
2012年春号の 毛糸だまNo.153 に載っていたシェットランドレースを見て、どうしても編んでみたくなったんである。
それから3年以上も経ってからやっと取り掛かったのは去年の初夏。
棒針のレースというのはそれまで編んだことがなかったので、編んでみるとこれがなかなか難しかった。
シェットランドレースはどうやらガーター編みが基本で、偶数段を編むときはけっこう気楽に息抜きができるはずなのだが、
いきなり編んだこの柄は偶数段に3目一度が入り、しょっちゅうわけが分からなくなってしまったからである。
100段くらい編んでやっと分かってきた、という体たらく。
分かってきたら棒針レースはなかなか面白い。 これはほかの柄とか三角ショールとかも編んでみたい。
編み目アップ:

糸は、何かと使う金の羊の ラムウール双糸2/14。 8号針で編んだ。
全体図:

シェットランドレースはブロッキングという仕上げが必需である。
編み上がった状態はくちゃくちゃで手で広げないとレースに見えず、なんだかねぇ、という感じなんである。
ブロッキングしてはじめてきれいなレースになる、らしい。
とっくに秋には編み上がって、ブロッキングはどうしたもんだか、とずっと寝かしておいたが、
暖かくなるまえには仕上げなくっちゃ、と重い腰を上げ、
嶋田俊之『シェットランド・レース』 を参考にして、見よう見まねでブロッキングしてみた。
といっても、コルクボードとピンを買い集める気にならず、
ちょうど柵があったので、水通ししたあとのショールを糸で留めてみた。

為せば成る。 エッジもぴんとして、それらしくなった。
ブロッキングするまえのくちゃくちゃの状態の写真は撮るのを忘れてしまったよ。
使った感想もアップしたいところだが、
このショールはわたしの首に一度も巻かれずに手芸好きのおばさんに送られてしまった。
さっき、届いたよ、と電話が来たよ。
ラベリーにアップしました。 → ★
この柄、シェットランドレースではよく出てきていますが、目の数の少ない柄なのでとても編みやすいと思います。良くエジングで編みつけたりします。その割にピン打ちするとよく伸びて綺麗になるので好きです。
私は両側から編むのでガーターじゃなくても効率は良いのですが、右で編む方はシェットランドレースの編み方はとても効率的になってますよね。
鈴蘭模様も大好きです。
初めてレースを編みましたが、楽しかったです!
昨年末に出た志田ひとみさんの本を買ったところです。
どこから手を付けたらいいかこまねいています。
そのまえに嶋田俊之さんのシェットランドレースの本からどれか編んでみようかな、と思っています。