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参政党の弱点。。。真の民主主義について考えてみた

2023-09-01 02:21:36 | 政治
参政党の代表、松田学さんが代表を辞任されるそうです。。。こちらの動画でその理由について述べておられます


私は別に参政党を批判したいわけでも、ディスりたいわけでもありません。。。そうではなくて、神谷宗平さんは立派な方なんだろうなと、本心から思っているわけです
ですが、よく動画のコメント欄においてお見かけするコメントとして。。。まあ、参政党ファンの方なら当然そう思うのでしょうけれども
「参政党以外に日本を救える政党はない」
という意見がありますが、私は、この意見に最初から否定的なんです
残念ながら、参政党に日本を救うことは。。。無理だろう。。。。と、私は思っています
それは、現実の力がないからでも、資金力がないからでもありません
なぜかと言いますと、参政党の理念そのものに、「民主主義に対する誤解がある」からに他ならない。。。と私は考えています

松田さんや神谷さんのお言葉を借りれば、参政党の参政とは、「みんなが政治に参加する」という意味だそうですが
まあ、それが民主主義の本質であり原点だと思っているのでしょう
でもね、彼らの解釈には誤りがあるんですよ。。。いや、正確には「足りないものがある」と言ってもいい
彼らね。。。松田さんや神谷さんの参政党理念には、民主主義政治と衆愚政治の違いが明確になっていないんです
単に「みんなが意見を出し合って政治参加する」というのは、これは間違いなく衆愚政治に向かう道です
現に、現実の運営方針のすれ違いによって神谷さんと松田さんは対立しましたが
結局、「どちらがより正しい道であるのか?」については、おそらく話は平行線のままになるでしょう
しかしながら、「より高次な判断は何であるのか?」をみんなで話し合って追求していくのが、実は民主主義なんですね
多数決で正邪や意見の高下が決まるんじゃないんです。。。より高次な判断を求めて、正しさを追及していくのが民主主義なんです
これが、民主主義と衆愚政治の違いなんですね

言い換えますとね
民主主義政治においては、採るべき政治判断は少数派である場合が往々にしてある
ということですね。。。多数決では正しさは決まらない。。。。「普遍的な正しさ」を追求する中にこそ、真の民主主義があるんです
ですからね。。。参政党の政治理念の中に、「普遍的な民主主義の理想を求めてみんなで議論をして政治を行う」というものがあれば
それは大賛成です。。。でも、多くの人は民主主義というと「多数決」だと思っている
民衆の多数決はよく判断を間違う。。。結果的に民衆のためにならない判断が多い。。。ということ。。。これを知るべきなんですね

まあ、一つ言っておきますとね
たとえば松田学さんは、MMT推進論者です
理論派の松田さんらしいですが、私はたとえどれほど理論が正しくとも、それを思うように展開していったときに日本がどうなっていくか?
それを深く考えていった場合。。。MMTを安易に推進することには、私は反対です
「お金をどんどん発行していけばみんな豊かになるからいいだろ」と思うかもしれませんが、そんな単純なものではない
素晴らしい国づくりは、まず「人づくり」からなんですね。。。
参政党を支援している人には、MMTをもっと推進したいと思っている人も多いはず
ですが私は、たとえどんなに理論が正しくとも、それによって日本人が良くならなければ意味がない、と思います
国づくりは、「国に頼る人をたくさんつくる」ことからは生まれないんですね
一人一人の「自主独立の気概」が、活気ある国をつくるのだと、私は信じて疑いません

参政党に足りないのは、民主主義に対する深い理解だということ
これを本日の結論にしたいと思います

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