中小企業診断士 福田 徹 ブログ

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職業訓練のススメ

2008年10月26日 | 福田徹の生き方

 おはようございます。中小企業診断士の福田徹です。10月26日日曜日、今朝2時の東京・中野はくもり、気温は18℃です。昨晩は、3年くらい前に公共職業訓練で親しくさせて頂いた友人夫妻と特別限定のすきやき鍋を囲みました。


すきやきの話はまた今度するとして・・・


 前々職の退職後に受けた4ヶ月間の職業訓練は、ネットショップの運営もしくは開業をめざす人向けのものでした。若年者むけ(私は当時「概ね35歳以下」という基準内に入っていました)のものでしたので、私より若い方々が中心でした。
 講座タイトルが「ネットショップ実践科」とぼやけているためか、受講者はWEB制作の専門家、SE、デパートのバイヤー、美容部員、チーズのプロ、役員秘書、知財関係をやっていた方に加えて主婦のかたもいるなど、様々な特性をもった方々が集まりました。

 これだけ受講生がばらけると、講座内容もどうしても焦点が定まらなくなるものですが、まとまりのあるカリキュラムが良かったのか、全体として得るものが大きかったと思います。特にメインの講師2人は、経験豊富で人間的にも素晴らしい方々であり、良い勉強をさせていただきました。
 講座では、自分自身の分析から、財務・会計、ショップコンセプト、仕入、マーケティング、ショップ運営、WEB制作、SEO対策などとひととおりのことを学びました。同時に、各自のビジネスプランをまとめて発表したり、そのショップのWEBページを作成するという実践的な内容はよい勉強になったと思っています。

 私にとってさらに良かったのは、様々な職業を経てきた、幅広いう年齢層の人たちとの出会いです。30代後半という時期に、出身業界の感覚と中年男性の感覚をリセットし、職業や世代、性別の違いを超えたよい経験をさせてもらいました。
 受講を決めたときは、気軽に思いつきで申し込んだだけでしたが、今では、あの職業訓練を受けていなければ、きっと今の自分はいないとさえ思います。


 職業訓練というと、なんだか暗いイメージを持たれる方も多いと思います。私もそうでした。でも、実際は前向きな気持ちで受講される方々も多いのです。
 クラスでは、私も含め退職後間もないメンバーそれぞれの将来に対する不安な気持ちが、真剣さを生み、皆まじめに事業計画策定やWEB制作に取り組むことができました。今から考えても、訓練の効果は高かったと思います。

 実際、当時の仲間で連絡が取れる方々の何人かは、転職を果たし、キャリアアップを重ねています。私も、当時勉強を始めたばかりだった中小企業診断士になることができ、独立開業を果たしています。(そんなに立派なものではないですが・・。)


 職業訓練を受けるために退職をする、なんてことはないですが、退職は自分を見つめ直す機会です。前向きに考えるとひとつのチャンスとも言えるのです。このチャンスを活かそうと考えることができる人には、ひとつの選択肢として公共職業訓練をお勧めします。

 それとねもうひとつ。これは内緒だけど若年者向け職業訓練は(変な意味でなく)出会いの機会でもありますよ。たとえば、すきやきを囲んだ夫妻は、先生と受講生だし、他にも受講生同士で縁があった人達も複数います。

 


職業訓練に関してはこのサイトが詳しい:ハローワーク職業訓練~職業訓練校面接・試験~
公共職業訓練の検索サイト:求職者向け公共職業訓練コース情報

くわしくは管轄のハローワークに問い合わせてください。


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