安い税金と小さな政府を切望するふきあえずのブログ

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再生エネルギーについて。。。前回の日記と合わせてご覧ください

2021-04-18 01:35:26 | 政治
私がよく言うところの「投資」と「経費(コスト)」についての考え方は、経済学というよりも経営学に属するものです
政治家には本来、経営者的な資質も求められると思うのです。。。その理由は、国の財産を増やすこと、富を増やすことが経済成長だからです
尊敬する三橋貴明先生は、会計学と経済学の融合によって考えをまとめられた方ですが
私はどちらかというと、人間学と経営学から経済学を俯瞰する、という立場にいるような気がします
もちろん、人間学には哲学や宗教的な考え方が根底にあることは言うまでもありません

前回の日記は非常に分かりにくいものとなったため、具体例を挙げて説明したほうが分かりやすいかな?
と思いまして、私の過去の経験から、再生エネルギーについて述べてみたいと思います
私の過去の経験では、随分と環境に関する事業にたずさわってきました
その経験の中から、「バイオマス」事業について取り上げてみたいと思います
バイオマスについての説明はこちらです↓
http://www.riswme.co.jp/biomass/about/


実はこのバイオマスに関しては、経済産業省や農林水産省などにおいて、随分と補助金事業や助成事業が行われています
(行われていました、というのが正確でしょうか?)
もちろん、バイオマス補助事業は、地球温暖化対策、CO2削減という名目でおこなわれているのが普通です
しかしこのバイオマス事業、国から補助金や助成金がたくさん支出されているにもかかわらず、今一つ普及しないのです
その理由が分かれば、前回の日記の意味がよく理解できると思います

よく行われているのが、木質ペレットを使った農業用暖房への助成です
木質ペレットの説明はこちら↓
OGPイメージ

木質ペレットとは? | 一般社団法人日本木質ペレット協会

 木質ペレットは、乾燥した木材を細粉し、圧力をかけて直径6~8mm、長さ5~40mmの円筒形に圧縮成形した木質燃料で、主にストーブやボイラー...

一般社団法人日本木質ペレット協会

 

農業用ハウスの暖房などに使うため、ペレットボイラーなどが農林水産省の補助金の対象になったりします
また、林業や製材が盛んな地域の自治体などにおいては、市町村庁舎に木質バイオマス冷暖房機(空調機)などが導入されていたりします
こういうバイオマス機器も、今はまだまだですが、技術の進歩によって徐々に普及する。。。。と言われてはいます。。。が
私が見る限り、それはよほどのことがない限り、今後もあり得ないはずです

なぜなのか?。。。その理由は極めて単純明快です。。。「木質バイオマスのエネルギー効率が悪い」からです
最もカロリー数の高い木質ペレットでも、1kg(1L)当たりの発熱カロリー数は重油の半分以下(3分の1)しかありません
燃料価格が安ければそれでも普及するかもしれませんが、残念ながら、ペレットの製造コストは重油より高いというのが現実ですし
それに、安定供給が難しいという難点もあります
つまり、冷暖房や空調、木質バイオマス発電に国から補助金が出されたとしても、「ランニングコストが高いことはどうしようもない」のです
つまり、バイオマスによる設備を普及させようとすれば、余計なランニングコストの負担が増え、経済の足を引っ張るわけです
ここが、再生可能エネルギーとしての、バイオマスが普及しない最大の理由です
事情は太陽光でも同じです。。。しかも太陽光は蓄電ができず、安定電源にならない

民間経済に費用負担を強いるのは、これは「投資」ではなくて「経費(コスト)だということを知らなくてはなりません
余分なランニングコストがかかることは、経済においては、ほぼ税金と同じなのです
太陽光発電は、今は日本で活躍しているように見えますが、きちんと精査すればそうはなっていないことは明らかです
売電用の太陽光発電所は山間部に存在していることが多く、電力をあまり必要としない地域であることが多いのです
山間部の過疎地域に、高い電圧の太陽光発電所を設置しても、余分な電圧調整が必要となり、電力会社にとっては迷惑な存在です
しかも、太陽光発電は雨や曇りの日に電圧が安定せず変動するため、火力発電の負荷を減らす助けにはなりにくいという弱点があります
事実、太陽光発電は家計や事業所にとっても、余分な費用負担になっていることは事実です
しかも、安い太陽光パネルはほとんど中国産です(笑)

こういっては身もふたもないが、こんなものに血道を上げようとしているバイデンさんは、本当に馬鹿だな。。。と芯から思います
これを踏襲して、日本に広げようとしているどこかのセクシー小泉大臣も似たり寄ったりですし。。。
地球温暖化の原因がCO2だなんて、そもそも単なる学説の一つに過ぎなくて、それも眉唾物だし。。。
どうなっているのかと、嘆きたくもなります

私の言っていることは極端に聞こえるかもしれませんが
環境問題に深入りすると、経費(コスト)が嵩み、本当に必要な将来への投資ができなくなります
いい加減、賢くなれよと、政治家にもマスコミにも言いたいですね

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