UNIT 2 原形動詞フレーズを用いて (3) 目的語として使って その1
事実として、自分が過去に「会議に遅れた」とか、「(時々)会議に遅れる」と現在の事実・習慣を表すなら、過去形や現在形を使います。
I was late for the meeting.
I am sometimes late for the meeting.
一方、同じ「会議に遅れる」でも、「遅れるでしょう」「遅れるかもしれない」「遅れてはいけない」といった表現では、「遅れる」という状態を頭に思い浮かべる表現です。したがって原形動詞フレーズを用いることになるのはもちろんです。
I will be late for the meeting.
I may be late for the meeting.
You must not be late for the meeting.
これら助動詞と呼ばれる動詞には、元々「未来」の意味が含まれているのでtoは使いません。
[1] 助動詞の特徴
助動詞は原形動詞フレーズ(動詞の原形で始まるフレーズ*青文字部分)を導く

Must I be here? 私はここにいなければなりませんか?
Yes, you must. いなければなりません
No, you don't have to. いる必要はない
Must I go there? 私はそこに行かなければなりませんか?
Yes, you must. いなければなりません
No, you don't have to. 行く必要はありません
[2] can[could]の用法
(1) 可能(~する可能性がある)、許可(~してよい)、推測(はずだ)、能力(~できる)を表す

I can't believe it really happened.
それが本当に起こったか信じることができない
We could not get the concert tickets.
コンサートのチケットが手に入らなかった
Can I use your telephone?
電話を使ってもいいですか?
It can be true.
それは本当のはずだ
He cannot be telling lies.
彼がうそをついているはずがない
(2) canの慣用的表現

※cannot help+ing形動詞フレーズ(~せざるをえない)
イラストをクリックしてください。ON LINE講座のSampleを見ることができます。
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※= cannot help but+原形動詞フレーズ)
I couldn't help laughing at the joke.
(I could help but laugh at the joke.)
私はそのジョークを聞いて笑わずにいられなかった
It can't be helped.
それはどうしようもないのです

※cannot afford+名詞(~する金[余裕]がない)
We can't afford such a big car.
そんな大きな車を買う余裕がありません
今回は、SampleとしてEnglish Trecking教材へリンクをはっています。ノートのイラストをクリックしてください。
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(3) canとbe able toとの関係
canとbe able toの意味はまったく同じではありません。canは「可能性」を表し、be able toは「実際に~する能力がある」と具体的です。
未来形や完了形などで他の助動詞を伴う場合は、canではなくbe able toを使います。
Will you be able to visit me tomorrow?
あなたは明日私を訪ねることができるでしょうか?
I don't seem to be able to do that.
それは私にはできそうにない

We could get the concert tickets.
コンサートのチケットが手に入らなかった
We were able to get the concert tickets.
コンサートのチケットが手に入らなかった
[3] may[might]の用法
(1) 許可(~してよい)、推測(~かもしれない)、祈願(願わくば)
May I go to wash my hands?
手を洗いに行ってよろしいか?(トイレに行く)
The key may be in one of those drawers.
その鍵はあの引き出しの中の一つにあるかもしれません
She said she might quit the job.
仕事を辞めるかもしれないと彼女は言った
May she live long!
願わくは、彼女のご長寿を!
(2) mayの慣用的表現
※may not+原形動詞フレーズ(~してはいけない)
You may not do such a thing.
そんなことをしてはいけない
It may not be true to say that she is good-looking.
彼女が美人とはいいがたい

※may well+原形動詞フレーズ(~するのも当然だ、もっともだ)
You may well be surprised.
あなたが驚くのはもっともだ
You may well say so.
あなたのいわれる通りです、そう言われるのはもっともです

※may[might] as well+原形動詞フレーズ+as+原形動詞フレーズ(~するくらいなら~した方がましだ)
You might as well throw your money away as spend it in gambling.
ばくちなんかに金を使うなら捨てたほうがましだ
※may[might] as well+原形動詞フレーズ「~した方がましだ)
Now (that) I've come I may as well enjoy it.
せっかく来たのだから楽しまなけりゃ
※would rather+原形動詞フレーズ+than+原形動詞フレーズ「~するよりも~したい)
I would rather wait than go at once.
私はすぐ出かけるよりは待つほうがいい
[4] mustの用法
(1) 義務(~ねばならない)、推測(~に違いない)
Japan must be introduced to Europe.
日本がヨーロッパに紹介されなければならない
"It isn't on the desk."―"Then it must be in one of the drawers."
「机の上にありませんよ」「だったらきっとどこか引き出しに入っていますよ」
(2) mustの慣用的表現
※must not+原形動詞フレーズ(~してはいけない)
Cars must not be parked in front of the library.
図書館の前に駐車することを禁じる
※mustには過去形がないのでhad toが代用される。
She had to keep in a long line to get a taxi.
彼女はタクシーに乗るのに、長い列に並ばねばならなかった
(3) mustとhave[has] toとの関係
未来形や完了形で他の動詞を伴う場合、mustの代わりにhave[has] toが使われます。
You'll have to take the bus.
そのバスに乗る必要があるでしょう

ただし、今回はSampleは公開していません。
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