安い税金と小さな政府を切望するふきあえずのブログ

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バイデンノミクスがアメリカの経済成長にはつながらないと断言できる理由を説明します

2021-04-17 22:58:24 | 政治
アメリカのバイデンおじいさんは、自分の国の経済にはあまり興味がないらしく、もっぱら自分に協力してくれた人にお金を配るのに忙しいようです
業界団体に補助金を出してやれば、みんなが納得するし、業界の人の懐があったかくなる。。。ぐらいに考えているようにも見えます
そのバイデン大統領が、大型経済対策として3兆ドルの政府予算を支出しようとしていますが
その政府予算の目玉になると思うのが、公共事業(らしきもの)としての、「グリーンニューディール政策」です

「グリーンニューディール」はもともと、民主党下院議員アレクサンドリア・オカシオ=コルテスさんが主に提唱するところの
環境政策とニューディール政策を合わせたような、特に社会主義的な教育を受けたアメリカの若者に人気のある政策です
オカシオ=コルテス氏は、前回の民主党大統領候補の一人であったバーニー・サンダース議員と同じく
現代貨幣理論(MMT)を軸として、政府支出の拡大をこの「グリーンニューディール政策」で行うことを提唱しています
この「グリーンニューディール政策」を、はっきり言えば、バイデンおじいさんが、パクって真似をしようというわけです

バイデン氏がこれを推進する理由についてはよくわかります
バイデン氏は、自分がアメリカ人に不信感を持たれ、大統領として認められていないことを良く知っていると思われます
その名誉回復策としてグリーンニューディールを推し進め、環境問題と経済政策を成功させようというのでしょう
また、バイデン氏を大統領に押し上げた支援者にも、左翼的なグリーンニューディールを求めている人たちが多いことも理由でしょう
しかしですね。。。私は断言してもいいが、このグリーンニューディール政策では、アメリカ経済を復活させることはできません
その理由があるのです
なぜなら、グリーンニューディールは、経済成長の原理・原則に反しているからなのです
お金を大量に刷って支出すれば、MMTの言う通り単純に経済成長する。。。というようなものではないのです

まず分かりやすいところから説明すると、こういうことです
グリーンニューディールは、再生エネルギーを100%にするためのインフラ整備を行うものです
もちろん、バイデン氏が再生エネルギーを100%にしようと考えているとは思えませんが
それでも、エネルギー比率を再生エネルギーに重点を置くように変えていくことは確かです
再生エネルギーとは、主に太陽光、風力、バイオマスなどです
化石燃料を否定し、石油や天然ガス、石炭などの火力発電をやめて再生エネルギーを使うとどうなるか?
それはね。。。。エネルギー効率が極端に落ちていくわけです
今現在のエネルギー効率で言えば 原子力 > 石油・天然ガス・石炭 >>>>再生エネルギー の順で落ちていきます
エネルギー効率が落ちるということは、それだけ発電にお金がかかり、「コストが増えていく」、ということなのです

日本でも、ここを理解していない方が多いのが残念ですが、「電力料金というのは、基本的に税金と同じ」なのです
日本でも、各家庭の電力料金の中に「再生エネルギー賦課金」という項目が追加されて、一軒あたり千数百円の負担が生じています
これですね。。。税金とまったく同じ。。。継続的な家計負担なのです。。。つまり、コスト(経費)なのです
グリーンニューディールは、政府支出を行うまではいいんですが、その結果、各企業や個人にエネルギーコスト(経費)を増やす結果になるのです
グリーンニューディールでは、石油や石炭掘削の事業主に太陽光パネルを作ってもらって。。。などとお気楽なことを言っていますが
そういう馬鹿なことを言うぐらいなら、宇宙人の発電技術でも研究した方が、よほど生産的です
水素核融合発電とかを目指すならグリーンニューディールも素晴らしいものになりましょうが、どうやらバイデン氏は原始帰りがお望みのようです

日本でも、ここ最近ガソリン価格が高騰していますが、その理由は「バイデン政権」にあります
トランプ大統領も発言していますが、バイデン政権のせいで、ここ数か月以内にアメリカはまた「エネルギー輸入国に逆戻り」です
アメリカはトランプ政権下で石油産出国になり、石炭の産出量も増え、結果、「エネルギー輸出国」になっていました
これがアメリカの貿易赤字を減らす効果があったことをバイデン氏は理解していらっしゃらないらしいですね
アメリカが石油産油を減らしたために、石油価格の競争が減り、原油価格が高騰している。。。というのが正確な見方でしょう
エネルギー価格の高騰は国の命運を左右するのですが、日本の政権は暢気なものです

MMTの基本的な原則は 「政府収支 + 国内民間収支 + 貿易収支 =0」 の恒等式です
アメリカがエネルギー輸入国に逆戻りすれば貿易赤字が増え、民間収支もマイナスになります
つまり、エネルギー輸入を増やすことは、経済成長を大幅に阻害することになるのです(笑)
まさにバイデンおじいさんは貧乏神そのものですね(笑)習近平氏は、きっと高笑いがとまらないことでしょう

バイデン大統領がグリーンニューディールを標榜する限り、単純にニューディールによって経済成長するなんて思わない方がいいですね
要するに、経済成長には「生きたお金の使い方」を理解した指導者が必要なのだということです
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オバマノミクスとは何だったのか?

2021-04-17 10:48:31 | 政治
今日はオバマノミクスについて触れたいと思うのですが、でもそれは今の経済と無関係な話ではありません
アメリカのバイデン新政権は、基本的に第三次オバマ政権と言われるほど、オバマ時代の閣僚が政権に入っているといわれています
その理由は、バイデン新大統領が、まあはっきり言えばコネで人事を動かす人であり、選挙の論功行賞で人事を選んでいるからです
トランプを引きずり下ろすために一役買った人たちの意向を組み入れているので、トランプとは真逆の政策を良しとする人たちが
政権中枢に入っているわけです

バイデン政権のやりたいこと、それは基本的にオバマとほぼ同じだと見てよく、オバマケアの復活と環境問題に積極的に取り組む政権
ということでしょう
はっきり言ってしまえば、「自分の当選に協力してくれた団体の利益のために国家予算を振り向ける補助金行政」ということです
さっそく3兆ドル(日本円にして320兆円規模、日本の経済規模に換算して比較すると、日本の国家予算に少し足りないぐらい)を
経済対策として予算編成しようとしていますし、もとより国会の民主党議員は大きな政府が理想ですので、その方向で動いています
インフラ整備には全体の5%(笑)あとは業界団体への補助金とか、生活保護に関する給付金等の類が占めているわけです

三橋貴明先生の動画を拝見していると、アメリカもまた過去ずっと経済成長していて、日本だけがゼロ成長、ということをしきりに言っています
「バイデン政権(でさえ)3兆ドル規模の支出をしようとしている」、と述べています
これに対して、トランポノミクスの著者であるラッファー氏とムーア氏はこのように言っています
「もし、借金が経済成長のために使われるならば、将来の世代にとっては、借金は有益なものとなる」
トランプ氏も、「私は借金王だ」と公言しているように、借金が成長のために使われることを肯定しているのです

私がお二人(ラッファーとムーア)の言葉を要約するなら、こういうことです
オバマの使った政府予算は、ほとんどが「死に金」だった、ということなんです
オバマは任期中に10兆ドル(日本のGDPの約2倍)以上、国家の財政赤字を膨らせましたが、平均的なアメリカ人の平均所得はむしろ減っています
確かに、三橋貴明先生の言われる通り、政府の財政赤字は所得移転で民間の黒字になるため、GDPはわずかに成長しています
それでも、失業率はむしろかなり高い状態でした。。。最悪だったんです
これをどう説明するのか?ということなんです

まあ、私がいつも言っている言葉で言いましょうかね
オバマが使ったお金は経費(コスト)であって、国家財産が増えるような「投資」になっていなかった。。。ということなんですよ
ちょっと前の日記でも書きましたが
オバマ政権では、テレビCMでこんなことをさかんに宣伝してたんです
「オバマケアによって、政府の生活補助をもらうことは恥でも何でもありません、あなたも申請しましょう」
これを見たら、たいてい想像がつくと思いますが、働かなくてもお金がもらえ、フードチケットでご飯が食べられるわけです
失業率の高さと平均所得の低さは、この生活保護世帯が増えてしまったことに起因するわけです(笑)
これをね。。。またバイデンはやろうとしているんですよ。。。。オバマケアの第二弾です

日本でMMTを使って補助金や給付金を配りまくり、ベーシックインカムを導入しようとしている人は良く考えたほうがいいですね
そのお金、多くの人の精神を貧しくするんじゃありませんか?
トランポノミクスの名言です「フリーランチ(ただ飯)などない」これが政治家の心得であるべきですね
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