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深井少佐の甥ブログ(とっても気まぐれ)

横須賀から海兵士官として神風特攻した深井良に思いを馳せながら、凡庸な甥の日常を切り取ったブログ、ものぐさゆえに画像多し。

映画の邦題に一言 The movie titles turns funny in Japanese 

2016-02-24 18:42:43 | 映画
夫婦の休みが重なり映画を観てきました。「オデッセイ」、原題はThe Martian、「マーシャン-火星人」です。絶望的な逆境でも諦めない、創意工夫が大事、仲間を見捨てないというテーマ、デビッドボウイのスターマンが流れた時は意味不明な涙が出そうになり大満足の映画でした。そこでなぜ「オデッセイ」なのか。冒険の長旅というイメージと全く合致しません。火星を初めて植民地化した初代火星人総督というような意味あいのユーモアでせっかく「火星人」とした面白さが台無しです。古くは「バードシット」”BREWSTER McCLOUD”、「YOU」”GETTING STRAIGHT”、「愛と青春の旅立ち」”An Officer and a Gentleman”などのころから、無茶苦茶な邦題で原題が軽んじられる事には憤り感じてきました。題名は作品の一部です。勝手な解釈は困りますね。国際線乗務員時代、日本人のお客様に「アナと雪の女王」が見たいんだけど、何百とあるプログラムから探せないと言われ、「ANNA」とか「SNOW」、「QUEEN」でタイトル検索してもまるで出てこず、他の乗務員にも協力してもらっても結局探し出す事ができませんでした。後日、「アナと雪の女王」のタイトルは”FROZEN”と判明。出てくる訳ありません。せめて「フローズン‐アナと雪の女王」だったらタイトルをつけた人への敬意が感じられます。ここ数年ポスターや新聞の広告にも原題は出ていません。映画配給会社の方々、邦題は良く考えてつけて、原題も必ず併記して頂きたい。本当の題名を知らなければ、外国の方と映画の話もできません。それにしても良い映画でした。4Dバージョンもありましたが、そちらを観ていたら夫婦共々ぐったりしていたことでしょう。
Just saw the movie "The Martian". I really liked the movie. It tells how important not to give up in an adverse situation is. It also shows the bond of fellowship. When I heard "The star man" by David Bowie I almost cried for the reason I cannot tell. The Japanese movie distribution company re-titled this movie as "Odyssey" This title doesn't match the movie. There were so many similar examples in the past. Naming strange title has no respect to the art work. The title is a part of whole work.

「おくりびと」 'Okuribito'

2008-09-16 18:44:47 | 映画

敬老の日の15日にららぽーと横浜に妻と映画を観にいきました。「おくりびと」という納棺師という職業を扱ったものです。

内容をあまり書くとこれからご覧の方に迷惑になりますが、ひとはどれほど他人を誤解して生きていくのだろうとつくづく考えさせられました。長年、父を恨んできた主人公が本当の父の気持ちを知って涙を落とすシーンでは、すでに手遅れでしたが主人公に対して心の中で「良かったね。良かったね」と語りかけていました。父が握っていたのものを見なければ、彼は一生父を誤解したままだったのです。

私達は親、配偶者、子供、友人の本当の姿、本当の気持ちの50%も実は分かっていないのかもしれません。同様に自分も他人からは実像とは違うかもしれないいろいろなイメージを持って見られているという事です。先入観や感情でひとを判断すると間違う事が多いだろうなと思いました。

あと面白いと思ったのは、火葬しない国の人が遺体をきれいにするのは当たり前でしょうが、火葬までのほんの短い間のために遺体を儀式の様に入念に清め、生前の面影を再現するように化粧する事は、死んでなおそのひとをいとおしむ優しい風習だと思いました。こういう職業があることも初めて知りました。機会がありましたら御覧になる事をお勧めします。

Movie'Okuribito'

I watched a movie titled 'Okuribito'-meaning human remains dresser on 15th with my wife. I can't write much about the movie for future viewers but I had to think that we had to keep on living misunderstanding others like parents,spouse,children and friends. I was much impressed when the young man found the token of love out of his deceased father's clenched fists although it was too late for both of them to understand each other. If he didn't see this, he kept on hating his father forever.

Thus, we may be easily misunderstand others especially when we judge people by prejudice, anger or hatred. Others may misunderstand myself likewise. I thought I cannot to be too careful to see people fairly.

Another thing attracted me was how Japanese people respect dead bodies. For Japanese dead bodies are not just material but are still person without life. Okuribito/Noukansi-human remains dresser cleans, dress and make-up face and hairdo on the dead for his/her family even though the body will be cremated in a short time. It is almost like a religious rite and is a very affectionate custom I admire.