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フェレット軍団とかあちゃん

天使フェレット達と、縁あってお隣からきた黒猫が1匹。お世話係の怒涛の毎日のご紹介と、旅とグルメもいそしんでおりまする

思い出 3本足のアキルが我が家に来るまで(5)

2010-10-20 00:05:47 | フェレット

なんか変だ

なんかひっかかる

と、思いつつも、アキルと久しぶりに会えることが楽しみで

Oさんの家にアパートに行き、

言われていたところにあった鍵で中に入った

この時、わかった

Oさん、絶対、以前の状態ではない

少なくとも、3日も家を空けて

しかも、他人が入ることがしっかりわかって出かけるなら

掃除くらいしておくだろうと思うのだが…(+_+)

ちょっとショックを受けながら、奥のフェレット部屋に入ったら

すんごいニオイでびっくりした

エアコンも空気清浄機もかけっぱなしなのに

なんだ このニオイは

Oさん、もともと掃除は苦手なのは知っていたけれど

これ、ひどすぎ…

その時、彼女はアキルを含めて7本のフェレットを保護していた

アキルは、もう1本のフェレットと一緒のケージに入っており

ほかは1本ずつ、計6つのケージが二段にして置いてあった

けれど、ハンモックは真っ黒に汚れ、トイレもどろどろ

ケージの底までどろどろ

ぼーぜん

ふと我に返って、まずトイレの掃除だ! と、ケージの底部分を外したら

わけのわからん虫がトイレの下にいた

底ごと、どろどろをざっとあけ、お風呂で洗った

全部は一度に洗えないので、3日に分けて洗った。

ずっと放牧してもらってないらしいフェレットが、

かまってくれと足元にじゃれついたが、そんなヒマもなく

ごめんね と、放牧用のフェンスの中に放してやった

一番心配なのは、ノミ

みると、ほかの子はともかく

アキルと一緒だった、一番小さいフェレットの状態がひどい

毛もバサバサ

明らかにノミにやられていた

ということは、アキルも…

決めた!

アキルとその子の2本をそこにあったキャリーに入れて持って帰ってきた

こんな環境においておけない

今思えば、この時、7本全員連れ帰れれば

もっと早く、事は片付いたのだけれど

物理的に無理があった

 

 

あとでわかったことだけれど、Oさんはこの時、鬱病にかかっていた

やっぱり…

以前の彼女ではなかった

彼女は、ちゃんとフェレットの面倒をみているつもりだったらしい

ノミがいたということを知ってショックを受けていた

 

つづく

 

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思い出 3本足のアキルが我が家に来るまで(4)

2010-10-19 00:09:11 | フェレット

アキルと別れてから約1年後、2007年の7月

Oさんから電話があった

急に3日間の出張が入ってしまったので、

猫とフェレットたちを預かってほしい という電話だった

(Oさんは、あれから、捨て猫も3匹拾って飼っていた)

かあちゃんは動物好き

あの猫たちもかわいかった

 

本来なら喜んで引き受けるところだが

2か月くらい前に、やはり頼まれて一泊の予定で猫を預かったら

(1泊くらいなら、フェレは餌と水を用意しておけば大丈夫)

なんとノミがいて!!

とっても迷惑したので、一応訊いてみた

ノミは、もう駆除できたんでしょうね?

ところが

それが、まだいるんです(-_-;)

はぁ?

あんた、ノミ付きペットを人に預けるって

それも、軍団のいることをわかってて……

あれから時間がかなりあったのに…

今はいい駆除薬もあるのに、なんで何もしていないのか?

そこを追及すると

1匹の猫のノミを駆除しても、3匹いるので、ノミが回っていて…

という変な言い訳をされた

かわいそうだけど、ノミがいるなら預かれない

とお断りしたところ、

そうでしたよね。ごめんなさい

と彼女は引き下がったが、それから間もなくして

朝晩だけ、餌の面倒をしにきてもらえませんか?

とまた、電話してきた

猫だけならともかく、

彼女に保護されているフェレットたちが気がかりになった私は

さすがに断り切れず

14日から16日まで、計4回、彼女の家に行くことにした

なぁに、トイレの始末と給餌だけ

20分もあれば終わるって

思ってたんだけどねえ(-_-;)

 

つづく

 

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思い出 3本足のアキルが我が家に来るまで(3)

2010-10-18 00:35:32 | フェレット

2006年7月27日

Oさんは、最近フェレット保護に取られる時間が予想外に多くて、

なかなか仕事にも行けないでいる

彼女が働いてくれないと、保護フェレたちに即響いてくる

「なんでも手伝うから、仕事に行って!」

とお願いして、アキルをしばらく預かって、通院も引き受けることにした

手術してから二週間がたち、そろそろ抜糸の時期。

アキルの傷口は完全にふさがり、うっすら毛も生え出している

アキルも痒いらしく、傷口が気になって仕方がない

よく食べるので、ふっくらしてきた

腕さえ見えなければ、普通の健康的なかわいいフェレット^^

抜糸当日、雨だったせいか病院は空いていて、すぐに診てもらえた

看護師さん2人がアキルをおさえ、先生がハサミで糸を切る

最初にうちこそきょとんとしていたアキルだが

途中から、キュンキュンと鳴き始めた

そりゃ痛かったろう

3日後にはお風呂に入れてもいいとのこと

ずっと洗えていなかっから、ニオイが気になっていたところだ

往復2時間、

狭いキャリーに閉じ込められた上に痛い目に遭わせて! と

アキルは不満顔

ご機嫌をとるべく、家に着いて、さっそく放牧した

絨毯以外のフローリングではコロンコロンとよく転ぶ。

傷のことを全然気にしていない様子なので、存分に遊ばせることにした

そうすれば失った腕の分、ほかの三肢の筋肉も鍛えられるだろう

そのうち、1本足がたりないことなどわからないくらい

元気に走り回れるようになれるかも?

ねこじゃらしを向けてみたら、まあよく遊ぶこと

元気元気、その調子その調子^^

 

たぶん、アキル、保護した当時は2歳くらいだったと思われる

健康診断も問題なかった

これだけ元気で性格のいいお嬢さんが、なぜ捨てられたのか?

アキルの場合、捨てられた上に、腕を一本失っている

これからは、幸せに時を送ってほしいと思った

毛がだんだん生えそろって、傷口も見えなくなり、

アキルは、Oさんのところに帰って行った

Oさんとは、家が同じ町にあったこともあり

お出かけなどの用事があるときには、フェレを預けたり預かったり

という助け合いの関係だったが

この後、約1年、そういう必要もなく、行き来はなかった

時折電話で彼女と話すくらいで

アキルのことも、別に心配してはいなかったのだが…

 

つづく

 

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思い出 3本足のアキルが我が家に来るまで(2)

2010-10-17 00:23:43 | フェレット

2006年7月12日

保護された時、

アキルの肩の傷口はまだ腫れていて診察が無理だったので

本当に右肩の手術が必要かを見極めてもらうため

7月に入って、再度病院へ連れて行き、レントゲンを撮ってもらった

事故か人による故意かはわからないが、

やはり手術はした方がいいということになった

肩の中に残った骨が、折れた木の枝のように尖っており

肩が何かにあたる度に内側から皮膚を傷つけていることがわかったからだ

アキルは腕がないから、

肩を床につけてトイレもするしびょこびょこ歩いたりもする

手術すれば、歩き回るたびに肩から出血してキィキィいうこともなくなる

いつ膿んでもおかしくない状況なだけに、手術は早い方がいいということで

すぐに予定を入れてもらい、一週間後と決まった

当日、アキルにはOさんはもちろん、Sさんとかあちゃんが付き添った

手術のために、前夜から絶食させられているアキルはご機嫌斜め

これから自分の身に何が起きるか知るよしもない

骨のヒビがどうなっているのかは開いてみないとわからないという

12時から始まった手術は3時間半かかって終わった

心配症のOさんはその間うろうろうろうろ

手術着のまま現われた先生は小さな器をもっていた

中に入っていたのは、黒っぽい肩胛骨だった

予想以上にヒビがひどく、肩甲骨をも取り除いたとのことだった

傷口がふさがれば、もう歩き回っても痛い思いはしなくて済みますよ

という言葉にほっとした

もうすぐ麻酔から覚めるとのことで手術室に入ると

ピンクのぶ厚いタオルが敷いてある50センチ四方のケージに入ったアキルが

目を閉じたまま3本の足をかたかた震わせて横たわっていた

麻酔から覚めるときの症状で心配ないということだが

見ているだけでつらい

首から胸にかけて10センチにわたる傷が痛々しい

小さな体に23針

覚醒しかけてきたアキルは、

狭いケージの中で震えながら立ちあがろうとして何度も転ぶ

それでなくても右肩が完全になくなり、バランスが取れない

自分の身に何が起こったのか、全然わからないんだろう

その日はそのまま入院となり、翌日退院となった

仕事で動きのとれないOさんに代わって、Sさんと二人で迎えに行った

アキルは強かった

痛がりもせず、気丈に元気な顔を見せてくれた

抜糸は二週間後

アキルに負担を与えないよう、なるべくキャリーを揺らさず、

時間のかからないルートを選んでOさん宅へ送り届けたが、

その後、抜糸までは我が家で過ごすことになった

 

つづく

 

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思い出 3本足のアキルが我が家に来るまで

2010-10-16 00:00:31 | フェレット

昨日から、5本のフェレットを4本に改めました

さびしい限り(-_-;)

 

かあちゃんが、その頃書いていたブログに

初めてアキルが登場したのは

2006年6月27日

以下、原文

またしても、Oさん宅に一匹、メスのフェレットが保護された

警察にお迎えに行ったOさんは、そのフェレットを見て青くなった

右腕が根元からなかったのだ

肩からは骨がのぞいていた

(かろうじて、骨が皮膚におおわれた状態↑)

発見された時には、まだかさぶたがついていたという。

あまり人を怖がらない様子から、

虐待を受けたのではなく、事故か何かと思われた。

(そうでないと、こちらが辛すぎる(-_-;))

腕を失ってからあまり日がたってないので、まだ自覚がないらしい。

肩からのぞいている骨を必死に動かしている。

さぞかし、痛かったろうに…

病院に連れて行ったら、

傷口から菌が入る可能性があるので、

少し骨を削った方がいいだろうとのことだった。

できればもう痛い思いはさせたくないものだ。

それにしても、そんな大けがをして、よくも命を落とさなかったものだと

みんなで感心している。

この子は運が強い。

トイレのしつけもちゃんとされていて、噛み癖もなくとってもいい子だ。

しかし、警察署には何の届けも出ていないという。

なんでだ?

Oさんは、その子をアキルちゃんと名付けた。

警察からの預かり物なので、6カ月間、里親は募集できない。

Oさんは、アキルに合わせて、ハンモックを低く吊った。

いずれ手術が必要になるので、そのための費用も必要になる。

Oさん、思案投首。

 

Oさんのことは、別の機会に述べるけれど、

その頃、フェレットの保護活動に熱心で、私も応援していた。

Oさんは、ネットを通じて、アキルの手術費用を募金で集めようとした

賛同を得てお金は集まり、アキルは、無事、手術を受けられることになった

だが、Oさんは、そのあと、まずいことをしてしまった

募金をしてくれた人に約束していた経理報告を、とうとうしなかったのだ

その結果、

間に入ってくれたフェレット関係の人に多大な迷惑をかけ

募金をしてくれた人たちからの信用も失ってしまった

そんなことになっているとは全然知らず

能天気だったかあちゃんは、Sさんともども、

良くも悪くも、ずっとOさんに振り回されることになる

 

つづく

 

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