E.L.カニグズバーグ作 小島希里訳 『なぞの娘キャロライン』 ←アマゾンへリンク
岩波少年文庫におさめられているが、いまは絶版。
カニグズバーグといえば、ローティーンの少女にぴったり、というイメージで、
だから岩波少年文庫なんだろう、と思っていたのだが、
この本はもっと大人になってから読んだ方が面白いと思う。
というような理由もあって、絶版なのだろうか?
家族という構造のなかでおこる病気のようなもの。
当事者には分かりにくい、そのようなことを、この本はうまく描いていると思う。
誰よりも愛して誰よりも反発する、つまり気になって気になって仕方がない。
そして、それを他者に隠したい。
客観的に家族に起こっていることを眺めることがとても困難なこと。
静かな筆致でなんと確かに切り取ってくるのだろう?
そして、その閉じられた家族の中にポーンと飛び込んでくる者が、
一体どのように家族に影響を与えたのか?
ネタバレを良しとしないのでここには書かない。
気になったら、ぜひ読んでみてください。
ただわたしがいえること、
わたしはとても感動した。
岩波少年文庫におさめられているが、いまは絶版。
カニグズバーグといえば、ローティーンの少女にぴったり、というイメージで、
だから岩波少年文庫なんだろう、と思っていたのだが、
この本はもっと大人になってから読んだ方が面白いと思う。
というような理由もあって、絶版なのだろうか?
家族という構造のなかでおこる病気のようなもの。
当事者には分かりにくい、そのようなことを、この本はうまく描いていると思う。
誰よりも愛して誰よりも反発する、つまり気になって気になって仕方がない。
そして、それを他者に隠したい。
客観的に家族に起こっていることを眺めることがとても困難なこと。
静かな筆致でなんと確かに切り取ってくるのだろう?
そして、その閉じられた家族の中にポーンと飛び込んでくる者が、
一体どのように家族に影響を与えたのか?
ネタバレを良しとしないのでここには書かない。
気になったら、ぜひ読んでみてください。
ただわたしがいえること、
わたしはとても感動した。
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