サイコロジスト101

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健康心理学、生理心理学、ストマネを学びましょう!

091214医療のヘルスプロモーションでつかった細かい資料です

2009-12-15 16:16:42 | Weblog
12月14日の医療のヘルスプロモーションでつかった資料のうち、字が細かいもの3つを掲載します。

1  2000年当時、特定疾患と分類されていた難病一覧です.*印がついているものが、神経筋系難病です。

2 2000年当時、経筋系難病患者が利用できる公的医療サービス一覧です.

3 リラクセーション実技にもちいられた、リラクセーションのスキットです。

2009/12/15・記

091214医療のヘルスプロモーション:難病支援

2009-12-15 16:07:34 | Weblog
12月14日の医療のヘルスプロモーションで使用した資料です。

この日は3次予防としての難病患者のQOL向上をめざしたストレスマネジメント介入の実践話をしました。

今から10年も前の、私が大阪府立看護大学に勤務していた頃のお話です。

大学の研究紀要と、ストレス科学という雑誌に実践記録は掲載されていますので、詳しく調べたいかたは、元の論文をどうぞお読みください.

いろんなところでしゃべった内容ではありますが、今、同じことをしようとおもっても、なかなかできにくい環境です。

神経筋系の難病は、本当に身体症状もきつく、痛みで苦しみ、自由の効かない身体が日々悪化する状況になると、不安やうつといった心の健康を害する事態に陥ります.

こうした患者さんのメンタルヘルスを向上させるために、ストレスマネジメントがいかに役立つか。そして、どのような方法で介入を試みたらいいか。どうしたら、継続的にストレスマネジメント介入を実現できるか・・・・などなど未だに解決できない問題が山ほどあります。

心優しき健康心理学の学び手たちよ、いい方法を考えて、実践してください。

2009/12/15・記

091214心理学研究法:知能の研究法

2009-12-15 15:49:33 | Weblog
12月14日の心理学研究法で使用した資料です。

この日は知能とは何か、どんな構造が考えられているか、何のために知能検査ができ、知能指数という人を計る物差しはどんな意味をもつのかなどについてお話しました。

定義は広義、狭義と多様です。一通り覚えておいてください。

テキスト11章をよく読むと、講義の内容は理解できることでしょう。

ギルフォードの3次元からなる知能構造モデルまでがテキストに載っています.

ビネーというフランスの心理学者が、シモンという精神科医師と協力しあって、パリの教育委員会で問題となっている勉強についていけない子どもを早々に見つけ出す方法として作ったのが知能検査。

年齢段階ごとにクリアーできる問題で構成されるこの検査。クリアーできなくなる手前の年齢を、精神年齢と定義しました。

6歳のA君が3歳までの問題をクリアーしたけれど、4歳の問題でつまったらA君の精神年齢は3歳というように決まります。

後にこの精神年齢を実際の暦年例で割った数を100倍したものが知能指数というようになります。IQの誕生です。

で、A君のIQは、(3÷6)×100=50 ということになります。


知能テストでもう一つ有力なのが、ウエックスラーによるWAISとWISC。言語性知能と動作性知能に分けて検査ができあがっています。

こうした知能は、性格とともに、遺伝によるところもあり、学習・経験によるところもあります。一卵性双生児と二卵性双生児を比較した研究から、遺伝的な要素と経験による要素とが幾分ちがうことがわかってきています.

より知的に優れた人間を育てようとする人々は、小さい子どもの頃から特殊な訓練を行っているようですが、はたして大人になってからもくろみは実現するものなのでしょうかね。

創造性(creativeness)というもうひとつの知的能力が目下注目されています。テキスト11章の3節を読んで勉強しておいてください。

2009/12/14・記