アラ卒寿のメモ帳

国民に役立つ、行政を改革するマイナンバー制度を考える。
今年は令和6年 平成36年 昭和99年 明治157年  

終のすみか「サ高住」に介護保険の影をみる(3)

2018-08-28 01:40:55 | 高齢者住宅
7年住んでる「サ高住」に関する投書は、こうも書いておられる。”介護の不要な高齢者だけを受け入れるサ高住だと今より年間100万円ほど費用が高くなりますし、介護が必要な状態になれば追い出されます。‥‥”

当初は健常者の高齢者だけだったのに、だんだん要介護者が家主都合で増えてくる詐欺まがいの行為は、この頃はどこででも見られることで、高齢化社会化が進むなかではしょうがないことかもしれません。ここで、健常者には毎年返戻金があれば納得するのかというとそうでもなく、話しが通じる健常者が減らなければ良いだけではないか思う。

毎月の利用料が高いサービス付き有料老人ホームですら、入居広告で、要介護者もOKですと平然と書いていて、既存入居者に断りなしである。

筆者が、急性期治療で2か月、回復期リハビリテーションで5か月入院した二つの病院においても、入れ替わりが激しいが、うまく交通整理しているらしく、どちらも約半数が認知症と思われる患者であった。

安定収入のもとになるのは、老人ホームは介護保険であり、病院は健康保険(75歳以上は後期高齢制度)である。

認知症のかたは個人差が大きく、筆者の入院中にみた方は、おとなしい人が殆どであったので、期間もあることだし、殆ど問題がなかった。サ高住の場合はずっと住み続けなければならないだけに、お気の毒である。制度を生んだ国土交通省は、責任をもって、投書のご意見に耳をかたむけ、これからはいるひとには、都合の悪いことを隠さず、これまでの人には転居の助成金など対策をとって、制度を育てて欲しいものだ。


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