花といえば桜・・これは俳句などの世界での約束ごとですが・・
一般でも花見といえば観桜の事で、花曇り、花筏、花冷え、花筵などの・・
表現にもみられるように、昔から私たちの思い深いものがあります。
サクラの一生は、10日その短い命を、チラホラ、一分咲き、二分咲き、三分咲き・・
満開と、そして花吹雪、葉桜と細かく刻み、一瞬一瞬に愛情を感じさせてくれる。
その開花具合の変化はまた深まり往く春の投影でもあろうか・・・
人の目に映る咲き方も異なり、人々は花の六割が咲けば満開と感じ・・
満開時には一割以上の花が散っているとか・・・
咲いたといって喜び・・散ったといっては悲しむ・・
私たちの花に対するこだわりは、他国の人には考えられないことかもしれない・・
しばらくは 花の上なる 月夜かな 芭蕉・・・
川面に映える夜桜・・・