぺきことを)する、果たす」
  (17) "It's not true," Bill put in. 
    「それは違う」とビルが口をはさんだ
  (18) She put in for a two-week vacation.
    彼女は2 週間の休暇を申請しました
  (19) Shall I put sugar in your tea?
    お茶に砂糖を入れましょうか?
   ● Shall I +原形動詞フレーズ?「~しましょうか?」相手の意向を聞く
  (20) Put your room in order!
    部屋を片づけなさい


(6) take in
takeは「ある行為へのとりかかり」を表し、「範囲内にとりかかる」ということです。
「取り込む」「招き入れる」
「理解する、だます、小さくする、含む」
  (21) Take in the washing, will you?  
    洗濯物を取り込んでくれませんか?
   ● 命令文、will you? 「~してくれませんか?」
  (22) The itinerary takes in most of the large cities in Japan.
    この旅程には、日本の大都市のほとんどが含まれます
  (23) He took me in and offered me a cup of tea.
    彼は私を招き入れて、お茶を1杯出してくれた
   * offer +人+ ~ 「人に~を提供する、差し出す、申し出る」
Sampleを用意しました。他の用例をごらんください。ただしこのブログに戻る場合は、プラウザの「戻る」でお戻りください。

(7) keep in
keepは「持続」を表し、「範囲内の状態に持続する」ということです。
「(家の)中にいる」
keep in with ~「~と仲良くする」
  (24) If you have a cold, you'd better keep in all day today.  
    風邪をひいているなら、今日は一日中外に出ない方がいい
   * If you+現在形動詞フレーズ、you'd better+原形動詞フレーズ
   「もしあなたが~であるなら、~した方がいい」
   * have a cold 「風邪をひいている」 cf. catch a cold 「風邪をひく」
  (25) She has been trying to keep in with her boss .
    彼女は上司と仲良くやっていこうと努力してきた
   ● She has been trying to+原形動詞フレーズ 「彼女はずっと~しようとしている」
  (26) I'll keep in touch with you.
    私はあなたと連絡を続けます
   * keep in touch with ~ 「~と連絡し続ける」
  (27) Keep the dog in!
    イヌを外に出さないようにしなさい


(8) let in
letは「許可」を表し、「範囲内の状態になる、する」ということです。
「中に入らせる」
「(危険、困難、負債などに)引き込む、巻き込む」
  (28) Please let me in. 
    どうか私を中に入れてください
  (29) Open the window and let in some fresh air.
    窓をあけて新鮮な空気を入れなさい!
  (30) Let the dog in the house!
    犬を家の中に入れてね!
  (31) Several uninvited guests were let in.
    招待されていない何人かの客も入場を許された


(8) send in
sendは「送ること」を表し、「範囲内の状態に送る」ということです。
「提出する、申し込む」
  (32) Send him in! 
    彼を中にお通しして!
  (33) Have you sent in your application form?
    あなたは願書を出しましたか?
   ● Have you +ed形動詞フレーズ?「あなたはもう~しましたか?」完了


ON LINE受講の方は、以下のものもごらんください。
  look in, call in, count in, pull in
  pull inが「(列車などが)到着する、着く」という意味にも。
  push in, hand in, bring in
  run in
  「新しいエンジンや車などを)慣らす」
  「(エンジンが本調子になるまで)ゆっくり、慎重に運転する」

  drop in  
  「(前ぶれなしに)訪問する、立ち寄る」
  drop in on 「(前ぶれなしに)~を訪問する、~をちょっと立ち寄る」

  fall in (with)
  「落ちる」
  「偶然会う」「従う」「同意する、賛成する」

  blow in
  「期待していないときにちょっと立ち寄る、ひょっこり立ち寄る」

  turn in
  「提出する、手渡す、返す」「1日を終える、寝る」

  fill in
  「(空所)を埋める、ふさぐ」
  「手紙、証書などの記入すべきところに、必要事項を書き込む」
   fill in for ~ 「~の代理をする」
 *「記入する」という意味では、fill in [out, up] a formなどの表現ができます。

  close in 
  「接近する」
  「近寄って脅威を与える」
  close in on 「~を取り囲む、~に近づく」

  set in
  「(好ましくないもの、長く続くものが)始まる」

  break in
  「(盗みに)押し入る、侵入する」「差しはさむ」
  「(車や、馬、靴などを」慣らす、訓練する」 *目的語なしに使われることが多い。

  cut in
  「前に割り込む、話に割り込む。ダンスに割り込む」
  「(相手を)横取りする」

  check in
  「(到着、出席、出社などを)記入して届ける」
  「ホテルにチェックインする」

イディオム対策実況中継 (3) 方位語awayについて

2006-05-07 13:14:35 | イディオム対策 実況中継

[3 方位語awayについて
方位語awayは、offの「急速離脱・中断」との区別が大切です。
awayの本質的な意味 「離脱状態」
awayの本質的な意味は、「離脱状態」だ。
したがって、「ここにはいない」「ずっと離れたところにいる」といった意味となる。

(1) be away
be動詞は「存在」を表し、「離脱状態の存在だ」ということです。
  (1) She is away from the office on vacation.
    彼女は休暇で出社していません、不在です
  (2) It's only a few blocks away, so I may as well walk.
    ここからほんの数ブロックだから、歩いていってもいいよ
   ● I may as well+原形動詞フレーズ 「私は~してもいい」
ON LINE受講の方はクリックして、他の用例をごらんください。

(2) get away
getは「到達」を表し、「離脱状態に到達する」ということです。
「出る」
get away from ~ 「~から逃げる、のがれる」
get away with ~ 「~を持って逃げる、~の責任、罰をのがれる」
  (3) She has got away at five. 
    彼女は5 時に出ました
  (4) Can't you get away during your lunch break?
    昼(食)休みにちょっと出られませんか?
   ● Can't you +原形動詞フレーズ? 「あなたは~できませんか?」
  (5) You cannot get away from that fact.
    その事実は認めないわけにはいかない
  (6) My only thought is to get away from him.
    私は彼から逃げることばかりを考えていました
   ● My only thought is to+原形動詞フレーズ 
   「私が考えている唯一のことは~することだ」
今回も、Sampleを用意しました。他の用例を体験してください。ただし、戻る場合はプラザの「戻る」でお戻りください。

(3) go away
goは「進行」を表し、「離脱状態に進行する」ということです。
「立ち去る」「留守にする」
  (12) Why on earth don't you go away?
    あなたはどうしてさっさと立ち去らないんですか?
   ● Why on earth don't you ~? 「あなたはどうして~しないのか?」
    * on earthは「一体全体」の意味で、疑問詞を強める。
  (13) I'll go away on business next week.
    私は来週は出張で留守にします
   * be on business 「出張している」

(4) put away
putは「あらしめる、ある状態にする」ことを表し、「離脱状態にする」ということです。
「(物を)片づける」「しまっておく、ためる」
  (14) Put away your comic books! 
    あなたの漫画の本をしまいなさい!
  (15) Let's put away such a thing!
    そんなことは忘れましょう!


(5) take away
takeは「ある行為へのとりかかり」を表し、「離脱状態にとりかかる」ということです。
「引く」「(食器などを)下げる」
  (16) If you take away 4 from 10, you have 6 left.  
    10から4を引くと、6となる
   ● If you +現在形動詞フレーズ 「もし、あなたが~すれば」
   * have 6 left 「残った6を有する」
  (17) Please take the dishes away.
    食卓の食器を下げてください
今回も、Sampleを用意しました。他の用例を体験してください。ただし、戻る場合はプラザの「戻る」でお戻りください。

(6) make away
makeは「現実化」を表し、「離脱状態で現実化する」ということです。
「逃げる」
make away with ~ 「持ち逃げする」「浪費する」「取り除く(殺す)」
  (18) They made away with several valuable jewels. 
    彼らはいくつかの高価な宝石を盗んだ
  (19) The unhappy woman tried to make away with herself.
    その不幸な女性は自殺しようとした
   * make away with oneself 「自殺する」

(7) keep away
keepは「持続」を表し、「離脱状態で持続する」ということです。
keep away from ~ 「~しないようにする」「手を出す」
  (20) Keep away or else I shall call the police  
    近寄るな、さもないと警察を呼ぶぞ
   ● 命令文、or else +節 「~しなさい、そうでないと~」
  (21) Keep away from a bad cold!
    ひどい風邪をひかないようにしなさい!
  (22) Keep away from my daughter!
    私の娘に手を出すな!


(8) send away
sendは「送る」を表し、「離脱状態にする」ということです。
「あちらにやる」「暇を出す」
  (23) I have already paid his clerk off and sent her away.
    私はすでにその事務員に給料を支払って、暇を出した
   ● I have already +ed形動詞フレーズ 「私はもう~した」完了
    * pay 人 off 「人に給料を払う」


ON LINE講座受講の方は、以下の用例もごらんください。
  throw away, pass away, clear away, carry away, run away
  walk away, fall away, turn away, break away, die away

イディオム対策実況中継 (2) 方位語onについて

2006-05-07 12:47:34 | イディオム対策 実況中継

[2] 方位語onについて
前回のoffとは反意語となります。

onの本質的な意味 「密着・継続」
onの本質的意味は、「密着」「接触」だ。つまり対象(onの目的語)へのそんな関わりを表す。ただ、物との関わりでは、主体は<静止>の状態となるが、「営み」である場合は、<継続>となる。このことによって水道や電気が流れているのがon、逆はoffとなる。

(1) be on
be動詞の基本的な意味は、「存在」で、「密着・継続状態で存在する」ということです。「明かりがついている」というのは電気が流れているということです。
  (1) The light in his room is on.
    部屋の明かりがついている
   * 「消えている」はoutとなります。
  (2) Is the water on or off?
    (水道などの)水は出してあるか止めてあるか?
  (3) Be on our TV show, please!
    テレビに出演してください!
  (4) It is on me.
    それは私のおごりだ
  (5 She is on my mind.
    彼女が忘れられない
   * 彼女が私の心に「密着・継続」しているということ。
ON LINE講座受講の方はクリックして他の用例を見てください。以下同じです。

(2) go on 
goの基本的な意味は、「進行」で、「密着・継続状態に進行する」ということです。
「続ける」 go on with ~ 「~を続ける」
「起こる、行動する」
  (6) Go on!  
    さあ行け!、どんどん行きなさい!
  (7) What is going on?
    何が起きているのか?
  (8) You have to go on a diet.
    あなたはダイエットしなきゃ
  (9) My son has gone on an errand.
    息子はお使いに行った
  (10) Stop talking and go on with your study!
    話を止めて、勉強を続けなさい
   ● Stop +ing形動詞フレーズ 「~するのをやめなさい」


(3) come on
comeの基本的な意味は、「出現」で、「密着・継続状態で出現する」ということです。Come on.は「そのままこちらに来なさい」ということです。
「(こちらへ)来る」、命令形で使って「早く、急いで来る」
「成長する、うまくいっている」
  (11) Come on! 
    しっかりやりなさい!
  (12) The vegetables are coming on very well this year.
    今年は野菜が非常によく育っています

(4) get on
getの基本的な意味は、「到達」で、「密着・継続状態に到達する」ということです
「(馬などに)乗る、(列車に)乗る」
「年をとる」「暮らす、生活する、どうにかやる、うまくやる」
  (13) Get on at First Avenue!  
    一番街で乗りなさい!
  (14) How is your mother getting on?
    お母さんはどうしておられますか?
   * She is getting on fine[well].などと答える。 get alongと同じような意味。
  (15) How is your work getting on?
    あなたのお仕事の進み方はいかがですか?
   * My work is getting on fine[well].などと答える。 get alongと同じような意味。
  (16) It's getting on for midnight.
    そろそろ真夜中だ
   * 真夜中に進んでいる
  (17 Get on with it!
    急げ, 早く!
  (18) Get on your feet!
    立ちなさい!
  (19) He got his boots on.
    彼はブーツをはいた
   * put his boots onと同じような意味。
Sampleを用意しました。他の用例を見て、自分なりのイメージを作り上げてください。ただし、プラウザの「戻る」で、お戻りください。   

(5) put on
putの基本的な意味は、「あらしめる」「~な状態にする」で、「密着・継続状態にする」」ということです。
「(衣類、化粧品、装身具などを)身につける」「(明かりなどを)つける」
「(スピードや体重を)増す」
「~のふりをする、~を装う」「かつぐ」
  (20) She put on her glasses and began to read the newspaper.
    彼女は眼鏡をかけて、新聞を読み始めた
   ● begin to +原形動詞フレーズ 「~し始める」
  (21) I put on 2 kilos while on my journey.
    私は旅行中に体重が2キロ増えた
   * while on one's journey 「旅行をしている間に」
  (22) Stop putting on airs !
    気取ったふりほするのはよしなさい
   ● Stop +ing形動詞フレーズ 「~するのをやめなさい」
  (23) Put the light on, please
    明かりをつけて下さい
  (24) Are you putting me on?
    あなたは私をかつごうとしているのですか?
   ● Are you +ing形動詞フレーズ?「あなたは(今)~していますか?、~つもりか?」

(6) take on
takeの基本的な意味は、「ある行為にとりかかる」ということで、「密着・継続状態にとりかかる」」ということです。
「(仕事、責任を)引き受ける、負う」「相手をする」
  (25) You should never take on more than you can do. 
    能力以上のものは決して引き受けるべきではありません
   ● You should never +原形動詞フレーズ 「あなたは決して~すべきではない」
  (26) I will take on the big boy any time.
    私は、いつでもあのガキ大将の相手をしよう
   *  ny time 「どんなときでも」
Sampleを用意しました。他の用例を見て、自分なりのイメージを作り上げてください。ただし、プラウザの「戻る」で、お戻りください。   

(7) keep on
putの基本的な意味は、「持続」で、「密着・継続状態で持続する」」ということです。
「続ける」
keep on+ing形動詞フレーズ 「~をし続ける」
  (27) Keep on! 
    頑張れ
  (28) Keep straight on!
    まっすぐ進みなさい!
  (29) Don't give up; Keep on trying!
    諦めてはいけなさい、やり続けなさい!


(8) let on
letの基本的な意味は、「そのままにさせる」「許す」で、「密着・継続状態にする」」ということです。
「(秘密を)もらす、あばく」普通は否定形で
「ふりをする」
  (30) The room lets on a yearly basis. 
    この部屋は1年契約で貸される
   * basisは名詞で、「基準」の意味。 a yearly basis 「1年契約」
    year → yearly, week → weekly, month → monthly
  (31) I didn't let on that he had been seeing her.
    彼が彼女と付き合っていたのを私は黙っていた
   ● let on that+節 「~することをもらす」
  (32) He let on to be a superintendent.
    彼は管理人のふりをした
   ● let on to+原形動詞フレーズ 「~である振りをする」

(9) send on
  (33) Send them on to this address! 
    それらをこの住所に送ってください!

ON LINE受講の方は、以下のものもごらんください。
 look on[onto], tell on, call on[upon], figure on, touch on[upon].
  count on, push on, throw on, pass on, catch on, bring on,
  carry on, pick o, wait on, live on[upon], turn on, set on
  hold on, bear on[upon], hang on, grow on[upon], try on, work on
  play on[upon]

イディオム対策実況中継(1) 方位語offについて

2006-05-07 11:52:29 | イディオム対策 実況中継

今回から、基本16動詞と主な方位語との結びつきを学習します。これらは今後のイディオム学習の基本となるので、十分学習してください。
offの本質的な意味 「急速離脱」
offは、「急速離脱」「中断」を表す。awayが「離脱状態」を表すのとは意味が異なる。offが、「出かける」「出て行く」、awayが「不在だ」の意味を表すのはこのことからだ。

(1) be off
be動詞の基本的な意味は、「存在」です。Be offは「急速離脱状態の存在になれ」というわけです。
  (1) Be off with you!
    行ってしまえ!
  (2) It's time I was off.
    もうおいとましなくてはなりません
   ● it's time (that)+過去形の節 「~する頃だ」
  (3) He's finally off gambling. 
    彼はやっとギャンブルをやめた
ON +INE受講の方はクリックして用例をごらんください。以下は同じです。
(2) go off
goの基本的な意味は、「進行」です。go offは「急速離脱状態に進行する」というわけです。
「出て行く」「苦痛などが)なくなる」
「爆発する、発射される」
  (4) She went off without saying good-bye. 
  彼女は、さよならも言わずに行ってしまった
   * without +ing形動詞フレーズ 「~することなしに」
  (5) After all the pain went away[off].
    やっと苦痛がなくなった
  (6) Everything went off fine. 
    すべてが順調に進んだ
   * go off badly  「まずく進む」

(3) come off
comeの基本的な意味は、「出現」です。come offは「急速離脱状態で出現する」というわけです。
「はずれる」「やめる」
  (7) One of the lenses of my glasses has come off. 
    眼鏡のレンズのひとつがはずれた
  (8) Come off it!
    やめなさい、よしなさい!

(4) get off
getの基本的な意味は、「到達」です。get offは「急速離脱状態に到達する」というわけです。
「~から降りる」
「~しないでおく」
  (9) Get off!  
    うせろ!
  (10) I will get off at the next station.
    私は次の駅で降ります
  (11) You've got off cheaply[easy].
    あなたは大したこともなく(ひどい罰も受けずに)済んだね
  (12) What time do you get off (from work)?
    仕事は何時に終わりますか?
   ● What time do you +原形動詞フレーズ?「あなたは(いつも)何時に~しますか?」
  (13) My kids have got off to school.
    子供たちは学校へ出かけた
  (14) He gets off on golf.
    彼はゴルフに夢中になっている
   * get off on ~「~に夢中になる」
  (15) She might have got off the train by mistake.
    ひょっとして彼女は間違えて列車から降りたかもしれない
   ● She might have+ed形動詞フレーズ 「(今考えてみると)彼女は~したかもしれない」
  (16) Get off the grass!
    芝生から出なさい!
  (17) You've got off the subject.
    あなたは(故意に, またはうっかり)本題からはずれたよ
  (18) Let's get off that topic!
    その話はやめよう
  (19) Get your hands off!
    手を離しなさい!
  (20) I'll get a day off.
    私は休暇をとります
Sampleを用意しました。クリックしてください。ただし、プラウザの「戻る」で、お戻りください。   

(5) put off
putの基本的な意味は、「あらしめる」「ある状態にする」です。put offは「急速離脱の状態にする」というわけです。
「延期する、延ばす」「(電気や電気器具、その他の器機を)消す、止める」
「降ろす」
「~しないようにする」「(注意を)そらす」
  (21) We can't put it off any longer.  
    もうこれ以上延期するわけにはいかない
   * not ~ any longer 「もはやこれ以上~ない」
  (22) Let's put off coming to a decision for a bit longer.
    結論を出すのをもうしばらく待とう
   * put off +ing形動詞フレーズ 「~するのを延期する」
  (23) Don't forget to put the lights out[off]!
    明かりを消すのを忘れてはいけないよ
   ● Don't forget to+原形動詞フレーズ 「~するのを忘れてはいけない」
  (44) The accident put him off drinking.
    その事故が原因で彼は酒を飲まなくなった


(6) take off
「離陸する」「脱ぐ、はずす、落とす」
takeの基本的な意味は、「ある行為にとりかかる」です。take offは「急速離脱状態にとりかかる」というわけです。
  (25) The plane is due to take off at 4:40 p.m.  
    飛行機は午後4時40分に離陸する予定だ
   ● be due to+原形動詞フレーズ 「~する予定だ」
  (26) Take off your shoes at the door!
    玄関では靴を脱いでください!
  (27) Don't take your eyes off the child !
    子供から目を離してはいけない!
Sampleを用意しました。クリックしてください。ただし、プラウザの「戻る」で、お戻りください。   

(7) make off 
makeの基本的な意味は、「現実化」です。make offは「急速離脱状態に現実化する」というわけです。
「走り去る、急いで出ていく、逃げる」
  (28) He used to make off right after breakfast.  
    彼は、以前は朝食後すぐに飛び出したものだ
   ● He used to +原形動詞フレーズ 「彼は(以前に)~したものだ」
   * right after breakfast 「昼食後すぐに」

(8) keep off
keepの基本的な意味は、「持続」です。keep offは「急速離脱状態を持続する」というわけです。
「近づかないでいる」
「防ぐ、そらす」
  (29) Don't touch me. Keep off! 
    私に触れないで! 近づかないで下さい!
  (30) You'd better keep off alcohol at least two days a week.
    少なくとも週に2日は休肝日にした方がいいです
   * at least 「少なくとも」、two days a week 「一週間につき2日」
  (31) Keep the children off the street!
    子供たちを通りに出してはいけません

(9) let off
letの基本的な意味は、「許す」です。let offは「急速離脱状態を許す」というわけです。
「爆発させる、発砲する」
「(仕事や責任から)解放する、(罪を)許す、軽くする」
  (32) He let off his gun and killed her. 
    ピストルを撃って、彼女を殺した
  (33) Please let me off at the next stop!
    次のバス停で降ろしてください!
  (34) I will let you off the payment.
    その支払いはもうしなくてよろしい

(10) see off
seeの基本的な意味は、「見る」です。see offは「急速離脱状態を見る」というわけです。
「見送る、(駅、空港、港まで)見送りに一緒に行く」
  (35) Let us see Mr. Smith off. 
    スミスさんをを見送りに行こう
   ● Let us +原形動詞フレーズ 「~しましょう」
  (36) She was seen off by many of her friends.
    彼女は多くの友達の見送りを受けた

(11) send off
sendの基本的な意味は、「送る」です。send offは「急速離脱状態に送る」というわけです。
「見送る」
  (37) I will send her off at the airport. 
    私は彼女を空港まで見送るつもりです
  (38 They sent off their two sons to school in America.
    彼らは2人の息子たちをアメリカの学校にやった


ON LINE講座受講の方は、talk off, tell off, call off, show off, touch off,
buy off, sell off, pay off, beat off, knock off, pull off, throw off,
clear off, bring off, carry off, run off, walk off,drop off, fall off,
turn off, shut off, set off, lay off, hold off, break off, die off,
cut off, wash off, write off, work off, wear off, play off
などの用例をごらんください。
ただし、あまり神経質にならいでください。要は、イメージを身につけることです。

英文読解は、英語の発想で NO=RETURN READING

2006-05-07 09:57:56 | 読解問題 実況中継

読解の学習と言えば、単語を覚えたりあるいは模擬試験問題を解いたりすることが多いと思います。
もちろん単語を覚えることも、模擬試験問題を解くこともまったく無駄ではありません。TOEIC試験に登場する読解文は「報道文」「天気予報」」「店の宣伝」「ビジネス文」などある程度パターン化されているからその必要もあります。これについては先に述べたいと思います。
しかし大切なのは単語というものはフレーズで成り立ち、それを英語の発想に従ってどれだけNO-RETURN READING、つまり「後戻り訳」をしないでどれだけその意味をとらえるかというトレーニングは不可欠です。それも特に「よく働く動詞」が作るフレーズはどれだけひとまとまりのものとしてとっさにとらえることができるかににかかっています。
ここで「よく働く動詞」について述べたいと思います。
まず、以下のイラストをクリックしてください。ここにEnglish Trecking教材Vol.3のSampleが展開されます。
まず、左の項目から、arrive, borrow, break, bring, build, buy, carry, catch, change, cost,count, cut, eat, drinkをクリックしてください。これらは「よく働く」動詞ではありません。 なぜなら、これらの動詞は単独で、あるいは目的語を持ったりしますが、動詞のフレーズを導かないからです。

一方、tryをクリックしてください。この動詞は動詞フレーズを目的語として導くのが特色です。tryをクリックし、(D-1)、(D-2)をクリックしてください。
文法では、try to不定詞は、「未来志向」を持ち、try+動名詞は「過去指向」を持つものですね。

  (D-1) try+to+原形動詞フレーズ VO感覚 (91)
    He tried to cover up for her by lying.
    彼はうそを言って彼女をかばってやろうとした

  (D-2) try+~ing形動詞フレーズ VO感覚 (4)
    She tried cooking the fish.
    彼女はその魚の料理をやってみた

  (E) try+how+節 VO感覚 (2)
    He tried how long he could stand on his hands.
    彼はどの位の間逆立ちしていられるかやってみた

※プラウザの「戻る」でお戻りください。



(D-1)をクリックする単にtry+to不定詞が、様々に展開しているのがわかります。
  Try to ~、Don't try to~, Try not to~、We should try to~,
  A country should not try to~、A man should always try to~
  You must try to~、I am trying to~、He was trying to~
  I've never tried to~、She has been trying to ~、 I tried to
  It's no use trying to~、There is no need to try to~
  I gave up trying to
  
つまり、英文を読解する場合の意味単位としてこれらを身につけていれば、簡単に以下に続く動詞フレーズをどのように訳すか、これがNO-RETURN READINGであり、この発想はSpeakingでも、Listening場面でもまったく同じだということです。

もちろんこのような「よく働く動詞」はさほど多くはありません。これらは文法学習で、「to不定詞を導く動詞」とか「動名詞を導く動詞」などと紹介されるものです。
私が、TOEIC試験講座を受け持って全員のスコアアップを可能にするのは、文法学習そのものがすなわちReading, Speaking, Listeningと同じだからです。

   

日本人のTOEIC試験、アジア諸国31位なのか!!

2006-05-06 13:13:49 | TOEIC試験実況中継について

ここ数年日本人のTOEIC試験受験者の成績はアジア諸国31位、つまり最下位から2番目です。これに対して、誰も文句も言わず、自分の努力が足りないのだと思いこんでいる人は多いと思います。それも私が予備校時代からの経験で言えば、これだけ駅前留学やネイティブによる指導に接する機会は以前よりもずっと多いのに、英語力は確実に低下しています。

ものごとというのは、ある原因があるから結果があります。私はこの原因は、すべて学校で教えている文法、あるいはTOEIC用の多くの文法書にあると考えます。
これらは英文をどのように日本語に訳したらいいのか、という時代に作られたものなのです。これが、いまだに生き続けているのは、私にとっては不思議でなりません。どうして、読解がそれほど大切なのか、これに答えるのはとても簡単です。大学というのは、自分の頭で考えて研究する人よりも、海外の文献をいかに翻訳しそれを紹介するのが学問だと思っている人のほうが多いからです。だからその大学入学で判断されるのは、読解能力てあり、進学校と言われる高校の先生もそれにあわせて教える、つまりいまだに読解のための英文法が生き続けていることになります。

どうして、この文法理論はSpeakingやListeningに向かないのか、それについて説明しましょう。

皆さんが習った英文法やTOEIC用の文法書には、次のような文法用語とその説明がなされています。
 (1) 現在形
    S  V   O
    I + help + my wife +very day.  毎日妻を手伝う
 (2) 進行形とは、be動詞+動詞の現在分詞形
    I + am helping + my wife.  妻を手伝っている
 (3) 受身形とは、be動詞+動詞の過去分詞形
    My wife + is helped + by me.  妻は手伝われる
 (4) 完了形とは、have+動詞の過去分詞形
    I + have never helped +my wife.妻を手伝ったことはない
 (5) 未来形とは、will+動詞の原形
    I + will help + my wife. 妻を手伝うつもりだ
 (6) to不定詞とは、to+動詞の原形
    I want to + help my wife.  妻を手伝いたい
 (7) 動名詞とは、動詞のing形
    My work is +helping my wife.  私の仕事は妻を手伝うことです

まず、(1)(2)(4)(5)の文に注目してください。見事にS+V+Oという文型にまとめられていることがわかります。こうするためには、(2)では分詞(分かれていることば)という文法用語が作られ、be動詞+現在分詞としてhepという動詞の進行形への変化としてつらえられています。このことは(3)の受身形でも同じです。
くわしいことは省きますが、このように英文をとらえると、簡単に日本語に変換することが可能となります。つまりまず主語を訳し、後ろのことば(目的語)を訳し、動詞部を訳す、これが読解のための英文法です。

でもここで大切なことが、抜け落ちていることに気づいてください。「妻を手伝う」というひとまとまりの行為や状態が分断されていることです。ファンクションメソッドでは次のようにとらえます。ひとまとまりのものということで、例えば、動詞のing形で始まる動詞フレーズをing形動詞フレーズ、原形で始まるのを原形動詞フレーズ、動詞のed形で始まるのをed形動詞フレーズと呼んでいます。

 (1) 現在形
    I + help my wife +very day.  毎日妻を手伝う
 (2) 進行形とは、be動詞+ing形動詞フレーズ
    I am +helping my wife.  妻を手伝っている
 (3) 受身形とは、be動詞+ed形動詞フレーズ
    My wife is +helped by me.  妻は手伝われる
 (4) 完了形とは、have動詞+ed形動詞フレーズ
    I have never + helped my wife.妻を手伝ったことはない
 (5) 未来形とは、will+原形動詞フレーズ
    I will + help my wife. 妻を手伝うつもりだ
 (6) to不定詞とは、to+原形動詞フレーズ
    I want to + help my wife.  妻を手伝いたい
 (7) 動名詞とは、ing形動詞フレーズ
    My work is +helping my wife.  私の仕事は妻を手伝うことです

動詞likeを使いこなそう

2006-05-05 14:15:56 | [TOEIC試験頻出今日の重要動詞]
動詞likeを使いこなそう

likeの基本的な意味は、「好み」です。また「好み」が拡大して、「欲求」を表すことがあります。次の例は、その「欲求」をあらわす表現です。これらの表現では、wouldやshouldがついているのが特徴です。

  I would like coffee. Would you like coffee?
  私は、コーヒーが欲しい あなたはコーヒーが欲しいですか?

like 動詞フレーズパターン
  (A) like+名詞  VO感覚 (256)
    I like cats.
    私はネコが好きだ

  (A") would[should] like+名詞  VO感覚 (34)
    I would like a bath.
    私はフロを浴びたいものです

  (B) like+名詞+形容詞  VOC感覚 (9)
    I like my coffee hot.
    私は熱いコーヒーが好きだ

  (C) likeと方位語が結びついたフレーズ (12)
    I like my coffee with milk.
    私はミルクを入れたコーヒーが好きだ

  (D-1) like+to+原形動詞フレーズ  VO感覚 (8)
    He has a car and likes to drive it.
    彼は車を持っていてそれを運転することが好きだ

  (D-2) like+ ~ing形動詞フレーズ  VO感覚 (47)
    I like traveling.
    私は旅行をするのが好きだ

  (E-1) like+名詞+to+原形動詞フレーズ  VOC感覚 (6)
    I don't like my children to smoke.
    私は自分の子供たちがたばこを吸うのは嫌いだ

  (E-2) like+名詞(目的格・所有格)+~ing形動詞フレーズ  VOC感覚 (1)
    I don't like you [your] going out alone at night.
    私はあなたが夜一人歩きをするのを好みません

  (E-3) like+名詞+~ed形動詞フレーズ  VOC感覚 (3)
    I would like the eggs boiled.
    私はこの卵はゆでてもらいたい

        「English Trecking教材」Vol.3より抜粋

TOEIC試験の文法書でも、あるいは学校で学んだ文法も文字通り文法を教えるだけで、英語を「人間のことば」として教えないから、いつまでも英語がことばとして定着しないのです。
例えば、likeと言えば、中学英語での会話用文型として、What do you like?、あるいはWhat animals do you like?などと登場します。あるいは例のWould you like ~?がていねいな表現とし登場し、そして中学二年くらいになると、like+to不定詞とか、like+動名詞などの文法用語で再登場します。さらに他の文型は読解用の文型となるわけです。
私はここでこれらの文型の一つ一つを説明しません。
ここでは、ことばの学習というものは、どれだけ関連づけて学習するかにかかっているかについて述べたいと思います。

likeは、to+原形動詞フレーズとing形動詞フレーズを導きますが、finishは「~を終える」という意味で、ing形動詞フレーズしか導きません。
だすら試験ではそれが問われます。
  finish

またI would[should]で「~がほしい」とていねいな表現ですが、wantを使うと直接的な表現となり、needは「必要だ」という意味ですが、しくみはよく似ています。
このwantやneedがing形動詞フレーズを導くと「欠けている」といった意味になります。
  want, need

want toが「~をしたい」ということで、それに「願い」を表すwishとなると「できたら~したい」といった意味にもなります。
  wish
あるいはwantの「~がしたい」なら、mean, intendを使うと「~するつもりだ」といった意味にも拡大します。これらはto+原形動詞フレーズを導きます。
  mean, intend

これがEnglish Treckingです。

今回は、Sample画面で学習してください。以下をクリックし、画面の右の項目にあるlike, want, finishをクリ, need, wishなどをクりックしてください。
ただし、このブログに戻るには、プラウザの「戻る」でお戻りください。