風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

サプライズ その2

2004年06月07日 | チンゲル亭過去日記

まず、お茶が出て、お菓子や自分で作るサンドイッチを食べはじめます。少しおなかに収まったころに、ご主人がお酒を注いでみなに手渡します。
そして、イチカさんの感謝の言葉の短いスピーチのあと乾杯。
そしてまた、にぎやかなおしゃべりが始まります。
モンゴル語と英語と日本語が飛び交って、ますますにぎやかに盛り上がりました。

彼女の人柄が、全員をすっかり楽しい気分にさせて最高潮に達しました。
それが、家に到着してちょうど2時間。

そろそろ3人の引き際です。日本だったら、「それでは、そろそろ、、、」なんていい出せない雰囲気です。
何度か、ホームパーティーを経験して、モンゴルでは、それでいいらしいのです。

そうすると、また、杯にワインが注がれオルティンドーの所望がありました。
そうか、わすれてた!このことを予想して練習して置けばよかった。
このところ、先生の不在でお稽古が無いものだから、すっかり怠けていたのです。
練習不足なのでと言い訳をしながら、ツォンボンと言う曲を歌いました。
モンゴルは、馬にちなんだ歌がほとんどです。
僕の馬はこんなにすばらしい。そして、2番は僕の恋人はこんなに素敵なんだと言う意味の歌です。

とてもャsュラーな歌です。
その意味を日本人のために説明しました。オルティンドー(長唄)をはじめモンゴルの歌は特に思いを込めて歌うことが大事なので、この歌を歌うときは、私は馬は持っていないので、私の友達はほんとにすばらしい、そして、私の夫も素敵なのよ(笑)と言う思いを込めて、うたわせていただいています。と日本ではとてもいえない内容の言葉を添えて、歌いました。

すると、2番が始まったら、お兄さん、イチカ夫妻が誰からとも無くさりげなく一緒に歌ってくれたのです。
モンゴルでは、オルティンドーを歌う人が少なくなってきたと言うことですが、馬頭琴を弾くというお兄さんはわかるとしても、ロシアに留学中に知り合って結婚したと言うモダンなお二人まで、歌えるとは思いませんでした。
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