入門者向けにえらばれた絶句20題の新しいテキストは、春にも出来上がりそうなお話でしたが、まだ出来上がりそうもない。
そこで、昨年頂いたそのリストをもとに、それぞれ会員さんの持っているテキスト類と照らし合わせて、足りない詩の副読本とテキストのコピーを作成し、会員さんにお渡ししました。
その吟詠集をもとに、順番に20題を習い終えることにしました。
このうち、A-11からA-17までは、すでにお稽古が済んでいます。
そして、今日お稽古は、「舟中子規を聞く」のおさらいです。
加えて、今日お稽古のあと、デイケアで、発表する「舟由良港に至る」が、都合で独吟から3人の合吟に変更になったため、そのおさらいも予定外でしたが、入りました。
秋の昇段試験を見送る決定をしたため、律詩の取り組みをゆるくできるし、8月に入会した新人さんにもゆるりと時間が使えることになりました。
夢組は、Aその2のテキストからスタートしましたので、次回からはリストの番号1に戻って、Aその1のテキストにある吟の練習になります。
さて、この20題が終わるのは、何時のことでしょう。
丸3年となった松風は、月に2回の練習で、20題の漢詩を練習しました。
A2のテキストの順番通りに習ったものと、律詩を数題、そのほか、特別に取り上げた絶句数題の合計です。
本当はこの20題をもう一度今の習熟度で、習いなおしたいと思っています。
東京芦孝会では、他教室へどんどん出ていくことができます。それぞれの教室でそれぞれの漢詩を習っていますから、すでに習っている漢詩に出会うことがあります。
そんな時、思ったより覚えているなぁとか、こんなところに躓くなぁなどと思い返すことができます。そして、ワンランクアップの吟詠を目指すことができます。
つまりらせんを描いて上達することの一面を実感することができるのです。
夢組は、他の教室へ行くことはあまりなく、何かの特別な会があるときに交流をするくらいで、教室を出て、吟詠をすることがありません。
すでに習った吟を新しい気持ちで、再開する機会がなく、淡々と習い続け、実はらせんを描いているのだけれど、一本筋の坂道をただまっすぐに進んでいると思いっているはずです。
このらせんの出会いを、意図して作るかどうか。。。
漢詩の数を増やしたいという思いと、もっと、習熟したいという思いとに揺れ動く。
いずれにしても、そのどちらかが、終わるそのころには、新しいテキストは出来上がってきていることでしょう。
あ、そうか、新人さんに向けて、Aその2の詩を稽古する時間をとれば、先輩会員さんへの、新鮮な出会いを演出できるのだねぇ。
さて、時間配分は。
新人さんと先輩さんの顔を思い浮かべながら、こんなことを考えるのは、楽しいなぁ。
さて、お稽古のあとは、電車で3つほど先の駅に行き、施設からの車で、現地到着。
お元気そうな様子を垣間見ながら、三時のおやつが終わるのを待って、今日のイベント開始。
いつもの、手慣れた司会で、メンバー紹介から始まりました。
「舟由良港に至る」の合吟の後、吟詠指導です。
今日の、由良港の出だしをなさった会員さんは、とても良い吟をなさいました。
いつもよりも声が前に出ていて、準備万端だったようです。
今日の方たちは、お元気な方が多く、また、耳の遠い方もいらっしゃいましたが、聞こえない時は、耳に手を当てて聞こえなかったというジェスチャーを自然にしておられて、心豊かに悪びれないで、日々を過ごされているのを感じました。
そして、事細かにメモを取って、まっすぐに情報を受け止めてくださっています。
出番のない時、松風の会員さんは、客席に立ち混じってくださって、みなさんの感想を吸い上げてくださいました。
家では、歌を歌うと主人に叱られるので、今日は大な声で歌えて、うれしかったとの感想を伝えてくれました。
いつものように、体操から始まり、一節ずつの吟詠をします。
今日の方たちの半数は、まず、聞いてくださって、それから、唱和という通常のお稽古が、形作られました。
職員さんのサメ[トが十分にあると、「今は黙って聞きましょう」の指令が行き届きます。
詠いたくて仕方ない人も、頑張って、口を閉じて聞いていました。
ご指導をなさる方からは、このお行儀の良さは、守りたいのでしょう。
歌いたいときは、かまわず一緒にどうぞというのは、デイの利用者さんにとっては、自由でよいことと思うのです。
次回の課題として、「寒梅の」独吟の時も、れんしゅうにひき続いて、一緒に声を出したい人たちがいました。
一緒にどうぞ、お行儀よく聞いていなくて良いのですよという、私の思いは、デイの職員さんには、どのように受け止められたのでしょう。
私は、利用者さんの笑顔と満足を引き出せたらよいと思っています。
このあたりの、考え方について、忌憚のない意見を聞けるようになるのには、あと何回くらい通って、職員さんとのコミュニケーションを取ったらいいのかな?
そこで、昨年頂いたそのリストをもとに、それぞれ会員さんの持っているテキスト類と照らし合わせて、足りない詩の副読本とテキストのコピーを作成し、会員さんにお渡ししました。
その吟詠集をもとに、順番に20題を習い終えることにしました。
このうち、A-11からA-17までは、すでにお稽古が済んでいます。
そして、今日お稽古は、「舟中子規を聞く」のおさらいです。
加えて、今日お稽古のあと、デイケアで、発表する「舟由良港に至る」が、都合で独吟から3人の合吟に変更になったため、そのおさらいも予定外でしたが、入りました。
秋の昇段試験を見送る決定をしたため、律詩の取り組みをゆるくできるし、8月に入会した新人さんにもゆるりと時間が使えることになりました。
夢組は、Aその2のテキストからスタートしましたので、次回からはリストの番号1に戻って、Aその1のテキストにある吟の練習になります。
さて、この20題が終わるのは、何時のことでしょう。
丸3年となった松風は、月に2回の練習で、20題の漢詩を練習しました。
A2のテキストの順番通りに習ったものと、律詩を数題、そのほか、特別に取り上げた絶句数題の合計です。
本当はこの20題をもう一度今の習熟度で、習いなおしたいと思っています。
東京芦孝会では、他教室へどんどん出ていくことができます。それぞれの教室でそれぞれの漢詩を習っていますから、すでに習っている漢詩に出会うことがあります。
そんな時、思ったより覚えているなぁとか、こんなところに躓くなぁなどと思い返すことができます。そして、ワンランクアップの吟詠を目指すことができます。
つまりらせんを描いて上達することの一面を実感することができるのです。
夢組は、他の教室へ行くことはあまりなく、何かの特別な会があるときに交流をするくらいで、教室を出て、吟詠をすることがありません。
すでに習った吟を新しい気持ちで、再開する機会がなく、淡々と習い続け、実はらせんを描いているのだけれど、一本筋の坂道をただまっすぐに進んでいると思いっているはずです。
このらせんの出会いを、意図して作るかどうか。。。
漢詩の数を増やしたいという思いと、もっと、習熟したいという思いとに揺れ動く。
いずれにしても、そのどちらかが、終わるそのころには、新しいテキストは出来上がってきていることでしょう。
あ、そうか、新人さんに向けて、Aその2の詩を稽古する時間をとれば、先輩会員さんへの、新鮮な出会いを演出できるのだねぇ。
さて、時間配分は。
新人さんと先輩さんの顔を思い浮かべながら、こんなことを考えるのは、楽しいなぁ。
さて、お稽古のあとは、電車で3つほど先の駅に行き、施設からの車で、現地到着。
お元気そうな様子を垣間見ながら、三時のおやつが終わるのを待って、今日のイベント開始。
いつもの、手慣れた司会で、メンバー紹介から始まりました。
「舟由良港に至る」の合吟の後、吟詠指導です。
今日の、由良港の出だしをなさった会員さんは、とても良い吟をなさいました。
いつもよりも声が前に出ていて、準備万端だったようです。
今日の方たちは、お元気な方が多く、また、耳の遠い方もいらっしゃいましたが、聞こえない時は、耳に手を当てて聞こえなかったというジェスチャーを自然にしておられて、心豊かに悪びれないで、日々を過ごされているのを感じました。
そして、事細かにメモを取って、まっすぐに情報を受け止めてくださっています。
出番のない時、松風の会員さんは、客席に立ち混じってくださって、みなさんの感想を吸い上げてくださいました。
家では、歌を歌うと主人に叱られるので、今日は大な声で歌えて、うれしかったとの感想を伝えてくれました。
いつものように、体操から始まり、一節ずつの吟詠をします。
今日の方たちの半数は、まず、聞いてくださって、それから、唱和という通常のお稽古が、形作られました。
職員さんのサメ[トが十分にあると、「今は黙って聞きましょう」の指令が行き届きます。
詠いたくて仕方ない人も、頑張って、口を閉じて聞いていました。
ご指導をなさる方からは、このお行儀の良さは、守りたいのでしょう。
歌いたいときは、かまわず一緒にどうぞというのは、デイの利用者さんにとっては、自由でよいことと思うのです。
次回の課題として、「寒梅の」独吟の時も、れんしゅうにひき続いて、一緒に声を出したい人たちがいました。
一緒にどうぞ、お行儀よく聞いていなくて良いのですよという、私の思いは、デイの職員さんには、どのように受け止められたのでしょう。
私は、利用者さんの笑顔と満足を引き出せたらよいと思っています。
このあたりの、考え方について、忌憚のない意見を聞けるようになるのには、あと何回くらい通って、職員さんとのコミュニケーションを取ったらいいのかな?