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TOEIC150点アップ実況中継

ある大学で50名の学生にTOEIC講座を担当。たった15日の講座で平均150点の成績upを果たした。その学習法を実況中継

[TOEIC試験対策実況中継第2週第2時限] 原形動詞フレーズ 形容詞として使って その1

2006-05-31 10:52:01 | TOEIC試験講座文法・読解 実況中継

UNIT 2 原形動詞フレーズを用いて (4) 形容詞として使って その1

■限定的に使って
形容詞は名詞の前に置いて名詞を飾りますが、to+原形動詞フレーズは名詞の後ろから名詞を飾ります。

  Something to eat
  何か食べるもの
  someone to love
  愛するだれか

文例をあげておきましょう。

  I will give you something to drink,
  あなたに何か飲み物をあげましょう
  I will give you somethig hot to drink,
  あなたに何か温かい飲み物をあげましょう
  Do you have a book to sell?
  あなたには、売るための本がありますか?
  I have nothing to say.
  私は言うべきことがありません
  I had a chance to meet her.
  私は彼女に会う機会がありました
  I don't have a knife to cut paper with.
  私には髪を切るためのナイフがありません
  I don't have anyone to love.
  私には愛すべき人がいません
  I have a lot of work to do today.  元はto do a lot of workです
  私は今日、するべき仕事がたくさんある
  I have a lot of friends to help me.
  私には、助けてくれる友達がたくさんいます
  I have a lot of friends to play with.   元はto play with a lot of friendsです
  私には、いっしょに遊ぶ友達がたくさんいます

■目的語が疑問詞+to+原形動詞フレーズのもの

主語が疑問詞+to+原形動詞フレーズのものがあれば、

  How to do it is the question.
  それをどうすればいいのか問題だ
  When and where to do it is the question.
  いつどこでそれをするのかは問題だ

このフレーズが目的語となるなる場合があるのは当然です。

  I don't know how to do it.
  私は、それをどうしたらいいかわかりません
  I don't know when and where to do it.
  私は、それをいつどこでしたらいいかわかりません

このような表現となる疑問詞には次のようなものがある。

   who to~  人  when to~  時   how to~ 方法
   what to~ 何  where to~  場所
   whether to~  「~かどうか、どちらか」

  Can you tell me how to get to the station?
  駅に行くにはどうしたらいいのか教えてください
  Do you know when to start?
  あなたはいつ出発するのか知っていますか?
  I didn't know whether to laugh or to cry.
  私は笑うべきか泣くべきかわからなかった
  Tell me which button to press?
  どちらのボタンを押したらいいのか教えてください
  I wonder who to invite.
  だれを招待するべきかしら
  I can't decide what to do next.
  私は次に何をすべきか決めることができません

ON LINE講座に登場する文法の全体像をごらんください


manage+to不定詞と覚えても

2006-05-22 13:22:19 | TOEIC試験講座文法・読解 実況中継

動詞manageは文法では、to不定詞を導く動詞の一つとしてとりあげらられます。つまりmanage+to+動詞の原形といったものです。
ところが、これを使った例文の紹介はきまったように過去形、私にはその意味が分かりません。もちろんそれ以外ものがあるかもしれませんが、私の体験ではということです。
さて、このmanageはmanagerなどの名詞もあり、よく使われることばで、読解にもかなりの割合で登場します。

 manage動詞フレーズパターン
解 説
[基本的意味] 経営する、操る、うまくやる

  (1) (事業などを)経営する、管理する、支配する
   This department store is managed by Mr. Smith.
   このデパートはスミス氏の経営です
  (2) ~を何とかやり遂げる、何とかうまく~する、どうにか~する
   I will manage it somehow.
   私が何とかやってみましょう
  (3) (馬などを)御する、(機械などを)運転する、操縦する、(人などを)うまくあしらう
   I cannot manage even my bicycle well.
   私は自分の自転車さえうまく乗れない
  (4) [口語]首尾よく(まんまと)手に入れる
   I wish I could manage another day off.
   もう1日休みが取れたらなあ
  (5) どうにかやっていく、事を処理する、やりくりする   
   I think I can manage by myself.
   私はひとりでどうにかやっていけそうだ

さて、読解ということですが、まず以下の例文をごらんください。黒文字と青文字で区分されています。私は前者をファンクションフレーズ、後者の青文字部分を動詞フレーズと名づけています。
つまりフレーズというのは、「意味ある単位」ということですが、例えば、I'll manage toのフレーズで、「私は(どうにかして)~するつもりだ」という意味をとらえ、その内容は動詞フレーズで表されることになります。
つまりいくら、manage to+動詞の原形と覚えたところで、実際の表現では様々に変化するので、とっさにその意味をとらえることができません。
これらのフレーズをどれだけ身につけるかかが、読解のスピードや、読解のみならず、Listening,Speaking,Writingにも役立ちます。

(C) manage+to+原形動詞フレーズ VO感覚
  (1) I'll manage to come.
    私はいろいろ考えて(苦労して)どうにかします
  (2) I'll manage to come.
    私はなんとかして(そちらに)参ります
  (3) I managed to run down the manuscript.
    私は彼はやっとその原稿を捜しだした
  (10) I don't manage to understand what you are saying.
    私はあなたの言っていることがどうにも理解できません
  (11) I couldn't manage to .
    私はなんとかして英語で通じさせようとしたが、できなかった
  (12) I have not managed to get across to see her yet.
    私はまだ彼女に会いに行けないでいる
  (19) Did you manage to talk your father round into letting you come?
    あなたは、私たちと一緒に行かせてくれるよう、お父さんを説得することができましたか?
  (20) How did you manage to cook up such a fantastic excuse?
    どうやってあなたはそんな突拍子もない口実をでっち上げたのか?

今回は、English Treacking教材のサンプルを用意しました。ごらんください。
もちろん左の項目のmanageをクリックしてください。
ON LINE講座受講の方は、failをごらんください。



[TOEIC試験対策実況中継第2週第1時限] 原形動詞フレーズを用いて (4) 目的語として使って

2006-05-18 14:05:52 | TOEIC試験講座文法・読解 実況中継

(b) 目的語として(VO感覚)
不定詞というものは元は動詞のフレーズであることにより、少し表現が複雑になりますが、要はそれをどれだけ「ひとまとまりのもの」としてとらえるかがポイントとなります。ここからも、「to+動詞の原形」という説明は私たちを英語世界からどれだけ遠ざけているかをわかっていただけると思います。
 
to+原形動詞フレーズを目的語にとる動詞。これらは基本的に「これからといった未来志向」の意味を持っています。

  have to, want to, hope to, wish to, expect to, decide to,
  need to, attempt to, manage to, fail to, refuse to,
  afford to, agree to, plan to, promise to, prepare to, used to,
  pretend to, etc.
  
  like to, start to, begin to, etc.
  forget to, try to, remember to, etc.

  I want to take pictures.
  私は写真を撮りたい
  I like to take pictures.
  私は写真を撮るのが好きです
  It began to rain.
  雨が降り始めました
  Remember to post my letter.
  私の手紙を投函するのを忘れないで
  I forgot to post your letter.
  私はあなたの手紙を投函するのを忘れました
  She pretended not to see me.
  彼女は私を見ない振りをした
  My father promised never to smoke again.
  父は二度と決して煙草を吸わないと約束した

※to不定詞の否定形は、原則としてtoの前にnotやneverをつけて表します。

English Trecking教材Vol.3にtryの動詞フレーズがあります。右の項目から、tryをクリックし、様々なtryの動詞フレーズのパターンをごらんください。


try to+原形動詞フレーズのフレーズをごらんください。
単に「try+原形の動詞」では決して見えない、実際の英語世界が展開していることがわかります。以下のフレーズを私はファンクションフレーズと呼んでいますが、これをひとまとまりのものとして覚えてしまうことが大切で、このように覚えていたら読解にも、リスニングにも、あるいはSpeakingの時にも使えることになります。

  Try to~、~しようとしなさい
  Don't try to~、~しようとしないで
  We should try ~、私たちは~しようとするべきです
  You must try to~、 あなたは~しようとしなければなりません
  I am trying to~、 私は~しようとしています
  He was trying to~、 彼は~しようとしていました
  I've never tried to~、 私は今まで~しようとしたことがない
  She has been trying to~ 彼女はずっと~しようとしています
  I tried to~ 私は~しようとしました
  He tied not to~ 彼は~しないようにしました
  It is no use trying to~ ~しようとするのは無駄だ
  There is no need to try ~ ~しようとする必要がない





[TOEIC試験対策実況中継第1週第6時限] 原形動詞フレーズを用いて (3) 目的語として使って

2006-05-12 11:31:41 | TOEIC試験講座文法・読解 実況中継

[5] will[would]の用法
前回の続きです。「助動詞は動詞の原形をともなう」と文法書には書いてあります。しかし今まで誰も「それが日本人の英語音痴を作り出している」とは指摘しませんでした。確かに高校や大学入試などに登場する文法問題やTOEICでも同じで、他の単語の意味が分からなくても、ただwillやwouldなどに導かれる動詞の形さえ見分けたら、それで正解を導けます。例えば、willの次には絶対hasやhadは続かないとか、doesやdidはこないといったことです。
しかし、ことばというものは単に動詞の変化だけでとらえることができません。ことばというものはフレーズ(意味ある単位)でできていて、その全体の意味を定着・蓄積しなくてはいくら文法問題をこなしても英語はことばとして身につきません。
例えば、子どもが学校に行くとき、Take care.(気をつけてね)どとママは言い、これに答えて子どもは、Yes, I will.と答えます。子どもには、I will(私、そうするよ)という自分の意志を宣言しているのです。それを「助動詞will+原形の動詞」と解明したところで、Yes, I will take care.ということばの意味はいつまでも定着しないのです。
私が、発行している教材やブログなどの記事で、動詞フレーズを青文字表記している理由はここにあります。
つまり皆さんがこれらの文例を読まれるときは、単に「助動詞の次には原形の動詞が来る」といったおよそことばの学習とはほど遠い見方はしないてください。
常にこのような視点を持っていたら、それが未来形で登場しようが、現在形、過去形、あるいは完了形でも簡単にSpeakingできるし、そのことがListening, Readingにも通じます。
また、下の例文にあるIt will be on your head.でも、多くの人はwill be=「~になるだろう」と覚えていると思います。しかしこのとらえ方も間違いです。
あくまでも、be on your headが基本なのです。つまりwillとbeを結びつけてしまうから以下のような文もすんなりと同じしくみを持ったものとしてとらえることができない。
  現在形 It is on your head.
  過去形 It was bon your head.
  未来形 It will be on your head.
このようにとらえると。同じ「未来志向」の表現が簡単にできます。
  It has to be on your head.
  それは、あなたの責任であらなければならない

 (1) will: 単純な未来(~だろう」、意志(~つもりだ)、傾向(~するものだ)、現在の不規則な習慣
  If there is an accident, it will be on your own head.
  もし事故が起これば、あなた自身の責任になるだろう
  She said she would go home.
  彼女は帰宅すると言ってた
  The meeting will break up at about twelve.
  12時に散会するだろう
  I will give a ring to her.
  彼女に指輪を贈るつもりです
  Accidents will happen.
  事故は起こるものだ
  He will often sit up all night.
  彼は徹夜することがよくある

(2) would: 過去の習慣(~したものだ)など
  I would sometimes be scolded by my father.
  私は時々父親に叱られたものだ
  The door would not shut.
  ドアがなかなか閉まらなかった
  I would like to ask some questions.
  あなたにいくらか質問したい
  Would you mind my bags for a few minutes?
  ちょっと私のかばんを見ててくださいませんか?

(3) willとbe going toとの関係
be going toは「~するつもりだ」「~する予定だ」と意図や予定を表します。「~するつもりだった」は過去の意図や予定を表す場合は、be going toを使います。
  Something dreadful was going to happen.
  何か恐ろしいことが起こりそうだった
  What were you going to do?
  何をするつもりだったのですか?

[6] shall[should]の用法
(1) shall 義務(ねばならない)、命令(~しなくてはならない)
  Those who violate the regulation shall be punished.
  この規則を破ったものは処罰される
  You shall be done by tomorrow morning.
  明日の朝までには終わらせなくてはならない

 ※Shall I+原形動詞フレーズ(相手の意向を聞く)、Shall we+原形動詞フレーズ?(勧誘)
  Shall I have her call you back when she is home?
  彼女が帰りましたら、こちらから電話させましょうか?
 “Shall we go out for supper?"―“I'd rather stay at home."
  「夕食を外で食べようか」「私は家にいるほうがいい」
    
(2) should:義務(すべきだ、ただしmustより強制性が弱い)、「~するはずだ」
  You should not smoke yet; you are under age.
  君はまだタバコを吸ってはいけない、君は未成年だ
  The exam should be easy for you.
  この試験は君にはやさしいはずだ

TOEIC試験ではここが問われる
ON LINE受講の方には、文例を用意しました。ぜひごらんください。
例えば、ここではbe surprisedやbelieveを使った文例をあげておきましたが、これらのことばは案外限られています。
強調(驚き、万一、ぜひ)のshould
 (a) 驚きのshoud
  I'm surprised that Bill should have a powerful vocabulary like college students.
  ビルが大学生のような豊富な語彙力を持っているとは驚きだ
  I can't believe that she should say so.
  彼女がそんなことを言うなんて信じられない
 (b) 万一のshould
  If you should have any problem, feel free to call us.
  もし万一何か問題がありましたら、お気軽に電話をください
これは「仮定法」にリンクを張っておきました。

 (c) 提案、命令。決意の意味を持つ動詞(propose, request, recommend, suggest, require, command, insistなど)の目的節では「should+原形動詞フレーズ」を用いるが、この場合shouldは省略されることが多い。shouldを使うのはイギリス英語。
  I insisted that he (should) stay for dinner.
  ぜひ食事までいるように私は彼に強く勧めた

[7] その他の助動詞
 (1) need (~する必要がある)とdare(敢えて~する)は、否定文、疑問文でのみ助動詞として用いられる。ただし、needが助動詞として使われるのはまれで、主にイギリス英語。
  She need not do it at once.
  彼女はすぐにそれをする必要がない
  Need I go at once?
  すぐ行かなければならないのか?
   ※dareが助動詞として使われるのはまれで、主にイギリス英語。
  I dare not be angry with my wife.
  私は妻に向かって腹を立てる勇気がない
  How dare you speak to me like that?
  よくも私にそんな口がきけるもんだ

 ※本動詞としての用法
  You don't need to carry an umbrella today.
  今日は傘を持って行く必要はないよ
  He did not dare to be angry with his wife.
  彼は妻に向かって腹を立てる勇気がなかった
    
 (2) ought to (~すべきだ)
  最近ではあまり使われない。shouldで用が足りる。
  You really ought to apologize.
  君は本当に謝るべきだ
  You ought not to tell a lie.
  嘘をついてはならない
  There ought to be more parking lots.
  もっと駐車場があってしかるべきだ[あったほうがよい]

 (3) used to :規則的な習慣(~したものだ)、過去の状態(今はない)
  She used to work for an oil company.
  彼女は以前石油会社に勤めていた
  There used to be a bridge here.
  (今はないが)元ここに橋がありました

ON LINE講座に登場する文法の全体像をごらんください



[TOEIC試験対策実況中継第1週第5時限] 原形動詞フレーズを用いて (2) 目的語として使って

2006-05-12 10:49:43 | TOEIC試験講座文法・読解 実況中継

UNIT 2 原形動詞フレーズを用いて (3) 目的語として使って その1
事実として、自分が過去に「会議に遅れた」とか、「(時々)会議に遅れる」と現在の事実・習慣を表すなら、過去形や現在形を使います。
  I was late for the meeting.
  I am sometimes late for the meeting.

一方、同じ「会議に遅れる」でも、「遅れるでしょう」「遅れるかもしれない」「遅れてはいけない」といった表現では、「遅れる」という状態を頭に思い浮かべる表現です。したがって原形動詞フレーズを用いることになるのはもちろんです。

  I will be late for the meeting.
  I may be late for the meeting. 
  You must not be late for the meeting.  
 
これら助動詞と呼ばれる動詞には、元々「未来」の意味が含まれているのでtoは使いません。


[1] 助動詞の特徴
助動詞は原形動詞フレーズ(動詞の原形で始まるフレーズ*青文字部分)を導く
学校時代に習った文法や参考書には、「助動詞+動詞の原形」と説明されていますが、これではSpeakingやListeningもできせん。be here, go thereをひとまとまりの意味を持つものととらえてください。一方、Must I、You must, You don't have toなどをひとまとまりの意味を持つものは覚えると、それらの順列組合せで簡単に英文が生産できるし、Listeningにも有効です。

   Must I be here?  私はここにいなければなりませんか?
   Yes, you must.  いなければなりません
   No, you don't have to. いる必要はない

   Must I go there?  私はそこに行かなければなりませんか?
   Yes, you must.  いなければなりません
   No, you don't have to. 行く必要はありません

[2] can[could]の用法
(1) 可能(~する可能性がある)、許可(~してよい)、推測(はずだ)、能力(~できる)を表す
中学ではじめて習うとき、決まってcanを「できる」と教わります。この訳語はcanの一部の意味である「能力」を表しているにすぎません。

  I can't believe it really happened.
  それが本当に起こったか信じることができない
  We could not get the concert tickets.
  コンサートのチケットが手に入らなかった
  Can I use your telephone?
  電話を使ってもいいですか?
  It can be true.
  それは本当のはずだ
  He cannot be telling lies.
  彼がうそをついているはずがない

(2) canの慣用的表現
●ここがTOEIC試験で問われます (1)
 ※cannot help+ing形動詞フレーズ(~せざるをえない)
イラストをクリックしてください。ON LINE講座のSampleを見ることができます。
ただし、このブログに戻る場合は、プラウザの「戻る」でお戻りください。

 ※= cannot help but+原形動詞フレーズ)
  I couldn't help laughing at the joke.
  (I could help but laugh at the joke.)
  私はそのジョークを聞いて笑わずにいられなかった
  It can't be helped.
  それはどうしようもないのです
●ここがTOEIC試験で問われます (2)
 ※cannot afford+名詞(~する金[余裕]がない)
  We can't afford such a big car.
  そんな大きな車を買う余裕がありません
今回は、SampleとしてEnglish Trecking教材へリンクをはっています。ノートのイラストをクリックしてください。
ただし、このブログに戻る場合は、プラウザの「戻る」でお戻りください。


(3) canとbe able toとの関係
canとbe able toの意味はまったく同じではありません。canは「可能性」を表し、be able toは「実際に~する能力がある」と具体的です。
未来形や完了形などで他の助動詞を伴う場合は、canではなくbe able toを使います。
  Will you be able to visit me tomorrow?
  あなたは明日私を訪ねることができるでしょうか?
  I don't seem to be able to do that.
  それは私にはできそうにない

could notは、「~できなかった」という意味ですが、これを次のように肯定形で使うと、「実際に手に入れることができた」という意味まで伝わらず、「手に入れる可能性があった」とも受け取れます。「~できた」と表現するのは、be able toを使います。
  We could get the concert tickets.
  コンサートのチケットが手に入らなかった
  We were able to get the concert tickets.
  コンサートのチケットが手に入らなかった

[3] may[might]の用法
 (1) 許可(~してよい)、推測(~かもしれない)、祈願(願わくば)
  May I go to wash my hands?
  手を洗いに行ってよろしいか?(トイレに行く)
  The key may be in one of those drawers.
  その鍵はあの引き出しの中の一つにあるかもしれません
  She said she might quit the job.
  仕事を辞めるかもしれないと彼女は言った
  May she live long!
  願わくは、彼女のご長寿を!

(2) mayの慣用的表現
 ※may not+原形動詞フレーズ(~してはいけない)
  You may not do such a thing.
  そんなことをしてはいけない
  It may not be true to say that she is good-looking.
  彼女が美人とはいいがたい
●ここがTOEIC試験で問われます (3)
 ※may well+原形動詞フレーズ(~するのも当然だ、もっともだ)
  You may well be surprised.
  あなたが驚くのはもっともだ
  You may well say so.
  あなたのいわれる通りです、そう言われるのはもっともです
●ここがTOEIC試験で問われます (4)
 ※may[might] as well+原形動詞フレーズ+as+原形動詞フレーズ(~するくらいなら~した方がましだ)
  You might as well throw your money away as spend it in gambling.
  ばくちなんかに金を使うなら捨てたほうがましだ
 ※may[might] as well+原形動詞フレーズ「~した方がましだ)
  Now (that) I've come I may as well enjoy it.
  せっかく来たのだから楽しまなけりゃ
 ※would rather+原形動詞フレーズ+than+原形動詞フレーズ「~するよりも~したい)
  I would rather wait than go at once.
  私はすぐ出かけるよりは待つほうがいい

[4] mustの用法
 (1) 義務(~ねばならない)、推測(~に違いない)
  Japan must be introduced to Europe.
  日本がヨーロッパに紹介されなければならない
  "It isn't on the desk."―"Then it must be in one of the drawers."
  「机の上にありませんよ」「だったらきっとどこか引き出しに入っていますよ」

(2) mustの慣用的表現
 ※must not+原形動詞フレーズ(~してはいけない)
  Cars must not be parked in front of the library.
  図書館の前に駐車することを禁じる

 ※mustには過去形がないのでhad toが代用される。
  She had to keep in a long line to get a taxi.
  彼女はタクシーに乗るのに、長い列に並ばねばならなかった

(3) mustとhave[has] toとの関係
未来形や完了形で他の動詞を伴う場合、mustの代わりにhave[has] toが使われます。
  You'll have to take the bus.
  そのバスに乗る必要があるでしょう
   

ON LINE受講の方は以下にお進みください。
ただし、今回はSampleは公開していません。

ただし、クリックしてこのブログから他のページに移動しした場合、プラウザの「戻る」でお戻りください。これはすべての移動に共通しています。

以下は、「英語のしくみのまとめ」です。今どこを学習しているのか全体からの視点で見てください。
ON LINE講座に登場する文法の全体像をごらんください



写真描写問題 その8さまざまなひと主語

2006-05-09 08:33:12 | 写真描写問題 実況中継

写真描写問題について その8 様々な主語

写真描写問題のリスニングでとても大切なのは、始めに読まれる主体(主語)が何かと聞き分けることです。これを聞き分けることによって、それによっとその主体がどんな状態かと聞き分けます。
ここでは、TOEIC試験対策資料からのひと主語の例をあげておきます。

   The man     男性は
   A child     子どもが1人
   Some children  数人の子どもたちが
   Four boys    4人の少年が
   The girls    少女たちが
   Two boys    1人の少年が
   A woman     1人の女性が
   An old man and a dog 1人の老人と1匹のイヌが
   A girl         1人の少女が
   Two men and two women 2人の男性と2人の女性が
   Nobody     ゼロの人が(~の人はいない)
   Four people      4人の人が
   A group of children   子どもたちの集団が
   A mother and her child  1人の母親と子どもが
   A boy      1人の少年が
   The cat     ネコが
   A man      1人の男性が
   A group of teenagers ティーンエイジャーの集団が
   A couple     カップルが
   An elderly couple  老夫婦が
   Three people on the bench ベンチに座っている3人の人は
   The three men   3人の男性が
   The guard     衛兵、門番が
   The man and the woman   男性と女性が
   The woman on the right   右側にいる女性が
   The woman on the left   左側にいる女性が
   The woman crouching between the other two women 
   他の二人の女性の間でしゃがみ込んでいる女性が
   The teacher      先生が
   The teacher and the students  先生と生徒たちが
   The office workers    会社員たちが
   The driver    運転手が
   Some people    数人の人たちが
   All the people   人々はみんな
   The bullfighter   闘牛士が
   The dancer      ダンサーが
   The police officers 警察官たちが
   The police officer on the horse 馬に乗った警察官が
   Not a soul   ゼロの人が(人は誰もいない)
   Several girls    数人の少女が
   One girl      1人の女性が
   The two girls   2人の女性が
   Both girls     2人の女性が
   The girl with a cue   キューを持っている少女が
   The man seated on the left  左側に座っている男性が
   The man in the middle  真ん中にいる男性が
   Everyone    誰もが
   No one ゼロの人が(~する人はいない)
   One of the boys  少年たちの1人は
   Some of the boys  少年たちの数人は

今回を持って、写真描写問題実況中継は終了させていただきます。
引き続きON LINE講座にて、「中継」を継続させていただきます。

イディオム対策実況中継 (7) 方位語out ofについて

2006-05-09 08:31:32 | イディオム対策 実況中継

[7] 方位語out ofについて
out ofの本質的な意味 「範囲外+属性」
out of ~は「~の中から外へ」の意味だ。
fromは単に「起点」を表し、out of ~は「~の中から外へ」と何らかの範囲を想定し、その中から範囲外にといった意味となる。

(1) be out of ~
be動詞の基本的な意味は、「存在」です。
  (1) We are out of coffee now.
    今ちょうどコーヒーを切らしています
  (2) He is out of the office.
    彼は不在です、(会社から)外出しています
ON LINE受講の方はクリックし、他の用例をごらんください。以下同じです。

(2) get out of
getの基本的な意味は、「到達」です。
「~から出ていく」「~から手を引く」
  (3) Get out of here! 
    ここから出ていけ!
  (4) Get out of this!
    この件から手を引け!
  (5) Get out of those wet clothes!
    ぬれた服を脱ぎなさい!
  (6) Things are getting out of hand.
    事態は収拾がつかなくなりつつある
  (7) Get out of the way!
    どけ!
  (8) We had better get out of signing the contract
    私たちはその契約から手を引いた方がいい
   ● We had better +原形動詞フレーズ 「私たちは~した方がいい」やばいことに
  (9) Get me out of here!
    私をここから出してくれ!
  (10) I can't get her out of my mind.
    私は彼女のことを忘れることができない
   ● I can't +原形動詞フレーズ 「私は~できない」
Sampleを用意しました。クリックして他の用例をごらんください。ただし、このブログに戻るには、プラウザの「戻る」でお戻りください。

(3) put out of
~を忘れる
putの基本的な意味は、「あらしめる、ある状態にする」です。
  (11) You'd better put him out of your mind.
    あなたはあんな男のことは忘れた方がいい
   ● You'd better +原形動詞フレーズ 「あなたは~した方がいい」
  (12) You had better put it out of your mind.
    あなたはそれは忘れた方がいい


(4) make ~ out of -
makeの基本的な意味は、「現実化」です。
 「-から~を作る」
  (13) He can make everything out of paper.
    彼は紙で何でも作ることができる
   * everythingは、「すべてのものを」の意味。
   Cf. anythingは、「どんなものでも、いかなるものでも」の意味。
  (14) Don't make a fool out of yourself!
    馬鹿なことはやめなさい!
   * make a fool out of oneself 「自分自身を馬鹿にする」
  (15) Try to keep out of his way!
   彼のじゃまをしないようにしなさい!
   ● Try to +原形動詞フレーズ 「~しようとしなさい」
  (16) Keep your nose out of my affairs!
  私のことには干渉[口出し]をするな


[5] see out of
seeの基本的な意味は、「見る」です。
  (17) We saw out of the window.
    私たちは窓から外を見た


run out of
「(物、金、時間などを)使いつくす、~がなくなる」

grow out of 
「起こる、生じる」
「(成長して悪事、悪癖などから)脱する」

今回を持って、イディオム対策実況中継は終了させていただきます。
引き続きON LINE講座にて、「中継」を継続させていただきます。

[TOEIC試験頻出今日の重要動詞] helpの動詞フレーズ

2006-05-08 12:09:08 | [TOEIC試験頻出今日の重要動詞]

日本の英語教育やTOEICの文法書で学んでも、なかなか英語がことばとして定着・蓄積していかないのは、文法的な解明やイディオムや慣用句などバラバラに教えるからです。
例えば、(C)では、イディオムやいわゆる「cannot 動詞の原形 but動詞の原形」(~せずにはいられない)という慣用表現と説明されたり、
(D-1)ではhelp+ (to)不定詞、(D-2)ではhelp+動名詞、(D-3)ではhelp+ O+(to)不定詞、あるいは使役用法と説明されています。
つまり、(C)はイディオム。(D-1)(D-3)は文法の(to)不定詞の目的格の用法、(D-2)は動名詞の用法のところで登場します。

そして重要なのは、いくら文法的に説明され、help+(to)不定詞=「~をするのを助ける」とか、help+ O+(to)不定詞=「Oが~するのを助ける」と暗記しても、それだけのものであることです。つまり以下の例文のhelp (to) buildやhelp John washととらえたところで、make a boat=「ボートを作る」とか、wash up「皿洗いをする」といった行為を「ひとまとまりのもの」としてとらえる学習をしないといつまでもことばとして身につきません。
しかも、様々な主語に導かれて、helpがファンクションフレーズとして多様に展開することも学習のひとつとなるべきです。

  (3) The language lab will help (to) improve your understanding of spoken English.
    LL 教室は口語英語の理解力を向上させるのに役立つだろう
  (4) The new job helped (to) relieve her sorrow.
    新しい仕事に就いたので彼女の悲しみは少し軽くなった
  (9) The pink wall helps to set off the bright green curtains.
    そのピンク色の壁は、鮮やかな緑色のカーテンを引き立たせている
  (10) Borrowing money won't help to solve your financial problems.
    借金してもあなたの財産上の問題を解決することにはならないだろう

だもこのような「よく働く動詞」は限られています。だいたい50個くらいのものでさほど心配はいりません。
今回は、Sampleを用意しました。下のイラストをクリックし、左の項目からhelpをクリックしてください。もちろん(A)から(D-2)までをごらんください。
ただし、このブログにお戻りの場合は、プラウザの「戻る」でお戻りください。


 help 動詞フレーズパターン
解 説
helpの本質的な意味は、「十全でない、不都合な、窮地にある」現実を、「十全な、都合のよい、楽な」状態に引き上げることです。

  (A) help V感覚 (9)
    Help!
    助けてください!

  (B) help +名詞 VO感覚 (75)
    He helped a crane.
    彼はツルを助けた

  (C) helpと方位語が結びついたフレーズ (84)
    He helped the old woman across a road.
    彼は老女が道路を横断するのを助けた

  (D-1) help+(to)+原形動詞フレーズ VO感覚 (15)
    He helped (to) build the boat.
    彼はそのボートを作る手伝いをした

  (D-2) help+ ~ing形動詞フレーズ VO感覚 (12)
    I cannot help laughing.
    笑わずにはいられない

  (E) help+名詞+ (to)+原形動詞フレーズ VOC感覚 (41)
    Help John wash up while I see to the bedding!
    私が寝具を引き受けるからジョンの皿洗いを手伝っていなさい!

(along)
  (1) She helped her mother along. ★helpしてher motherがalong「進行」状態に
    彼女はずっと母親を助けて暮らした
(across)
  (1) She helped an old man across a road.  ★helpしてan old manが道路を横切る「十字」
    彼女は老人が道路を横断するのを助けた
(down)
  (1) She helped an old man down (from a bus). ★helpしてan old manが「下方」に
    彼女は老人がが(バスから)降りるのを助けてあげた
(into)
  (1) She helped an old man into a train.  ★helpしてan old manが列車の中に 「範囲内+到達点」
    彼女は老人が列車に乗るのを手伝ってあげた
(off)
  (1) Help me off with my overcoat, please! ★helpしてmeがoff「急速離脱」
    オーバーを脱がせてください!
(on)
  (1) Help me on with my overcoat, please! ★helpしてmeがon「密着・継続」
    オーバーを着せてください!
(out)
  (1) She helped out when the guests unexpectedly arrived.★helpしてheselfが「範囲外」に
    不意に来客が会ったとき、彼女が助け船を出してくれた
(out of)
  (1) Can you help me out of my trouble? ★helpしてmeがout of my troubleの状態に
    私の困っているのを助けてくれませんか?
(over)
  (1) She helped the blind man over. ★helpしてthe blind manが、over「超える」
    彼女はその盲人が道路を渡るのを助けた
(to)
  (1) Help me to salt! ★helpしてmeがsaltに「到達」
    塩をとってください!
(up)
  (1) She helped an old man up   ★helpしてan old manがup「上方」
    彼女は老人に手を貸して起き[立ち]上がらせてあげた
(with)
  (1) We all helped with the dishes.  ★helpしてourselfがwith the dishesという「付帯状況に」
    皆で皿洗いを手伝った

ON LINE講座について、多くのご質問が

2006-05-08 09:34:33 | ON LINE通信講座について

ON LINE講座について、多くのご質問が寄せられその反響の大きさに驚いていますが、当方の説明不足によるものであることにお詫び申し上げます。寄せられたご質問にお答えします。

Ques. (1) 通信講座はブログの記事にどう関連しますか?
  Ans.: ブログの記事は、あくまでも「さわり」の部分で、きちんとまとめたものを配信することはできません。
  IDとPasswordで入っていただくのはまったく別の通信講座用のホームページであり、以下のようにきちんとまとめられたものです。ちなみにホームページに紹介している「こんな簡単なしくみ」は、文法的な英語の全体像を示したものに過ぎません。

   [TOEIC試験対策実況中継第1週第1時限] 【テーマ】現在形と過去形について
   [TOEIC試験対策実況中継第1週第2時限] 【テーマ】動詞フレーズ、5つのパターン
       I
   [TOEIC試験対策実況中継第5週第2時限] 【テーマ】長文読解 
       I
   [TOEIC試験対策実況中継第7週第2時限] 【テーマ】T写真描写問題対策   

Ques. (2) 「150点アップ」の目標設定期間は?
  Ans.: 集中して学習すれば3ヶ月で可能ですし、それ以上のスコアアップがはかれます。ただし、受講される方が置かれている様々な学習状況を考慮して、受講していただいた日より1年間は学習に利用していただけます。

Ques. (3) 「English Trecking教材」通信講座との関連は?
  Ans.: すでに体験されたように、学習事項に関連して「English Trecking教材」にリンクが貼られているからです。ちなみに「English Trecking教材」は市販の日常会話本にある日常会話、映画のシナリオ、TOEIC試験の模擬問題を集めたものです。

Ques. (4) 「1からやり直しTOEIC試験150点アップ実況中継」と「TOEIC試験150点アップ実況中継」との違いは?

  Ans.: リンクが貼られる対象となる教材が「English Trecking教材Vol.1~Vol.3」か、「English Trecking教材Vol.1~Vol.5」との違いとなります。また、学習事項の難易度による違いもあります。

Ques. (5) 通信講座はこのような文法だけですか?
  Ans.: TEIC試験のすべての出題形式に対応します。ただし、これらの問題形式に対応するには文法がその基本となります。その分、文法学習が期間の半分を占めることになります。ただし、文法と言っても、単に文法問題を解くためのものだけではなく、NO=RETURN READINGの基礎ともなり、リスニングにも対応できるものです。
また、もう一つの柱として、ブログでは簡単な説明とならざるを得ませんが、受講の方には「English Trecking教材」にリンクが貼られTWO WORD VERBS(イディオム)とTOEIC試験必須の重要動詞166についても学習します。

Ques. (6) リスニング教材はついていないのですか?
  Ans.: English Trecking教材には、音声が入っていません。音声での学習は、以下の教材を用意しています。
    ON LINE講座受講の方には特別割引価格(3割引)で。
    なお、購入画面では定価での表示となりますが、実際のご送金金額はお知らせします。
   「日常会話必須基本16動詞」 HTML版・PDF版
    所収全1589の文例にネイティブの音声付きHTML版又はPDF版CD-ROM 1枚、
    及びAudio CD 3枚(約160分の音声付き)
    「ネイティブが選んだ日常会話必須62動詞」 HTML版・PDF版
    所収全2809の文例にネイティブの音声付きHTML版又はPDF版CD-ROM

これらのCDは、PC上だけでなく、コンポやポータブルCDでも利用可能なので、リビングで聞いたり、通学・通勤時にお使いください。また、こちらの英語音声はMP3としてもデータ保存していますので、ipodやお持ちのMP3ウォークマンにデータを流し込み、「いつでも、どこでも、好きな時間に」聞いていただきたいと思います。(隙間時間を利用することが、英語を上達させる上でとても大切です。)

Ques. (7) 入会時期について?
  Ans.: 受講はいつでも可能です。ただし、本年5月10日までに受講の申し込み(English Trecking教材の購入)の方には、特別割引の特典を設定しました。
   ブログ「「TOEIC試験150点アップ実況中継」に対応
    受講料(「English Trecking教材Vol.1.~Vol.5の購入による)  22.000円 → 18.000円
   当ブログ「1からやり直しTOEIC試験150点アップ実況中継」に対応
    受講料(「English Trecking教材Vol.1.~Vol.3の購入による)  15.000円 → 12.000円

Ques. (8) 受講料を月ごとに払うことはできますか?
  Ans.: 申し訳ございませんが、この講座の大きな特色は「English Trecking教材」にリンクを貼ることです。したがって当教材を月ごとに分割することは不可能です。あしからずご了承ください。

Ques. (9) 個人的な学習についてのサポートは?
  Ans.: 学習内容についてのご質問はメールにて対応させていただきます。理解できないところについてどんなことでもご質問ください。これは1年間有効です。

  講座申し込み
ブログ「English Trecking」 GRADE1~2&「TOEIC150点アップ実況中継」ON LINE講座受講ご希望の方は、「ENGLISH TRECKING」教材をご購入してください。
ご購入の注文を受け取り次第、IDとPasswordをメールでお知らせします。
ご注文は以下からお願いします。

  http://cart1.fc2.com/cart/cominica/

イディオム対策実況中継 (6) 方位語outについて

2006-05-07 14:42:48 | イディオム対策 実況中継

[6] 方位語outについて
outの本質的な意味 「範囲外」
outは、「範囲外」を表し、この意味ではinの反意語となる。
「範囲外」とは、主体が対象から離れて外に出ること、この場合 対象は立体なので、「外出」「出現」「逸脱」が生じ、視点を対象内に移すと「消失」が起こっていることになる。
また日本語訳で「不在」を表す場合、英語ではawayとoutとなるが、awayは「離脱状態」を表し、outは「範囲外にいる」ということとなる。つまりoutは何らかの「範囲」を想定し、その範囲にはいないということだ。

(1) be out
be動詞の基本的な意味は「存在」です。
  (1) You are out!
    君はアウトだ(野球)!
   * 「プレーの範囲外に出る」ということ。
ON LINE受講の方は、他の用例をごらんください。以下同じです。

(2) go out
goの基本的な意味は「進行」です。
「出かける」「終わる、消える」
  (2) "Has Bill just gone out?" - "He went out a few minutes ago." 
    「ビルは出かけたばかりですか?」「数分前に出かけました」
  (3) Let's go out for a walk.
    散歩に出ましょう
  (4) Short dresses have gone out of fashion.
    丈の短いドレスはすたれた


(3) come out
comeの基本的な意味は「出現」です。
「現れる、発表、発刊される、(結果が)出る」
  (5) Come out, please! 
    どうぞ出てきてください!
  (6) She comes out well in photos.
    彼女は写真写りがよい
   * wellの反意語は、badly come out badly 「写りが悪い」
  (7) The man came out of the hotel with a young girl.
    その男は若い女性とホテルから出てきた


(4) get out
getの基本的な意味は「到達」です。
「外に出る、外に出す」「漏れる」
  (8) Get out!   
    出ていけ!
  (9) The secret got out at last.
    その秘密はとうとう漏れてしまった
   * at last 「ついに、とうとう」
  (10) Get out your books and turn to page ten!
    本を出して 10 ページを開けなさい
  (11) Get your dog out at once
    あなたのイヌをすぐに外に出しなさい
   * at once 「すぐに、直ちに」
Sampleを用意しました。たの用例をごらんください。なお、このブログに戻る場合は、プラウザの「戻る」でお戻りください。

(5) give out 
giveの基本的な意味は「与える」です。
「(エンジンなどが)止まる」
「(人に金銭、物、土地、財産などを)与える」「配布する」
  (12) The engine gave out. 
    車のエンジンが止まってしまった
  (13) Her legs gave out.
    彼女は足が動かなくなった
  (14) Please give these books out.
    これらの本を配布してください


(6) put out
putの基本的な意味は「あらしめる、ある状態にする」です。
「外に出す」「忘れる」
「(明かりや火などを)消す」
「怒る、いらいらする、気分を害する」(受身形で使われる)
put oneself out 「(必要以上に)面倒を見る、気をつかう」
  (15) Put out the cat! 
    ネコを追い出しなさい!
  (16) He put out his hand for me to shake.
    彼は、握手をしようと、私の方に手を差し出した
   * for me to shake 「私が握手する」
  (17) Put out the light now!
    さあ、明かりを消しなさい!
  (18) Please do not put yourself out.
    どうか無理をなさらないでください
   ● Please do not+原形動詞フレーズ 「どうか~しないでください」
  (19) He was put out as the food was badly cooked.
    彼はひどい料理で気分を壊した
   * asは接続詞で、「~ので」の意味。
   The food was badly cooked. 「食べ物はひどく料理されていた」


(7) take out
「持ち出す、連れ出す」
「(保険などに)加入する」
  (20) Take out a life policy! 
    生命保険に加入しなさい
  (21) I would like to take you out for dinner.
    あなたを夕食にお連れしたい
   ● I would like to +原形動詞フレーズ 「私は~したい」
  (22) Father took me out of doors.
    父は私を戸外に連れだした
  (23) Sitting all day at the keyboard takes it out of me.
    一日中キーボードの前に座っているとひどく疲れます
   * Sitting all day at the keyboard 「一日中キーボードの前に座っていること」
   主語となっている。
Sampleを用意しました。たの用例をごらんください。なお、このブログに戻る場合は、プラウザの「戻る」でお戻りください。

(8) make out
makeの基本的な意味は「現実化する」です。
「わかる、見きわめる」
「(請求書、小切手、領収書などを)書く、作る」
  (24) How did you make out while your wife was absent? 
    奥さんが留守中、あなたはどうしていましたか?
   ● How did you +原形動詞フレーズ?「どのようにあなたは~していましたか?」
  (25) I can't make out what you are trying to say.
    私は、あなたが何を言おうとしているのかわからない
   * what you are trying to say 「あなたが言おうとしていること」 whatは関係代名詞
    cf. what you are saying 「あなたが(今)言っていること
     what you said 「あなたが言ったこと」


(9) keep out
keepの基本的な意味は「持続」です。
「入らせない、出しておく」
  (26) Keep out!  Can't you read the sign on the door? 
    入ってはいけない、ドアの掲示が見えないのですか?
   ● Can't you +原形動詞フレーズ?「あなたは~できないのですか?」
  (27) Keep the dog out!
    犬を中に入れないで!


(10) let out
letの基本的な意味は「許可」です。
「(秘密を)もらす、知らせる」
  (28) He let out that he was going to be married .  
    彼は近く結婚することを口外した
   ● let out that + 節 「~することを口外する」
  (29 ) Why did you let the secret out?
    なぜあなたはその秘密を漏らしたのですか?
   ● Why did you +原形動詞フレーズ?「なぜあなたは~しましたか?」
  (30) She let the kitten out of the basket.
    彼女はかごから仔猫を出してやった


(11) see out
seeの基本的な意味は「見る」です。
「終わりまで見届ける」
「(戸口まで、屋外へ)連れ出す。案内する」
see out of ~ 「~から外を見る」
  (31 Please don't bother to see me out, I can easily find the way.  
    玄関まで送ってくださるには及びません、出口はすぐにわかります
   ● Don't bother to +原形動詞フレーズ 「~することに悩まないでください」


(12) send out
sendの基本的な意味は「送る」です。
「~を発送する」「臭いなどを放つ」
  (32) We are going to send out invitations to all the members. 
    全員に招待状を発送するつもりです
   ● We are going to +原形動詞フレーズ 「私たちは~するつもりです」
  (33) This cake sends out a good smell.
    このお菓子はいい匂いがします